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ライター初めて1ヶ月 noteに手を出します
初めまして、AKARIから来ていただいた方はこんにちは。就労継続支援A型施設TANOSHIKAでライターをしているペンネーム「地平線」です。
いきなりですが就労支援A型とは何?という方も多いと思うのでそこからお話しすることにしました。
簡潔にいうと障害福祉サービスの一つで厚生労働省のサイトから引用させてもらうと
つまり障がいなどを持っていて一般企業では働けないけど、サポートがあれば働くこ
(詩)ありがとう さようなら
たくさんの出会いがあった
その分だけ別れがあった
良い出会いも悪い出会いも
良い別れも悪い別れも
全部、全部背負っていく
そうして僕らは進んでゆく
だから出会いにありがとうを
別れの時にはさようならを
(詩)架空の君を探している
歌を聴いていた
君のことを歌っている
愛とか恋とかを歌う歌
イヤホンを耳につけ
架空の君を想う
君って誰のことだろう
ある時は古い友人の顔が浮かび
またある時は彼女の事を思い出す
それらが全部混ざり溶け合って
架空の君を創り出す
そんな君の面影を
私は探し求めている
(詩)あの日が消えてゆく
時の流れが無情なことなんて
昔から知っていたはずなのに
今更になって思い知る
何もかもが消えていき
全てが更地になってゆく
工事現場の隅っこで
思い出が削られていくのを
見つめることしか出来なくて
傷ついた記憶が緩やかに
フィクションへ変わってゆくのを
ただ、感じていた
(詩)とまれない とまらない
とまることはもうできない
とまるつもりは今更ない
ビックバンから加速する
時の流れを追い風に
無我夢中で駆け出した
景色は次々変わってゆく
何もかもを置き去りに
目的地は決めてない
どこまでだって走って行ける
そんな気がしてるから
(詩)始まらない 終わらない
始まらなければ終わらない
終わらなければ始まらない
いつか訪れる終わりと
いつもそこにある始まりと
その間を表現するのは難しい
始まりはいつも唐突で
終点に向かって走り出す
ブレーキなんてものはなく
止まることは許されない
そんな世界に私は在る
終わりはいつもそばにいて
現れたその時は
容赦なんてしてくれない
せめて覚悟は持っておく
終わりが美しくなるように
始まった
(詩)全てが凪いで静寂へ
瞬間 全てが止まった気がした
海は凪
潮騒は静まり
鼓動と鼓動の間
一瞬にも満たない
永遠にも感じられる
静寂が訪れる
そんな世界に一人
私だけが立っている
美しき孤独の中
止まった世界と向き合った
浅く息を吸うと
世界は再び動き出し
波の音が鳴り響く
澄んだ空に流れる雲を
いつまでも眺めていた
そんな海辺の昼下がり
(詩)ある日星が落ちていた
ある日星が落ちていた
流星群からはぐれてしまったのだろうか
ぽつりと一つ落ちていた
星は宇宙にあるべきで
見上げるものであってほしいのに
無造作に横たわっていた
見下ろした星は影に呑まれ
輝きは消え去っていて
砂にまみれて汚れている
それでも
くすんだ星がなぜか綺麗に見えたのだ
たとえ宇宙に戻れなくとも
気高さだけは失わず
大地に在り続ける星の
姿はとても美しかった
(詩)どこまで行くの?
どこかに行けるのだろうか
どこまでも行けそうな気がする
どこにも行けないように見える
どうやってここまで来たのだろう
これからどこへ行くのだろう
行き着く先に何があるのか
ここが終着点なのか
ふと波が押し寄せて
全てをさらっていった