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*はじめに どうしてバルセロナ

昨年(2020年)1月に訪れたスペイン・バルセロナ旅行。
ヨーロッパに行くのは前回のフィンランド・ヘルシンキ(真白をあるく はじめてのフィンランドひとり旅)以来で、約2年ぶり。

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フィンランド旅は小さい頃から憧れていた場所だったということもあり、それは素晴らしく幸せな旅行だった。自分の思うままに動き、行きたい場所に足を運び、ひとりなので集中力を旅に真摯に向けることができる。
すべてを自分でやらなくてはならないから、一つ一つに色濃いエピソードがあり、今でも色んなことを鮮明に思い出せる。

だけど、旅行中にはひとりであることの寂しさを感じた瞬間もあった。とびっきり美味しいシナモンロールを食べたとき、結晶のまま落ちてくる美しい雪を肉眼で見れたとき。「この喜びを誰かと分かち合えたらなぁ」と思ったのだった。

そんなわけで、今回はお友達のmamiさんとの2人旅である。
mamiさんとは専門学校からの友達で、コロナが流行る前はほぼ2週間に1回の頻度で会っていた。仕事が忙しく会わない日が続くと、話すことが積もりすぎてとても1日では話しきれなくなる。大体のことはお互いに知り尽くしているんじゃないかと思うので、私のWikipediaを作る際にはぜひお願いしたい。
mamiさんとは何年も前から海外に一緒に行こうと話していたので、今回は念願叶っての旅行!

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行き先をスペイン・バルセロナに決めるまで、私たちは何度か直接会ってどこにするか会議をした。

候補にあがったのはニューヨーク、ロサンゼルス、スイス+イタリア、チェコ+ドイツ、スペイン。2人とも行きたい場所がたくさんあり、あの国も良いしここにも行きたい、と話し出すとキリがなかった。2人で行けば都内のカフェでもその辺の公園でも十分楽しいのだから、結局はどこでも楽しいんだと思う。なのでお互いに好きそうな美術館があることや、食の好みが合いそうな場所、そして過ごしやすそうな気候であることを優先として考えることにした。

行く時期は1月。やっとお互いに休みが合わせられるタイミングになり、それが1月だった。

旅行先で行きたい場所を考えると、ニューヨークは見てみたい美術館が多かったものの、気候が激寒いので却下。ロサンゼルスは気候も良く行きたい気持ちは強かったのだけど、現地での移動は車がなければ難しそうなので却下。私は免許を持っていなくmamiさんも取ったばかりである。チェコ+ドイツは国の雰囲気や芸術の文化は好きだけど、気候的には寒い。

最初はただ「見たいもの、行きたい場所」でリストアップしていたが、やっぱりせっかく2人で旅行に行くのだから、なるべく外を歩くのが楽しい場所がいい。なので寒さを考えると日本とそんなに変わらないかな、と思うのがイタリアとスペインだった。そして美術館や観光スポット、現地での移動や飛行機の値段などを見て、迷いながらも旅先はスペインのバルセロナにすることに決定。

正直イタリアもスペインも同じくらい良かったんだけど、最終的にお互いが決めることに疲れて、やや直感で選んだと思う。今思い返しても、何を決定打にしてバルセロナにしたのかは覚えていない。
食べ物……?

まぁそれでも、決まったということは何か縁があるバルセロナなのだ。

スペイン・バルセロナ。自分ひとりで行くには選ばなかったような気がする場所。そうして11月下旬に飛行機とホテルの予約をとり、私たちの2ヶ月後の未来に旅のスケジュールができたのだった。


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