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【日本/埼玉県/秩父/横瀬町/地域おこし協力隊】【7月】【要注意】命の危機!ブルーベリー事件から自分事で地域医療を考える

みなさん、こんにちは。
横瀬町地域おこし協力隊
ウェルビーイング担当のやすこです。

先日、コロナになった記事を書き
発信させて頂きました。

現在、noteの検索「地域おこし協力隊」で
約10,000件の人気記事で1位になっています。

2024年7月3日10:50時点

多くの方に記事を読んで頂き感謝しています。
ありがとうございます。

今回、コロナは順調に回復できたのですが、
その直後に、ある症状がでて緊急に医療機関にかかる出来事がありました。

その時に感じたことを発信したいと思います。

1.現在、日本が抱える地域医療について

地域医療は、社会の高齢化や労働人口減少などによる医療需要(医療ニーズ)の変化に対応するため、各地域に適した医療体制を作ろうとする取り組みです。地域医療の現状と役割については以下のとおりです。

【地域医療の現状】
地域医療構想の現状: 地域医療構想は、地域ごとに異なる事情を考慮し、適切な医療を効率良く提供する体制を作るための取り組みです。団塊の世代が75歳以上になる2025年を見据えた政策として進められてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、地域医療構想の進捗は遅れています
医師不足: 日本の人口1,000人あたりの医師数は2.4人で、OECD平均の3.5人よりも少ないです。特に産科と小児外科では医師数が少ないことが問題となっています

地域医療の役割】
医療機関の役割分担と連携: 地域医療構想では、各地域の人口推計を基に必要な医療機能や病床数を推定し、各医療機関の分担(機能分化)や医療機関同士の連携を促します
地域住民の健康維持: 地域医療は、そこで生活する地域住民のための生活支援活動であり、地域医療の主人公は地域住民です。

地域医療の課題と取り組み】
医学部の定員数の増加: 慢性的な医師不足の解消を目指し、医学部の暫定的な定員増が決定されました

医療ITシステムの導入: 医療業界のIT化も急務となっていて、病院や自治体で取り組みが進んでいます

以上が地域医療の現状と役割についての概要です。地域医療は、地域の特性やニーズに応じた医療サービスの提供を目指しており、その実現に向けた取り組みが進められています。しかし、医師不足や医療格差などの課題も存在しており、これらの問題を解決するためのさまざまな施策が必要とされています。これらの課題を解決することで、より良い地域医療の提供が可能となります

参考は文中のURLからアクセスできます

2.横瀬町町民の地域医療に対する認識と意見

私の活動は
横瀬町の方にインタビューをさせて頂き
その中で、現在横瀬町でどのような地域課題を抱えているのかを調査・分析しています。

私の活動循環

地域医療の課題は
この横瀬町及び秩父地域でも
住民の大きな不安要素の課題だと
認識はしていました。

具体的に以下の内容が地域住民が抱える課題としてご意見をいただいています。

【現在の状況】

●医療機関が少ない
●医師・看護師不足

【現在の状況(事実として起きていること)】

●横瀬町には充実した医療施設が少なく夜間対応をしていない施設が多い

●産婦人科が横瀬町にはないので家族が故郷出産をすることができない

●特に高齢者が気軽に行けるような病院がない

●夜間の救急医療を2箇所の病院で回さないといけない

【住民の認識(本人の解釈)】

●夜間対応(緊急)をしている病院も近場でないため、家族が何かあった時に心配

●気軽に呼べるようなタクシーなどもないため、その時(緊急で何かあったとき)の対応が不安

●自分自身も高齢者の年齢になってきて、自分が病気など体調不良で何かあった時に病院をたらいまわしになるのではないかと心配している

●今後、少子高齢化時代を迎えるにあたり、医療機関の課題は横瀬町だけでなく秩父地域(一市四町)で対応を考えていく必要がある

●政策で公共事業(市立病院)は将来負担になるとか、子どもたちにつけが回るという意見もあるが、共通資本として、市立病院の改修ではなく新設が必要だと考えている。(現在、秩父地域の病院を改修か新設かの選択が迫られている)

【なりゆきの未来(町として対策しなければ今後どうなるか)】

●秩父地域の住民が安心・安全に住むことが困難な状況

【理想的な未来】(自由に未来を描いたら……)

●町民にとって、充実した医療環境により、子どもから高齢者まで安心・安全に住める町を目指すこと

●救急外来に特化した病院の新設

●市立病院の新設

このようなご意見がありました。
地域医療の課題・問題は横瀬町だけでなく
秩父地域全体で解決していくべき課題なのだと
この時は調査結果として受け止めていました。

そう、あの事件が起こるまでは……

3.私、死ぬかもしれない(読むの要注意)

コロナにかかり
高熱が出ても
町民の方に迷惑をかけないよう
日常生活を送っていました。
順調に回復し
自宅療養期間もあけたころ

なんと
「黒い便」がでたのです。

最初は、コロナで宿便など
デトックスされたんだ~と
のんきに考え
Webで「黒い便」で検索したら

真っ黒な便つまり黒色便は別名タール便とは言われ、コールタール(知らない世代の方も多いとは思いますが…)のように真っ黒なためこう名づけられました。黒い便が出る主な症状は以下の通りです

胃や十二指腸からの出血:胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどが原因で黒い便が出ることがあります。これらの病気では、胃酸によって粘膜が深く傷つき、出血が起こります。出血した血の中に存在するヘモグロビンというたんぱく質が胃酸で酸化されると黒く変色します。

食道静脈瘤の破裂:食道静脈瘤が破裂すると大量出血を引き起こし、これが黒い便の原因となります。この状態は非常に危険で、緊急の医療対応が必要です。

参考は文中のURLからアクセスできます

検索結果から
「ヤバい便(うんこ)」なのだと分かりました。すぐ横瀬町の頼りになる医療会の美魔女である薬剤師のHさんにも症状についてLINEメッセージを送ると

危険です⚠
早急にまずは血液検査を‼️
貧血があれば胃カメラですね‼️
今日はヨコゼ診療所に院長先生(秩父病院)が担当しています。午後外来に行って‼️とメッセージが送られてきました!(迅速に感謝)

【ヨコゼ診療所】

午後の外来時間になり
まずは電話で状況を話しました。
びっくりするくらい冷静でした。
「黒い便」「黒い便」
と連続で言っている
自分の羞恥心を感じる心の余裕がありました。

その日は、大雨で、車のない私は
カッパを着て
ヨコゼ診療所に向かいました。

ありがたいことに
家の近くにあったので
病み上がりでも
迷わずいくことができました。

その日は秩父病院の院長先生がご担当ということで、すぐに自分の状況・症状について説明をしました。 黒い便の写真も見せると先生の顔つきが変わりました。

すぐ「採血」となり
2時間後の結果待ちで一旦自宅に帰りました。

【私、死ぬんだろうかと自分に向き合う】

一日一生
いつ命がなくなっても後悔しない人生をおくる
といつも発信していたら

まさか、まさか、死ぬかもしれない
現実に向き合うなんて……

コロナで高熱が出て
無事乗り越えて

今度は
「黒い便」だなんて……

と考えつつも
すごく前向きな自分がいました。この状況を少し笑えるとすら感じてしまったのです。

「私は大丈夫。まだ、生きて、やりたいことがたくさんあるから。だからきっと、私は死なない」と漠然と思いました。

自分の命は、自分では操作はできないけど
根拠のない「大丈夫」という言葉が私を勇気づけました。

なんで黒い便が出たんだろう……
なんでだろうと自分の行いを振り返りました。
コロナでぜんぜんごはんも食べてないし……

と思った瞬間‼‼‼‼‼‼

食べたわ!ブルーベリー2パック!

すぐに、Webでブルーベリー 黒い便で検索すると……

ブルーベリーを食べると便が黒くなる理由は、ブルーベリーに含まれる色素「アントシアニン」が関与しています。アントシアニンはブルーベリーの紫色を作り出すポリフェノールの一種で、体がこれを消化吸収しきれない場合、便として排出されます。その結果、便が黒く見えることがあります。

参考は文中のURLからアクセスできます

まさか、まさか、黒い便はブルーベリーなのかw

コロナの時に、横瀬町でお世話になっている方がお見舞いで無農薬のブルーベリーを持ってきてくれました。私はベリー系のフルーツがめちゃくちゃ大好きで、就寝前に1パックだけで留まらず、2パックを食べていたのです。

【再びヨコゼ診療所】

2時間後、まさか黒い便の原因がブルーベリーかもしれないという思いを抱えながら、採血の結果を院長先生からお話頂きました。
結果、ALT(肝臓の細胞に多く存在する酵素の一種)が通常より高い以外には異常はありませんでした。

少し、重たい空気の中……

「あの、もしかしたらブルーベリーかもしれません。昨日、就寝前にブルーベリーを2パック食べて……」と正直に話すと

看護師さんも、院長先生も、
「ブルーベリーか~」とちょっと重たい空気が軽くなりました。

結論、黒い便の原因は、ブルーベリーかもしれないが、院長先生と話し合い
今回の原因をはっきりさせるためにも
翌日、秩父病院で内視鏡とエコーを検査することになりました。

少し前の私だったら
検査は後回しにしていたのかもしれませんが
2時間前に、自分の死に向き合ったこともあり

お金の問題ではなく
ちゃんと自分の健康に向き合う覚悟をしました。

秩父病院の透明感のある院長先生や
ヨコゼ診療所の看護師さん、スタッフの方も
大変丁寧に、親切に対応してくださり
心から感謝申し上げます。

4.スペシャリストの薬剤師Hさん

横瀬町の方には心配させたくなかったので
このことを知っていたのは
薬剤師のスペシャリストのHさんだけでした。

Hさんも秩父病院で勤務しているので
LINEで採血の結果を伝え
秩父病院で内視鏡&エコーの検査を
することを伝えると
「車で乗せていくよ」
と温かい言葉を頂きました。
いつもならどこへでも自転車で出かけますが
コロナ後で身体が弱っていたこともあり
お言葉に甘えさせて頂きました(感謝)

翌日は、緊急な検査ではなくなったため
秩父病院で内視鏡とエコーの検査の予約をしました。

一週間後、検査日で再度秩父病院に訪問しました。

この時も、Hさんが出勤時に
一緒に車で連れていってくださり
感謝の極みでした。
また、病院に着いてからも
色々と心配してくださり
ご配慮頂き本当にありがたかったです。

スペシャリストとして働く
Hさんを見たのは初めてだったので
白衣を着て、テキパキと動かれ
とてもかっこよかったです!

Hさん、ありがとう!!薬剤師のスペシャリストの技術・経験を活かし、2023年、自衛官補に志願

5.人生何が起こるか分からない!そんな時は不安な気持ちではなく、ながれに任せてみる

はじめての内視鏡とエコー検査でしたが
検査当日は不思議なくらい気持ちも安定していました。

まずは、
しっかり検査をして
自分の健康の状態を把握しよう
私は大丈夫!どんな結果であっても
それが私の人生ならば
ながれに身を任せよう。と思っていました。

秩父病院は朝からたくさんの患者さんで
溢れていました。
秩父地域の方にとって
地域医療の重要性を感じる
良い機会にもなりました。

①エコー検査、問題なく順調!

②内視鏡検査、スムーズに終了!

胃カメラ検査は、「喉に麻酔をかけ口(もしくは鼻)から細いカメラを入れ、のど・食道・胃・十二指腸を直接観察する検査」です鼻から胃カメラをいれます。(私の場合)

参考は文中のURLからアクセスできます

薬がまずく、顔が歪み、看護師さんに心配される。

鼻から胃カメラを入れる時には、超絶痛くて「痛い~」と小さく叫ぶ!

ある方は、胃カメラが痛すぎて、全てのシルが出た! と言っていましたが、私は比較的、大丈夫でした(院長先生の腕前が上手でした)。

でも、胃カメラを入れている時は、自分の身体の中になんとも言えない異物感があり気持ち悪かったですw

その後、すぐに結果についても院長先生からお話頂きました!

結果、㊗内視鏡もエコーも異常なしでした㊗(パチパチパチ)

私ののど・食道・胃・十二指腸の映像も見させて頂き、とってもきれいで美しかったです! (ありがとう! わたしの身体! )

6.確定したブルーベリー事件

よって、「黒い便」の正体はブルーベリーであり、この一連の騒動を私は「ブルーベリー事件」と名付けました。

ブルーベリーには一切の罪はなく、むしろ、最高に美味しかったです!美味! 

今回の最終結果が、このような笑い話になってホッとしました!私らしいと言えば、私らしいですね! ご協力頂きました皆様、心から感謝申し上げます。ちなみに、両親は安堵&大爆笑でした(ポジティブ)Hさんにはすごく感謝しておりましたm(__)m

7.まとめ:地域医療を自分事で考える

今回、自分が死ぬかもしれないという状況になった時に

以下、すごく心強かったことです。

①スペシャリストの医療関係者が身近にいたことで、適格なアドバイス・サポートをして頂けたこと。

②近所に診療所があり、すぐに信頼できる医師の診察や採血をして頂き、結果を知ることができたこと。その後、大きい病院を紹介して頂き、しっかりと検査することができたこと。

③自分の症状に対して、迅速に検査をして頂ける医師・医療機関があったこと。

④地域の医療機関だからか、医療関係者が非常に親切に、丁寧に対応してくださり、心身共に安心して、おまかせできたこと。

会社の健康診断や人間ドッグ以外は、大きな病院で検査をする経験はありませんでした。住民へインタビューをした時に、医療問題・課題について認識はしていましたが、自分がいざ検査が必要な状態に置かれた時、上記4点にすごく救われました。恐らく、私のケースは非常にラッキーだったと思います。ただ、今回の出来事で、地域にとって、医療機関が非常に住民の心の支えになると痛感しました。地域医療の役割は、今後益々重要度が増すことと思います! 都会のような、3時間待ちの3分診療でもなく、ストレスもなかったです。地域の医療機関、本当におすすめです!自分ごとになると、ありがたみが増します。

Hさんの言葉がめっちゃ沁みる!この時は、自分事ではなかった(大汗)

8.予防医学の大切さ

今回、コロナに続き、黒い便の症状により
医療機関に大変お世話になりました。
検査の結果、異状なしと言うことで
まだまだやりたいことがある人生なので
普段の生活をさらに丁寧に
自分を大切に過ごしていきたいと思います。
自分の健康は、毎日の生活から守りたい。
そこで、以下、お勧めします!!

予防医学は、病気や健康問題を未然に防ぐことに焦点を当てています。

予防医学は主に以下の3つの領域に分けられます。
一次予防:健康な時期に病気の予防を意識すること。例えば、健康診断や予防接種を受けること、食事の内容に気をつけること、適度な運動を取り入れることなどが含まれます
二次予防:病気を早期発見して適切な治療を受け、重篤化を防ぐこと
三次予防:既に発症した病気の再発を防ぐこと。具体的には、保健指導やリハビリテーションが挙げられます3

予防医学の目標は、積極的な対策を通じて健康を促進し、寿命を延ばし、生活の質を向上させることです。これは、病気になってからそれを治すことよりも、病気になりにくい心身を作り、健康を維持するという考え方に基づいています。これにより、医療費の削減や社会全体の健康増進に寄与します。予防医学は、個々の健康だけでなく、社会全体の健康にも対応しています

参考は文中のURLからアクセスできます

なんだかんだと、日々、いろいろと起こりますが
当たり前の生活・人生なんてないのだと気づくきっかけになりました。

色々な人に支えられ、社会保障に守られ
今回も無事良き方向へ解決することができました。

健康であることがどれほどありがたいことなのか……失う前に気づくことができ本当に良かったです。

今回の経験を無駄にすることなく
自分の健康に今後も向き合っていきたいと思います。

また、困っている人があれば
少しでも自分のお笑いスキルを活かして
笑顔にできるよう努めてまいりたいと思います。

ブルーベリーが好きすぎて
自分で起こしてしまった事件でしたが
本当に、本当に、ありがとうございました!!

読んで頂きありがとうございました。
この記事が、誰かのしあわせや元気につながると良いなと思います。読んで頂き、良かったなと思いましたら、フォローやスキ♡ボタンを押して頂けますと励みになります。

では、また、次回!!ありがとうございました~!

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