隠岐島前病院の人々
はじめまして。隠岐島前病院広報室です。
おきどうぜん病院と読みます。
隠岐島前病院は、島根半島から北東へ約50-80kmの日本海に浮かぶ島、隠岐諸島の西ノ島にあります。療養病棟44床の小さな病院です。
広報担当の私はこの病院に来て7年目。なんとなーく勤務しはじめた私でしたが、この病院の人々って知れば知るほど素敵なんです。
惚れてしまうんです♡
この人たちを記録しておきたいなぁ。紹介したいなぁ。と思ったのが、
noteを始めたきっかけです。
患者さんの幸せを考えている人がえらい人。
これは、前院長 白石吉彦先生の言葉。島前病院で偉いのは、医師でも管理職でもなく、『患者さんの幸せを考えている人』です。
管理職はいい意味で普通の人でいてくれて、私たち職員と同じ目線に立って、こちらの意見に耳を傾けてくれます。進化し続けるプレイヤーとして動いていて、そして大切なことは決断してくれます。そのことが、誰もが自分の思いを伝い合える空気を作り出していると思います。
看護部の人々
この病院で働き始めて最初にあった良い驚きは、看護師さんたち。
特にベテラン母ちゃんナースたちは、おせっかいな愛情に満ち溢れ、患者さんのことを誰よりも知っていたいと競い合っているかのよう。
まさに「患者さんの幸せを考えている人」の集まりでした。
自分の一番身近な病院にこんな素敵な人がたくさんいたんだ!と感動したのを覚えています。
フラットな関係性で多職種連携
こんな空気の島前病院ですから、多職種がフラットな関係でカンファレンスを行っています。医師・看護師・薬剤師・リハビリ・管理栄養士・社会福祉士・ケアワーカー。すべての部署がひとりひとりの患者さんと向き合い、意見を出し合っています。
入院患者さんの思いをくみ取った職員が、患者さんを院外に連れ出したいと提案することもしばしば。その職員の提案を、「いいね!やってみよ!」「私もついて行く!」と受け取ってくれる職員に支えられ、協同し、いろいろな取り組みが実現していきます。
その思いをつなげたい。
でも、いいことばかりではないんです。
新型コロナウイルス感染症が流行して以降、島前病院は看護師が不足しています。へき地離島の病院ですから、様々なことにチャレンジし試行錯誤し続けなれば維持できず、衰退していくばかり。
私たちは、この島が『生涯安心して住める場所』であり続けるため、この病院をどう守っていくか常に考えなければなりません。
これまで島前病院を支えてくれた地域愛あふれる医療を継承して壊さないように。今走り続けてくれている職員を守れるように。新しいことにもチャレンジしたい!
そんな島前病院の挑戦や日常。
島前病院の人々の思いや紹介をつづっていきます。
よろしくお願い致します。
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