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自己紹介


「身体をどう扱うかは社会問題に直結する」という考えを主軸に、身体表現とソマティクス教育をベースに活動していますダンス以前です。

これまで、マウイ島、京都、岐阜、沖縄、埼玉といった場所に移住し、その地域で時には働きながらリサーチし、作品を制作してきました。

その背景には、一時的なレジデンスのみならず、アーティストが地域(特に文化資源が少ないとされる日本の田舎)で中長期的に滞在し、経済的な面も含めて、いかに自立した活動が可能かということを模索したい、という考えがあります。

その土地で人が身体をどう扱うかを観察し、舞台芸術として再発見し、地域の人と共有してていくことで、田舎から生まれる、地産地消の芸術活動の未来を描きたいと考え、活動しています。

2020年からは埼玉県比企郡滑川町に移住し、自宅を住み開きして福祉、農業など地域の様々な営みと連携して活動しており、関東一沼が多い同地域の文化を掘りおこす芸術祭の開催準備を進めています。

▼▼▼沼を認識すると人は表現者になる▼▼▼
PONDALIZE2022
https://pondalize2022.amebaownd.com

■最近のあれこれ

2018 GIDS(岐阜自律デザイン会) 第4期滞在デザイナーに選出。岐阜県本巣市にて、身体と音をメディアに旧根尾村を発信するプロジェクトを行う。http://gids.jp/articles/507

2020 
埼玉県比企郡滑川町"CreativePowerGarage101"
創立。
旅するクリエーターを応援するコミュニティガレージを経営する。

2020 
社会福祉法人昴 地域連携コーディネーターに就任。
障害者芸術文化活動支援事業として、舞台芸術プログラムの企画等に携わる。

◉アーティストin グループホーム
グループホーム住人が暮らしの地続きにある小さなアートを感じる住空間つくりhttps://www.facebook.com/profile.php?id=100078145900072


2021ほっちのロッチ診療所 
交換留藝プロジェクトに選出。長野県軽井沢町で3ヶ月間の滞在制作を行う。 

2021 特定非営利活動法人ポパイ(愛知県名古屋市)、埼玉福興(埼玉県熊谷市)、ルーセランサービス(オーストラリア)の3者連携による障害のある人の国際交流ワークショップ(オンライン) 「CONFUSION INCLUSION」にて、ダンス分野のファシリテーター/講師を務める。

ダンサブルな田舎づくりの実験プロセスを発信

○ラジオ番組
https://stand.fm/channels/62ed0ebc73ef6bc249571d6f

○FACEBOOK

https://m.facebook.com/meyou.kobayashi

○アーティストサポート

https://creativepowergarage.amebaownd.com/

○note

https://note.com/danceablemode/n/ncafa3e1fcf80


(これまでの歩み)

高校卒業後、職業ダンサーとなり、ダンサーとして安定する職につくも、不特定多数に向け、決まった時間に機械的に毎日踊る生活に違和感を覚え始めました。

以来、身体をどう捉え、扱うかは、人と社会問題に直結すると考える様になりました。この考えを元に、踊りを仕事にするという関わりに加え、日本をはじめ諸外国の身体教育や舞踊教育のあり方に関心を抱き、

踊ることの本質的価値を問い直すようになりました。

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大学卒業後は、北は秋田、東はメキシコ、ロサンゼルス、西は京都、南はマウイ島まで踊りと人と社会に接点のある土地に住み、ソマティクス教育者として働きながら、ダンス以前に踊りが生まれる土地や人の文化に関心を寄せフィールドワークを続けてきました。

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大学院では、発達教育学研究科表現文化(運動・舞踊領域)に所属しフェルデンクライス・メソッドを援用する舞踊創作のあり方に取り組みました。環境、気付き、生物的機能の3つを基軸におくフェルデンクライスメソッドの身体教育-Awareness Through Movement- を応用し、振り付けに依存しない環境と人体機能と人の認知能力に立脚する舞踊創作作品の確立を目指しました。

この研究実践により、環境と人との相互関係を重視する身体のあり方の糸口を掴む契機を得ました。

同時期に日本の舞踊教育/日本の体育教育を学び、舞踊教育研究の道に興味を持ち始めました。日本人の体育教育は、戦争、オリンピックに多大の影響を受けています。

その影響を理解することで、日本人の身体の捉え方や重要視する姿勢について明確にすることができ、これからの体育教育のあり方や社会と身体文化の展望を見出すことが出来ました。しかしながら、ここで新たな主題に出会います。

生きるための身体教育と芸術としての身体教育のあり方や方向性は、その意味も意義もことなります。

日本の舞踊教育は、体育教育の中に生きてきましたが、その方向性や教育的目的は、芸術のためにありません。評価したりされたりする学校機関での舞踊教育は、子どもらが生まれた時代と世界にいきるために適するであう人格の形成を主たる軸に置いており、個人の制作活動を研究、実践する目的のためにないと考えるようになりました。

また、学校機関内では、自身の模索する踊りの本質的価値を実践するには遠い場所にあると感じ日本の舞踊教育研究実践の道へは入らず、自身が住人として住む場所で、人と自然と社会のためにある踊りのあり方をつくることに力を注ぐことにしました。


この活動により学校教育ではなし得ない今の時代に生きる人に必要なカラダ、身体教育や身体のあり方を実践できると考え活動してまいりました。

表現文化活動に携わるようになり、34年が経ちました。これからも人と社会を主題に作品制作、企画、運営を継続する所存です。

■助成金取得実績

2021 ほっちのロッチ診療所「交換留藝」プロジェクト

滞在制作費40万円取得

2018 GIDS短期デザイナー制度第4期生 

    滞在型制作デザイナーとして48万円制作支援金取得、

    業務内容:

    1)岐阜県旧根尾村滞在制作、

    2)岐阜市内の学童クラブ、風景音を踊る創作ダンスWS講師

      メディアコスモス一般向けダンスWS講師依頼、

    3)岐阜県旧根尾村の景観を生かすパフォーマンス、音楽展示制作、

      展示を実施(柳ヶ瀬商店街内)

    4)活動をまとめたCD付き風景写真ブックレットを制作刊行

■身体教育、主な指導実績

 http://blog.goo.ne.jp/felcafe

 同志社大学 ホリスティック人間形成論実習 (担当、中川吉晴) ゲストスピーカとして実習

 南山 大学 ホリスティック教育論 (担当、中川吉晴)ゲストスピーカとして実習

「スポーツ選手のためのリハビリ研究会」ゲスト講師として実習

「15の学び」子育て文化研究所 講師として実習 (京都研究所)

町家・人と生活研究所 植物と音楽と... 講師

市民団体、一般、個人への指導歴 ➡︎http://blog.goo.ne.jp/felcafe


■出版物

「日刊スポーツメディスン」股関節のレッスン インタビュ−記事掲載

「15の学び」 子育ての文化研究所 フェルデンクライスメソッド担当執筆

「特集ダンサーの身体調整—バイオメカニクスの視点から」ダンスワーク舎

           ー フェルデンクライス・メソッドについて担当執筆 

「舞踊作品創作におけるフェルデンクライス・メソッドを援用した実践」

            ー 研究ノート掲載 舞踊教育学研究第18号 

「ダンス以前」作品集刊行 (岐阜県本巣市GIDS支援事業)

「東京アートカウンシル、キャパシティービルディング講座報告レポート」

タイトル:日本の田舎にてパフォーミングアーティストは自立可能か

https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/blog/47034/?fbclid=IwAR2ABnZYTtXkkHwrEMHXc8GTEs4rNW8kXehp-oCjvS026CL-kxa8FPOKkYc


令和2年障害者芸術文化活動支援事業 ART(S)さいほく 関東甲信ブロック報告書

「おどりに生きる」企画、支援レポート担当 

■地域活動、自主事業

「世界をつなぐ鴨川ダンス駅伝」主催運営、活動について京都新聞掲載

町家・人と生活研究所 音楽とフェルデンクライスの夜担当講師

-京都大学音楽療法士らと地域に向けた新しいリハビリの形を模索、教室開設運営

アートイベント「Attune」京都亀岡市真福寺にて海外アーティスト招待 主催

-海外アーティスト現地コーディネート業務、WS通訳、子ども向けコンタクトダンスWS企画、

    プロデュース、キュレーション業務

岐阜市学童クラブ主催 「風景をダンスする」ダンス創作授業 講師


■舞踊創作依頼

2019  揖斐大和太鼓復興に際し神舞創作 大和神社様

2017  千利休作庭•百積庭(大徳寺聚光院)「白の御神楽」振付け、上演

    

■主な芸術文化活動

1995 埼玉県山西省姉妹都市文化使節団に推薦選抜

山西省にてダンスパフォーマンス担当、現地雑技団員らと交流

1997 契約ダンスパフォーマー 
オリエンタルランド株式会社エンターテイメント部入社 

■作品一覧

2010 招待出演 「I wish I had No head」ソロ作品発表

   (Body weather Laboratory, Los Angeles 主催)

2010 表現イベント「世界をつなぐ鴨川ダンス駅伝」を発足/主催

「京都吉田山・身体と環境のワークショップ」立ち上げ主催(~2014年)

「みみずの戯言」招待作家ソロ作品発表   (さなぎダンス企画主催)

「A・ffor・dance」公演主催    (京都芸術センター制作支援公演)

「決断のプロセス」ダンスと対話するイベント企画 (Impact Hub Kyoto共催)

2011 「Eclipse」京都西陣ファクトリーガーデン支援(初公演)

2014 「京都美山町野生復帰企画、シェアマウンテン」プロジェクトメンバー着任

2015 「リサーチ・パフォーマンス~静かな糧~」開催     (Impact Hub Kyoto共催)

2017  千利休作庭•百積庭(大徳寺聚光院)「白の御神楽」を振付け、上演

2018 現代田楽創作、発表依頼

「ため池農法世界農業遺産登録申請記念オープニングパフォーマンス」

岐阜県旧根尾村GIDS短期滞在型デザイナー就任48万円助成金取得

2019 「根尾の音風景を運ぶ」音風景体験WS/音風景展示とパフォーマンス 

     (本巣市根尾長峰 地域おこし協力隊共催)

「風景をダンスする」授業担当  (学童クラブ ヒトノネ主催)

「ダンス以前」作品集刊行 (GIDS支援事業)

2019~現在 沖縄今帰仁村滞在 
   沖縄の音をフィールドレコーディングCD制作、人と風景写真を記録
2021年沖縄タイムス社琉球古典芸能新人賞(箏曲)

2022 PONDALIZE2022〜沼を認識すると人は表現者になる〜
   主催、キュレーション、ディレクション、コーディネータ担当
           https://pondalize2022.amebaownd.com


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