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波間を奏でる 気ままなスペインふたり旅

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#海外旅行記

*DAY5 空を見上げてお腹を空かす /  1月18日(Sat) ---4

*DAY5 空を見上げてお腹を空かす / 1月18日(Sat) ---4

行きたかったポルボロンのお店、「Caelum」へ。ここもとっても楽しみにしていた場所!

「ポルボロン」はスペインのアンダルシア地方で生まれた、スペインの伝統菓子のひとつ。砂糖や薄力粉とアーモンドプードルを固めて焼き上げたお菓子で、歯が当たる前にホロホロっと崩れて溶ける食感が特徴。

参考文献 >
cotta - スペインの伝統菓子、ポルボロンレシピ

ここ「Caelum」はガイドブックにも載って

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*DAY4 ダリ・トリップ /  1月17日(Fri) ---1

*DAY4 ダリ・トリップ / 1月17日(Fri) ---1

昨夜も快眠で、アラームが鳴ると同時に起きられた。到着した日からぐっすり眠れたおかげで時差ボケには全然なっていない。

昨日の教訓を生かし、時間のロスにならないように今日は朝ごはんを事前にリサーチ。私たちの探し方はグーグルマップで「朝食」「カフェ」などと入れて検索し、良さそうなお店があれば今度はインスタでお店の名前を入れアカウントを探す。タグ付けされた投稿を見ればお店や料理のリアルな写真を見ることが

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*DAY3 Sagrada Família /  1月16日(Thu) ---6

*DAY3 Sagrada Família / 1月16日(Thu) ---6

マップを開くと近くに「カサ・ビセンス」があったので寄ってみることにした。カサ・ビセンスもガウディ設計で、ガウディにとっては初期の作品。しかし長年住居として使われていたため、一般公開は2017年と最近(!)。

本当は中に入って見たかったのだが、カサ・ミラ同様こちらもお休み。
今まで見たガウディ作品とは少し違いデザインも直線的で、オレンジっぽい赤と緑が使われており、インパクトのある色合い。マリーゴー

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*DAY3 Sagrada Família /  1月16日(Thu) ---5

*DAY3 Sagrada Família / 1月16日(Thu) ---5

お土産のショップも見て、全部周った!
見切ったよね、とお互いに確認したが、ここでもし見切っていないとしても、もう見切ったとしたかった。

日の姿は見えなくなったものの、まだ空には光が残る。疲れていても旅行の時間は限られているので、頑張る私たち。
今度はグエル公園のすぐそばから出るバスに乗り、行きたかった古着屋さんへ向かうことにした。バスの中が束の間の休憩で、一瞬でも座れることがありがたい。
坂を下

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*DAY3 Sagrada Família /  1月16日(Thu) ---4

*DAY3 Sagrada Família / 1月16日(Thu) ---4

管理事務分館の窓からはサグラダ・ファミリアが見えて、ちょうど地図上でまっすぐの位置にあることが分かった。サグラダ・ファミリアの背が高いということもあるが、何も遮るものがなくしっかり見えるのがすごい。
今回は電車を使ったけど、サグラダ・ファミリアからサン・パウ病院までの距離は歩いて10分ほどらしいので、ここまで散歩してくるのもいいかもしれない(逆にその方が迷わないかも……)。

余韻に浸る間もなく、

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*DAY3 Sagrada Família /  1月16日(Thu) ---3

*DAY3 Sagrada Família / 1月16日(Thu) ---3

さて、夢中になって見ていたので、案の定お腹が空いた。
サグラダ・ファミリアの近くにあり、行きたかったチュロス屋さん「Xurreria Sagrada Familia」へ。スペインと言えば!な念願のチョコ浸けチュロス!

クリーム入りのものなどメニューは色々あったけど、私たちはシンプルなチュロスにディップ用のチョコレートがセットになっているものを注文。
お店のお兄さんは注文する前も後も、ずーっと店内

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*DAY3 Sagrada Família /  1月16日(Thu) ---2

*DAY3 Sagrada Família / 1月16日(Thu) ---2

大の大人2人が頑張ったかいがあり、信号も順調に青になってくれて32分に到着!
さっきメトロの出口から見たサグラダ・ファミリアは横からで、エントランスとなるのはそこから左に進んだところ。面と向かって見たその姿は、勝手に壮大なBGMが頭の中で流れてしまうほど、迫力と存在感が物凄い。

走って荒くなった呼吸を整え、エントランスの列へと並ぶ。そこにいる人の数は多かったが、チケットは時間で区切られているので

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*DAY2 ガウディの足跡 /  1月15日(Wed) ---2

*DAY2 ガウディの足跡 / 1月15日(Wed) ---2

10時半。予約のメールを確認し、カサ・バトリョの入口へ。観光客はほどほどにいるものの、列もなくすぐに中に入ることができた。事前に見ていたネットの写真は行列になっていたものも多かったので、やっぱり今はオフシーズンなんだろうな。

カサ・バトリョは、繊維業を営んでいたジュゼップ・バトリョ・イ・カザノバスの依頼を受けてガウディが改築した邸宅。
参考文献 >

中に入ると、ゆるやかで有機的なラインに独創的

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*DAY2 ガウディの足跡 /  1月15日(Wed) ---1

*DAY2 ガウディの足跡 / 1月15日(Wed) ---1

昨日は何時に寝たのか覚えていない。でも自分の不完全な寝方に、知らぬ間に寝落ちしたのだということはわかった。

時刻は4時30分でまだ早いので、昨晩全然触っていなかった携帯をポチポチと眺めた。LINEを返したり、SNSを見たりして1時間ほどいじったあと、身支度を始める。そのうちmamiさんも起き始め、洗面台でそれぞれメイクをした。私は普段一人暮らしなので、朝に起きて誰かと顔を合わせ「おはよ〜」と言え

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*DAY1 始まりは長い1日 /  1月14日(Tue) ---4

*DAY1 始まりは長い1日 / 1月14日(Tue) ---4

ついに、バルセロナに到着。

は〜、長かった。移動時間は16時間半くらい。
やっと着いたね、とmamiさんと話しながら機体を降りた。

バルセロナに着いてからは入国審査などもなく、シェンゲン協定によりスイスのときにクリアしていればそれで良いみたい。飛行機を降りるとすぐにカフェやショップが並ぶ自由な空間が広がっていた。

えっ、もう自由ですか?急にフリーダムすぎて戸惑う私たち。預け荷物はどこに?

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*DAY1 始まりは長い1日 /  1月14日(Tue) ---3

*DAY1 始まりは長い1日 / 1月14日(Tue) ---3

機内で読もうと思い、瀬尾まいこさんの『強運の持ち主』の文庫を持ってきたものの、機内は長時間暗い照明の「おやすみモード」が続いたので、そんな中自分のところだけ明るくするのは気がひけてしまい結局読まなかった。

通路を挟んで隣に座っていた外国の方が、自分のジャケットに刺繍をしていた。刺繍でいっぱいになったデニムジャケットがカラフルでとても素敵だった。

私は高校のとき服飾デザイン科に通っていたので、お

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*DAY1 始まりは長い1日 /  1月14日(Tue) ---2

*DAY1 始まりは長い1日 / 1月14日(Tue) ---2



航空会社はスイスエアインターナショナル。機内は新しく、綺麗で清潔感がある。荷物を入れる棚のアクセントカラーがシャンパンゴールドで、上品で素敵なデザインだった。
私たちの座席は中央の4人席の2つ。横の2人分は空席だったので、お互いに席を立ちやすく、圧迫感もなく、過ごしやすい席でラッキーだった。ちなみに後ろの席も空いていたのでリクライニングもできた。とっても快適!

機内では最初にスナック菓子が配

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*DAY1 始まりは長い1日 /  1月14日(Tue) ---1

*DAY1 始まりは長い1日 / 1月14日(Tue) ---1

あっという間に出発の日になった。チケットやホテルの予約をしてから約1ヶ月半、年末年始をはさんだこともあってかその月日は一瞬で過ぎ去った。バルセロナは日本と気温差がある場所でもないので、服装や持ち物に関してもほとんど新調するものはなく、出発間近になってから旅行準備をした。

前日は22時頃にベッドに入ったけれどなかなか眠れなくて、1〜2時間はただ目をつぶった状態、という感じ。ベッドに入るとなぜか想像

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*はじめに どうしてバルセロナ

*はじめに どうしてバルセロナ

昨年(2020年)1月に訪れたスペイン・バルセロナ旅行。
ヨーロッパに行くのは前回のフィンランド・ヘルシンキ(真白をあるく はじめてのフィンランドひとり旅)以来で、約2年ぶり。

フィンランド旅は小さい頃から憧れていた場所だったということもあり、それは素晴らしく幸せな旅行だった。自分の思うままに動き、行きたい場所に足を運び、ひとりなので集中力を旅に真摯に向けることができる。
すべてを自分でやらなく

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