コ ソ ダ テ ノ マ ド

旅人視点で、子育て・個育て、を考えていくnote。旅人視点=当たり前を相対化し対象化す…

コ ソ ダ テ ノ マ ド

旅人視点で、子育て・個育て、を考えていくnote。旅人視点=当たり前を相対化し対象化する目線。旅=非日常=「当たり前」でくくれない世界すべて。死別・介護・グリーフケア・HSC・バックパッカー・ツアコンetc、そんな非当たり前全部を旅してきたノマドな私の覚書

記事一覧

「ちがう」と「おなじ」のらせん階段をのぼっていく旅

https://edition.cnn.com/2020/03/26/middleeast/israel-muslim-jew-coronavirus-paramedic-intl/index.h イスラエルで活動する救急医療隊員のふたり、よく一緒に仕事する…

嵐が私に教えてくれたこと

①こう見えて(?)そこそこ嵐ファンです。 新曲Turning Upのリミックス版がつい最近リリースされてMV見たけど、良い意味でどんどんジャニーズぽくなくなってきたな。 …

ニーズは満たす必要がある、痛みはケアする必要がある、それ以上でも以下でもない

最近ヘーゲルの徳の騎士という言葉を知った。 それと今ちょうど話していたことがリンク。 ニーズがあるのなら満たす必要がある 痛みがあるのならケアする必要がある …

本来感の探究とイマココの満喫が夕焼けに交差する

お迎え行ってそのまま遊び倒して自転車乗る頃にはこの夕暮れ。 頭のてっぺんからつま先まで 皮膚から毛穴から五臓六腑まで 祝福が通り抜けるような感覚になる 息子を自…

気持ちはそうそう分からなくても同じ景色を見れることがある

エコ優先の私は、便利さ優先する人の気持ちが分からなかった 平和主義優先の私は、戦争を容認する人の気持ちが分からなかった 差別が嫌いな私は、差別的な人の気持ちが分か…

「どんな命にも価値がある」て全力でいっとく(2/2)

私の中で「こういうやつの命には価値がない」と烙印を押したかった存在。 私の中での「悪」の象徴。 「ああいう人もいるくらいだから。やっぱオカシイ人間ているのよ」と納…

夜・ふたり・家 も含む緩衝地帯がある

旅先で、あるいは留学先で、あるいは、旅人を迎える立場で。 独身女性だった時の、微妙な綱渡り感をふと思い出した。 「何時以降、男性と二人きりになったら絶対危険」みた…

「どんな命にも価値がある」て全力で言っとく(1/2)

私の心の中にこびりついて離れない事件がある。 2016年7月、相模原の障がい者施設 津久井やまゆり園で19名が亡くなられた大量殺傷事件。 「障がい者は家族を不幸にしている…

僕らは船上で透明を黄金色にかえて走ったんだ

人生とか死とか心とかに関する真面目な持論コラムみたいのを書くのが大好きな私ですが、それはそれとして気楽にチョロっと、旅の思い出とか日々のこととかトーン違いのこと…

心にも毛糸にも「もつれ始めないためのひと工夫」を

数年前、子育て関係のある講座に参加していたときのこと。 講師の先生が参加者に向かってこんな質問をした。 「自分はヒステリックになることがあるな、と思う人ー?」 恥…

どっちが好き?− シドニーのお祭とロンドンのお祭

2004年から2005年にかけて1年間、ロンドンに住んでいたことがある。 恥ずかしいから最初に言っておくと、大学を卒業した後の留学期間で、すべての学費も生活費も親が出して…

「話せる」と「放せる」ー窓を開けて風を通す

「グレタ・ショック」 16才のスウェーデン人の少女、グレタ・トゥンベリさんが国連で気候変動に関するスピーチをした。その内容に賛否両論の声が寄せられている。 そんな…

「ちがう」と「おなじ」のらせん階段をのぼっていく旅

「ちがう」と「おなじ」のらせん階段をのぼっていく旅

https://edition.cnn.com/2020/03/26/middleeast/israel-muslim-jew-coronavirus-paramedic-intl/index.h

イスラエルで活動する救急医療隊員のふたり、よく一緒に仕事するが実は1人がムスリム(イスラム教徒)で1人がユダヤ教徒。お互いにとって大切なお祈りの時間には、それぞれメッカとエルサレムの方角を向いて、祈り

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嵐が私に教えてくれたこと

嵐が私に教えてくれたこと

①こう見えて(?)そこそこ嵐ファンです。
新曲Turning Upのリミックス版がつい最近リリースされてMV見たけど、良い意味でどんどんジャニーズぽくなくなってきたな。

あれこれあってスマップが解散して、3人がジャニーズ事務所やめて新しい地図始めて。
ジャニーさんが亡くなって。
嵐の活動休止が決まって。

こういう、「トップ」に物理的に地殻変動が起きて人の配置が抜本的に変わることで、はじ

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ニーズは満たす必要がある、痛みはケアする必要がある、それ以上でも以下でもない

ニーズは満たす必要がある、痛みはケアする必要がある、それ以上でも以下でもない

最近ヘーゲルの徳の騎士という言葉を知った。
それと今ちょうど話していたことがリンク。

ニーズがあるのなら満たす必要がある
痛みがあるのならケアする必要がある

満たすべき
ケアするべき

でもなく

満たしたい
ケアしたい

でもなく

必要がある

ただそれだけ

でもなかなか
凸凹な人の世で

すべてのニーズは満たしきれないし
すべての痛みもケアしきれない

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本来感の探究とイマココの満喫が夕焼けに交差する

本来感の探究とイマココの満喫が夕焼けに交差する

お迎え行ってそのまま遊び倒して自転車乗る頃にはこの夕暮れ。

頭のてっぺんからつま先まで
皮膚から毛穴から五臓六腑まで
祝福が通り抜けるような感覚になる

息子を自転車の前かごに座らせて
同じ景色を見られているだけで
完璧な瞬間を生きてることを実感

「あ、もうおつきしゃまいるね」
「おつきしゃま、ちゅいてきてるね」
「おひさま、やしゃしいね」

空を見上げて光を感じる歓びを息子と共有でき

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気持ちはそうそう分からなくても同じ景色を見れることがある

気持ちはそうそう分からなくても同じ景色を見れることがある

エコ優先の私は、便利さ優先する人の気持ちが分からなかった
平和主義優先の私は、戦争を容認する人の気持ちが分からなかった
差別が嫌いな私は、差別的な人の気持ちが分からなかった

みたいなことがいくつもいくつも重なっていくにつれて

だんだんと

「話してみれば、けっこう同じ景色を見ている」

ということがハラオチしてきた。

例えば、

お互いに平和を願ってる。
ただ、「平和」が意味する

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「どんな命にも価値がある」て全力でいっとく(2/2)

「どんな命にも価値がある」て全力でいっとく(2/2)

私の中で「こういうやつの命には価値がない」と烙印を押したかった存在。
私の中での「悪」の象徴。
「ああいう人もいるくらいだから。やっぱオカシイ人間ているのよ」と納得する絶対的根拠。

―自分の祖母を形容するにはあんまりな言いぐさだけど、私にとってはそうだったんだ。でもそんなばあちゃんとの関係が少しずつ変わって、ばあちゃんも少しずつ変わって、何か、最後、緩んでかわいくなって亡くなってったんだ。

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夜・ふたり・家 も含む緩衝地帯がある

夜・ふたり・家 も含む緩衝地帯がある

旅先で、あるいは留学先で、あるいは、旅人を迎える立場で。
独身女性だった時の、微妙な綱渡り感をふと思い出した。
「何時以降、男性と二人きりになったら絶対危険」みたいなルールで決めきれない世界。
あくまで常に
今、ここにいる私たちの間では…
信頼関係ある?そもそも何も起こりえない?
何も起こしたいと双方思ってない?片方思ってる?
もうそれはケースバイケースで、一律で言えない、直観の世界だよね。
え!

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「どんな命にも価値がある」て全力で言っとく(1/2)

「どんな命にも価値がある」て全力で言っとく(1/2)

私の心の中にこびりついて離れない事件がある。
2016年7月、相模原の障がい者施設
津久井やまゆり園で19名が亡くなられた大量殺傷事件。
「障がい者は家族を不幸にしている」
「日本と世界の経済のためにやる」
と被告の青年が自分の犯行に意義を感じているところが、数ある大量殺傷事件の中でも際立って印象的だったのだ。

多くの人が胸を痛めたニュースだったろう。私もその一人だ。
「価値の無い人間」と烙印

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僕らは船上で透明を黄金色にかえて走ったんだ

僕らは船上で透明を黄金色にかえて走ったんだ

人生とか死とか心とかに関する真面目な持論コラムみたいのを書くのが大好きな私ですが、それはそれとして気楽にチョロっと、旅の思い出とか日々のこととかトーン違いのこともなんでもどんどん書いてみることにした。
でも「毎日」は無理。絶対無理。
なので「ほぼ毎日」やってみます。
糸井重里さん、「ほぼ毎日」でも良いよ、いやむしろほぼ毎日が良いよ、というズボラにやさしい文化を作っておいてくださって、ありがとうござ

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心にも毛糸にも「もつれ始めないためのひと工夫」を

心にも毛糸にも「もつれ始めないためのひと工夫」を

数年前、子育て関係のある講座に参加していたときのこと。
講師の先生が参加者に向かってこんな質問をした。
「自分はヒステリックになることがあるな、と思う人ー?」
恥ずかしながら私も手を挙げた。
会場を見渡すと、挙手した人としてない人の割合は半々くらいだった。
それを見た先生は
「はい。ありがとう。半分くらいですねー。
抑圧したものはいつか爆発しますからねー。うん!」
とさらっと、でもちょっと、
挙手

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どっちが好き?− シドニーのお祭とロンドンのお祭

どっちが好き?− シドニーのお祭とロンドンのお祭

2004年から2005年にかけて1年間、ロンドンに住んでいたことがある。
恥ずかしいから最初に言っておくと、大学を卒業した後の留学期間で、すべての学費も生活費も親が出してくれていた。恵まれた小娘の贅沢な学びの時間だった。カッコよく自分で稼いだお金をためて渡英したわけではない。たった1人なら諦めていたかもしれない渡英だ。とはいえ、その1年間は私にとってとっても大事な時間だった。原体験に近いものの一つ

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「話せる」と「放せる」ー窓を開けて風を通す

「話せる」と「放せる」ー窓を開けて風を通す

「グレタ・ショック」

16才のスウェーデン人の少女、グレタ・トゥンベリさんが国連で気候変動に関するスピーチをした。その内容に賛否両論の声が寄せられている。

そんな中、気候変動という悲観的な未来を前に右往左往する現代人の姿や、たった16歳の少女の怒りのスピーチに無防備に感動したり子どもじみた反論をする大人たちの姿を指す言葉が「グレタ・ショック」である
…というわけではない(そういう言葉がすでにあ

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