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*DAY3 Sagrada Família / 1月16日(Thu) ---5

お土産のショップも見て、全部周った!
見切ったよね、とお互いに確認したが、ここでもし見切っていないとしても、もう見切ったとしたかった。

日の姿は見えなくなったものの、まだ空には光が残る。疲れていても旅行の時間は限られているので、頑張る私たち。
今度はグエル公園のすぐそばから出るバスに乗り、行きたかった古着屋さんへ向かうことにした。バスの中が束の間の休憩で、一瞬でも座れることがありがたい。
坂を下って、街の方へ降りてきた。スイスイとあっという間に進むバスの中で、街歩きも好きだけど、やはり適度に乗り物を使うのは良いなと実感した。

行きたかった古着屋さんは「Intercambio」というお店。「バルセロナ 古着屋さん」で検索すると一番上にヒットするのがとあるブログで、ページを見ると「地球の歩き方」のバルセロナ特派員である日本人の方が書いたもの。その記事を見た日本人が多く訪れているようで、私もまたそんな日本人の一人となり、お店へ向かったのである。

地球の歩き方 特派員さんのブログ >


通りに並んだ建物から262番地を探す。住居としても使われている建物で、その中の1フロアを使ってお店になっている。外に看板がバーンと出ているわけでもなく、ブログで書かれているのを見なければ絶対にたどり着けない場所だと思う。

入るためには下でインターホンを鳴らして鍵を開けてもらう必要があり、ちょっと緊張しながらも間違えないようにボタンを押した。
ドキドキしながら階段を上がりドアを開けると、「Hola~!」と中にいた女性が声をかけてくれた。

私たちも「Hola~!」と返して、ラフな雰囲気に一安心。常連さんのようなお客さんもいて、店員さんと会話しながらアウターや帽子を試着していた。いくつもある部屋のすべてに服やバッグなどがぎっしりと置いてあり、見応えは十分。数がたくさん置いてあるものの、部屋ごとにジャンル分けされ、整理されているので見やすい。

一周見てみて、ビーズでできている小さなショルダーバッグが気になったものの、あまりにも小さくて携帯とリップくらいしか入らなそう。mamiさんが「なるちゃんに似合う!」と言ってくれたのでより気に入ったが、実用性を考えあきらめた。特別なシーンで持てばいいか、と考えたものの、その特別なシーンでももう少し容量はほしいはず。

うーん、何かいいものはないだろうか。せっかく来たので何かを買いたい。お土産ショップではこんな意地はないけれど、服に関しては別だった。フィンランドに行ったときも服を何着も買って帰り、持って帰ってきた中身はポストカードやお菓子よりも服が多かった。旅の思い出には服が欲しいのだ。もう一度、最初に見たアウターの部屋に戻ってラックを掻き分け、何か素敵なものを見落としていないか物色。

ここで、青い菱形のテキスタイルを一面に使ったコートを発見!シンプルなAラインでノーカラー、私はコートは襟がないものが好きなので形は最高。ボタンもブルーでかわいい!
フィンランド旅で覚えた英語、「Can I try this on?(試着してもいい?)」と店員さんに声をかけて早速試着。思ったよりも身幅がぴったり、アームホールもゆったりとはせず体のラインに沿う感じ。

素材的に春先に着る感じだな、というような厚さだったので、今ヒートテックにニットを重ねていてこれくらいのぴったり感なら大丈夫だろうと思った。形もスッキリしていてかわいいし、いい感じ!
しかもその日は水色のハイネックのニットに淡いブルーのジーンズを履いていたので、偶然にもそのコートにぴったり合っていた。春も同じようにブルーで統一したコーディネートをしたらかわいいだろうな、と思い、買うことに決めた。

値段は私的にはちょっと高いかなと思ったのだけど、ここで買うということが自分にとって大事だった。帰って来てからも旅のことを思い出し、普段の生活の中で確かな力になってくれる。旅先で気に入ったものはその値段以上の価値があると知っている。

お店を出て、素敵なものが買えたので気分はうきうき。足は変わらず疲れていたけど、気持ちは元気になった。好きなものの力は偉大!あ〜、嬉しいなぁ。

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