もずきち

日々野鳥に癒されながら医者してます。寺巡りも好きなアラフィフ♀のひとりごとです。

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マガジン

  • バードウォッチング日記

    趣味のバードウォッチングの記事をまとめました。写真の腕前は初級ですが、鳥への愛は最上級です。

  • 医者のひとりごと

    アラフィフ女医が日々の診療で感じたことをまとめました。

  • 私のことや思い出

    自分自身の人生の振り返りや思い出をまとめました。

  • 私の旅行記

    旅行の記録をまとめました。

  • 私の笑いのツボ

    私の笑いのツボを刺激した話をまとめました。

最近の記事

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野鳥との出会い

私はとある町で医者をしている。 当然ではあるが、医師は人が相手の仕事。患者さんの生老病死に関する様々な悩みを聞き、支えようと毎日奮闘している。 とはいえ、私も人。色々な人生を診ているうちに、心が疲れてしまうこともある。 「生きる」とは何だろうとふと空を見上げた時に、目に留まった小鳥たち。彼らは生きるために、子孫を残すために、必死で生きている。 そんな彼らの姿を見ていると、自分の悩みがちっぽけに思えてくる。 普段は群れずにひとりで狩りをするモズ。小さくてかわいいけれど、彼がとて

    • 残暑厳しい東京湾で探鳥:シギチは冬羽に衣替え

      休日の早朝。 一度訪ねてみたかった探鳥地に行くため、早起きした。 鳥枯れの時期でも野鳥たちで賑わっているという。 まだまだ残暑厳しく、朝のうちに探鳥を終わらせたい。 その場所は干潟のため、早朝と干潮とが重なる日を狙って訪れる。 京葉線に乗り東京駅から26分。二俣新町駅で降りる。 駅から徒歩20分余りの所にある三番瀬。 バーダーの間でとても有名な探鳥地だ。 東京湾の奥、千葉県の海岸沿いにある。 この時期、シギチたちに会うことができる。 シギチとは、チドリ目に属するシギ科とチド

      • アート村作品展へ-「障がい者」アーチストが描くパラリンピック-

        日曜日の昼。 たまたま新聞で見つけた作品展を見に行こうと、南青山を訪れた。 障がい者アーチストによるパラリンピックをテーマにした作品展、という以外に何も前知識が無かった私。 人材派遣会社パソナの子会社「パソナハートフル」が、障がい者の社員をアーチストとして活動できるように様々な支援を行っていることを、訪れて初めて知る。 入口で出迎えてくれたこの作品。 独創的な色使いに心奪われる。 会場の方に声をかけていただく。 作者の森田さん。障がいの程度としては重度ではあるが、パソナ

        • 涼しい早朝の公園で探鳥:シロサギvs.アオサギ

          台風が過ぎ、熱帯夜から解放された早朝。 まだまだ暑いが、久々に公園で鳥が見たいと自宅を飛び出す。 始発の電車に乗り、目指すはいつもの公園。 1か月前にも訪れたが、何か変化があるかしら。 日の出は少しずつ遅くなり、5時を過ぎるようになった。 この日は東の空に雲がかかり、まだあたりは暗い。 カメラと双眼鏡を準備し歩き出す。 ふと道端から視線を感じる。 君は片目が見えないのかい。 アイコンタクトのみで、そっとその場を去る。 冬に旅鳥で賑わう上の池は今日も静かだ。 下の池にも足

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        記事

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          早朝ジョギング:雨続きの都心でも

          早朝ジョギング:雨続きの都心でも

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          今、なぜか東京にいる

          私は今、東京で医師として働いている。 時々ふと、考える。 なぜ、私は東京にいるんだろう。 独り身だから、どこにでも行けるはずなのに。 生まれ育ちは京都。 京都に住んでいた頃は関西が一番「おもろい」と思っていたし、「おもろない」東京に行く気は全くなかった。 京都が大好きで、京都に骨をうずめる気でいた。 大学の頃に初めて訪れた東京。 洗練された街並みではあったが、人が溢れて落ち着けなかったことを覚えている。 大学卒業後に京都で働き出し、結婚を機にパートナーに合わせて転居を繰り

          今、なぜか東京にいる

          休日朝、往診からの帰り道

          休日朝、往診からの帰り道

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          気まぐれな夏空

          気まぐれな夏空

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          医者にとっての宝物 ー私の場合ー

          私が医師として働くようになり25年が経った。 医師免許を取ってすぐに市中病院で2年間研修し、大学病院で4年余り働いた後、急性期病院を経て現在は診療所で働いている。 この間多くの患者さんとの出会いや別れがあった。 別れの理由は、私の転勤だったり患者さんの退院やご逝去だったりするのだけれど、診療が終了した際に色々いただくことが少なくない。 うちの職場では原則金銭などの授受は禁止。 そんな中で、私が今まで患者さんから頂き大事にしているものがある。 高齢の患者さんは手紙を書くのが当

          医者にとっての宝物 ー私の場合ー

          私が選んで良かったこと:グレイヘア

          私は幼い頃から髪を伸ばしていたが、大学時代にとあることがきっかけでバッサリとショートカットにした。 面倒くさがりの私にとって、ショートカットはお手入れ簡単で快適。 それ以来髪を伸ばしたことは無い。 月1回、美容院で1時間かけてカットしてもらうのが習慣となっている。 35歳を超えたあたりから白髪が1本2本と現れ、40歳を超えてからは私生活のストレスが激増し白髪がどっと増えた。 2016年に43歳で離婚した時、さあこの白髪をどうしようかと考えた。 白髪を染めて若さを維持し、新た

          私が選んで良かったこと:グレイヘア

          早朝の新宿御苑を散歩

          世間はお盆休みに入る日曜日の朝。 新宿御苑の早朝を散歩したいと、6時半過ぎに自宅を出た。 普段は9時に開園する新宿御苑。 日が長くなる夏季の週末だけ、7時に開園する。 朝6時台の東京は辛うじて30度を下回り、涼しい。 最近では30度でも涼しいと感じるから、慣れは恐ろしい。 7時に開門するのは新宿門のみ。 既に常連さんと思われるご夫婦が開門を待っている。 園内を走ろうとランナーさんも集まりだした。 さすがにインバウンド観光客はいない。 普段はインバウンドで溢れている日本庭

          早朝の新宿御苑を散歩

          日本野鳥の会東京 野鳥写真展へ

          真夏の休日昼。 ECOM駿河台で開かれている野鳥写真展を見ようと、御茶ノ水を訪れた。 9月下旬までの平日、日本野鳥の会 東京の会員の皆さんが東京近郊で撮影した野鳥の写真が展示されている。 昨年から野鳥撮影に挑戦している私。 他の会員の方の写真を見て参考にしようと思った。 来場者の投票で「きれいで賞」「リラックスしているで賞」「グッドタイトル賞」の3賞を決めるという。 今回新たに設けられた「リラックスしているで賞」は、野鳥の自然な表情を感じるために“適切な距離感"を意識してみ

          日本野鳥の会東京 野鳥写真展へ

          公園内のホテルで非日常を②:早朝の空と野鳥たち

          前回からの続き。 日の出前の公園を散歩がてら探鳥しようと、都内の公園にあるホテルに一泊した私。 早朝までに、前日の雨がすっかり上がっている。 5時まで施錠予定の玄関をホテルの人に開けてもらい、目の前に広がる静かな公園の空気を胸一杯吸い込む。 木々の香りに洗いたての空が私を迎えてくれる。 園内の施設は夜間閉鎖されているが、公園は24時間立ち入ることができる。 日の出まであと30分。 湿気が残るが、気温は25度で涼しく爽やかだ。 まだ薄暗い園内を海岸へ向かう。 早朝の東京湾

          公園内のホテルで非日常を②:早朝の空と野鳥たち

          公園内のホテルで非日常を①:真夏の野鳥たち

          午前で勤務が終了予定の夏のある日。 午後から翌日まで1日半の時間ができた。 暑いので自宅でおこもりも良いが、近場で日常を忘れられるところはないか思案する。 いつも行く公園内にホテルがあり、気になっていた私。 最近の暑さで探鳥は早朝に限られるが、自宅から始発の電車で公園を目指しても到着は5時40分。 この時期すでに夜は明けている。 紫外線と暑さを避けられる早朝散歩が好きな私。 日の出前の公園で探鳥してみたいとホテルを予約した。 直前の予約で宿泊料金が安くなっていたのもラッキー

          公園内のホテルで非日常を①:真夏の野鳥たち

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          39度予報の京都、涼と鳥を求めて早朝の鴨川へ

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          酷暑の中、友人に会いに京都へ

          毎日酷暑となっている京都。 大学時代の友人に1年ぶりに会おうと訪れた。 彼女達と出会ったのは約30年前。 大学で同じ部活に所属し、同じ時間を過ごした。 私は腰を痛めて早々にリタイアしたが、部活以外でも仲良くあちこちへ旅行した。 卒業後も年1回会っている。 昨年の様子はこちら。 東京から朝一番の新幹線に乗り、京都到着は8時過ぎ。 既に30℃を超えている。 彼女達との待ち合わせまでの時間を使って、実家の母を訪ねる。 老いた猫2匹は健在だ。 つい二月前に会ったばかりの母。 昨日

          酷暑の中、友人に会いに京都へ