TANOSHIKA 地平線

就労継続支援A型施設TANOSHIKAでライターをしています。双極性障害を持っています…

TANOSHIKA 地平線

就労継続支援A型施設TANOSHIKAでライターをしています。双極性障害を持っています。写真が好きで大学でも芸術を専攻。文字を書くこと、読むことも好きだったことからライターになりました。

マガジン

  • 地平線をのぞむ

    不定期に書いているエッセイのようなもの「地平線をのぞむ」をまとめたマガジンです。タイトルは私がいつか読み直したときに自分自身を見直せるようにという意味合いでつけました。自由気ままに書いています

  • あの日々に告ぐ (before ver)まとめ

    昔書いていたあの日々に告ぐ用のテキストを見つける事ができた分だけ載せるマガジンです。

  • あの日々に告ぐ

    最近投稿している詩のシリーズをまとめました。20篇の詩と写真で構成されるシリーズです。完結しました。

最近の記事

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ライター初めて1ヶ月 noteに手を出します

 初めまして、AKARIから来ていただいた方はこんにちは。就労継続支援A型施設TANOSHIKAでライターをしているペンネーム「地平線」です。  いきなりですが就労支援A型とは何?という方も多いと思うのでそこからお話しすることにしました。  簡潔にいうと障害福祉サービスの一つで厚生労働省のサイトから引用させてもらうと  つまり障がいなどを持っていて一般企業では働けないけど、サポートがあれば働くことが可能な人のためにある施設ということです。  私はそうした施設の一つであるTA

    • noteを始めて1ヶ月のライターが現状を分析してみた (地平線をのぞむ 第7回)

       こんにちは、地平線です。  前回の地平線をのぞむではライターを始めて2ヶ月、noteを始めて1ヶ月の振り返りをしました。しかし、感情面の振り返りはしたものの、データつまり数字としての振り返りはしていないと思ったので、今回は数字の側面から現状を分析してみる事にします。 数字が欲しい切実な理由  これまで自由に詩やエッセイを書いてきましたが実の所、仕事として書いています。就労支援A型事業所であるTANOSHIKAのライターとしてお給料をもらいながら書いているのです。  もち

      • もし、過去に戻れたとしたら、私は何をするのだろうか?

         この世界のほとんどの人が夢見るであろう「もし、過去に戻れたら」「人生をやり直せたら」という妄想。  昨今、転生もの、やり直しものの小説が流行っている様に感じられる。そこには「やり直したい」という後悔を抱えた人が増えている背景があるのだろうか?  やり直しを望む人が増えているのならどうしてなのか気になる現象だと思う。  もちろん私もやり直したい事が沢山ある。後悔ばかりの人生だった。あの日に戻れたらと思うことばかりの人生でふと、「やり直せたとして何か変わるのだろうか?」という思

        • どこまでも遠くへ(before ver)

          私一人のこの町は寂しく写る。 うるさいはずなのに静かすぎてどうにも落ち着かない。 隣で笑いあった君にもう会うことはないだろう。 鮮やかだったあの声もだんだんと色を失い始めている。 音の消えた通学路をとぼとぼと歩く。 君はどうしているのだろうか。 ただ、幸せを願うばかりだ。 いつのまにか私は大人になっていて、一緒に歩いた通学路に君はいない。 ただ、それでいいのだ。 いつまでも過去にとどまっていてはいけない。 どこまでも遠く君が進んでいることを願っている。

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        • 地平線をのぞむ
          7本
        • あの日々に告ぐ (before ver)まとめ
          4本
        • あの日々に告ぐ
          21本

        記事

          私が文字を紡ぐわけ ライター2ヶ月目を振り返る(地平線をのぞむ 第6回)

           こんにちは、地平線です。今回は私が「書く」という行為について思っていることを話そうと思います。  私がTANOSHIKAでライターになって2ヶ月が経ちました。noteを初めて1ヶ月経ったことにもなります。その間(6月末集計)にAKARIで9記事、noteで30記事と計39記事を投稿しています。仕事が休みの日があることも考えると1日に2個の記事を書いているペースになります。noteを始めてから投稿し続け、先週完結した「あの日々に告ぐ」シリーズを毎日投稿していたのが大きいでし

          私が文字を紡ぐわけ ライター2ヶ月目を振り返る(地平線をのぞむ 第6回)

          青春ロスタイム (地平線をのぞむ 第5回)

           今回は暗い話になってしまうが大事な話を書きたいと思うのでどうかお付き合い頂きたい。  私には一つコンプレックスがある。それが青春コンプレックスとでも呼ぶべきものだ。まともな青春を過ごした事がないというよりも、私の場合はより重症で中学から高校にかけての記憶がない。  双極性障害発症の原因でもある対人関係のストレスからその時期の記憶が欠けたり時系列がバラバラになってしまっている。さらに言えば寝込んでいた時期も長い。その事が私の中でどうしようもないコンプレックスになっている。

          青春ロスタイム (地平線をのぞむ 第5回)

          (詩)World endについての推論

          世界の終わりについて考えた どんな色で終わるのかを考えた 黒、灰、赤、白 闇に塗りつぶされる黒い終わり 灰に覆われる灰色の終わり 炎に包まれる赤い終わり 光に呑まれる白い終わり ありとあらゆる終わりを想像する しかし、そこに意味は無い 結局、世界が終わればすべてが消えてしまうのだから 世界がいつ終わるのか もしかしたら0.1秒後かもしれない 結局どうしようもないことは変わらなくて ただ、祈ることしかできない いつか迎える最後の日が できるだけ遠い

          (詩)World endについての推論

          (詩)Hello,Worldへの見解

          世界3秒前仮説を否定することはできない 世界がこの瞬間に生まれていて 全てが後付けの設定だとしても 気づくことは永遠にないだろう そんなことを考える あの日の出来事も 今日の朝日も 自分自身さえ 何も信じられなくなりそうだ だから考えないことにして ゆっくりと目を開く たとえ世界が0と1で作られていたとしても 私はここで生きている 今を確かに生きている それを誇りに思いたい

          (詩)Hello,Worldへの見解

          架空の君(before ver)

          いつも架空の君を探している 公園のベンチに、小さな河川敷に、街中の雑踏に、思い出の中に ありとあらゆる場所に虚構の君を追い求めている 純度100%のフィクションで出来た君は見えないから あるいはそもそも存在しないから「君」であることは分かっているのだけど それでも私は追い求め続けるのだ おそらく生きている間はずっと、ずっと

          架空の君(before ver)

          流れ流されて(before ver)

          流れ流されてここに来た 波に洗われ角は丸く 薄くなった体は淡く光を通すようになっていた 漂着したこの場所が安住の地になるのだろうか 半ば砂に埋もれながら空を仰ぐ すると、波の音をかき消すように白い鳥が舞い上がった 彼はどこまで行くのだろう きっと誰もが旅の途中

          流れ流されて(before ver)

          砕けた感情(before ver)

          あの日のことだけは今でもよく覚えている。 逆に言えばそれ以外の事はずいぶんと忘れてしまった。 大事だったものも中には多い気がする。 当時からなんとなく寂れてしまった風景に惹かれる傾向があったのは私の精神的側面が強いのだろう。 実際、時折自分が今にも壊れそうな感覚に襲われることがある。 もし、自分がガラスのように粉々に砕け散ってしまったらどうなるのだろうか。 それでも世界は回り続けるだろうし、地球が砕け散っても宇宙規模で見たら誤差だろう。 結局、忘れてしまったこと

          砕けた感情(before ver)

          昔の私と今の私 (地平線をのぞむ 第4回)

           こんにちは、地平線です。地平線をのぞむ第4回は昔の私と今の私と題してこれまでの創作活動にまつわる話をしたいと思います。  先日、過去の作品を掘り返していると約4ヶ月に同じ「あの日々に告ぐ」シリーズの写真向けに制作した詩が出てきました。  それをみて、昔作った物も良いと思ったのです。ただ、6月に入って改めて制作した詩も大事だし、今から差し替えるのも嫌だなと思うので改めてbefore verとして出しました。  読んで頂くとわかるかと思いますが、今と書き方がかなり違います。

          昔の私と今の私 (地平線をのぞむ 第4回)

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          あの日々に告ぐ(テキスト無し版まとめ)

          あの日々に告ぐ(テキスト無し版まとめ)

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          「あの日々に告ぐ」を終えて (地平線をのぞむ 第3回)

           こんにちは、地平線です。短編詩と写真のシリーズである「あの日々に告ぐ」シリーズが本日投稿の「歩む道が違えども」で完結しました。  お付き合い頂いた読者の皆様、本当にありがとうございました。  まだ、ご覧になっていない方はマガジンにまとめておりますので見て頂ければ幸いです。  今回は完結した感想と今後の予定についてお話ししようかと思います。  まず感想ですが今、やり切ったー!と達成感に浸ってます。コンスタンスに投稿することが大変でしたが何とか完結させることができました

          「あの日々に告ぐ」を終えて (地平線をのぞむ 第3回)

          (詩)歩む道が違えども

          たくさんの人に出会った ある人は道を教えてくれた ある人は共に歩いてくれた ある人はすれ違っただけだった そんな色々な人がいた 出会っては別れ、出会っては別れ 歩いてきた道のりには 私の足跡だけじゃない 別れていった旅人の 旅路に多くの幸運を 私はいつも祈っている

          (詩)歩む道が違えども

          どこまでも遠くへ

          友と歩いた通学路 共に歩いた通学路 彼はどこまで行ったのだろう あの日、別れた道の先 もう交わることはない だから、だから どこまでも遠くへ 君が進んでいることを願っている

          どこまでも遠くへ