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「スマートシティ」の定義を今一度!

これまでこのnoteではスマートシティに関するニュースをいくつか取り上げてきました。今日はその言葉の意味を今一度復習する記事にしたいと思います。

スマートシティとは

ICTを活用して都市のマネジメントを行い、全体最適化を図るという取り組みのこと(引用:https://news.mynavi.jp/article/20210528-1878713/

とあり、まず一つに都市計画としての見方があると分かります。

ですが国土交通省が定めたものを見てみると

都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区(引用:https://www.mlit.go.jp/common/001249774.pdf

とあるので、実際取り組みが行われている場所という意味から、その取り組みを意図するまで幅広く使われている語になっていることが伺えました。


またそういった取り組みや場所が注目されるのには全体最適化に要因があるそうです。

スマートシティにおける全体最適化とは、暮らしている住民がそれぞれの価値観に合った生活を送ることのできる都市機能の実現です(引用:https://news.mynavi.jp/article/20210528-1878713/

求められる都市像が複雑になればなるほどスマートシティとしての需要も増加していくというようですね。


そのスマートシティを実現するためにはCPSが必要とされています。(現在の運用例としてはトヨタのウーブンシティです。)

様々な場所の状況や動きをデータとして収集し、仮想空間で解析を行います。そして、現実の空間を最適化するというシステムのこと(引用:https://news.mynavi.jp/article/20210528-1878713/


しかしこういったスマートシティが実現となれば全てが解決できるわけではありません。メリットデメリットも確認してみましょう。

まずメリットには、自分の価値観に合った暮らしを実現できる可能性が考えられます。ICTの力を借りることで、よりエフォートレスな生活ができるかもしれません。

他には、データによって自分の暮らしを一括管理してほしいというような人がいれば、まさにICTが自分の生活をサポートしてくれるでしょう。

反対にデメリットには、その「データ力」ゆえ常に監視されている感覚に陥ってしまうことが考えられています。またシステムトラブルや自然災害などによって管理データが消えてしまう恐れや、都市機能そのものまで危ぶまれてしまう可能性も否めません。


急速に進むスマートシティですが、今見てきたようにその正式な意味合いとメリット、デメリットにしっかり目を向けることも必要に感じていたので、今回はそういった視点で記事を執筆してみました。

少しでも誰かのためになったら良いなと思います。



Sally