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日曜日の夜のものすごいクラシック Ⅷ

日曜日の夜のものすごいクラシック Ⅷ

金曜日の夜のものすごいバッハⅠ
金曜日の夜のものすごいジャズⅠ
土曜日の夜のものすごいバッハⅡ
日曜日の夜のものすごいポップス&ロック Ⅱ
金曜日の昼のものすごいクラシックⅠ
土曜日の昼のものすごいポップス&ロック Ⅲ
土曜日の夜のものすごいクラシックⅡ
日曜日の午後のものすごいポップス&ロック Ⅳ
金曜日の夜のものすごいポップス&ロック Ⅴ
日曜日の昼のものすごいだめんず・うぉ~か~Ⅰ
日曜日の夜のものすごいジャズⅡ
● 金曜日の夜のものすごいクラシックⅤ
土曜日の夜の特撮・アニソン
火曜日の夜のものすごいジャズⅢ
金曜日の夜のもの悲しいクラシックⅥ
金曜日の朝のαとωのクラシックⅦ
金曜日の朝のさよなら
金曜日の昼のベイビーメタル
金曜日の夜のものすごいクラシックⅢ Rev.1
土曜日の昼のものすごいクラシックⅣ Rev.1
土曜日の夜のものすごいJPOP Ⅰ Rev.1
日曜日の朝のものすごいポップス&ロック Ⅰ Rev.1
● 
日曜日の夜のものすごいクラシック Ⅷ

バッハ、フーガの技法(The Art of Fugue)

もう、バッハの『フーガの技法(The Art of Fugue)』は、偉大なるグレン・グールドで決まり!なんですが、ですがね、キース・ジャレットもそうですが、グールド、ピアノ演奏しながら歌うな!と。ピアノ聴くのに気が散るやろ?と思います。

Glenn Gould-J.S. Bach-The Art of Fugue (HD)

あまりにも有名な、コントラプンクトゥス1。単一主題による四声のフーガ。ここから、フーガが展開されていくのです。私としては、コントラプンクトゥス7の1の主題の拡大および縮小を含む四声のフーガが聴き所と思っているんですが、みんなコントラプンクトゥス1の主題で終わってしまう。無伴奏チェロ組曲と同じくですね。バッハの場合、章が進めば進むほど難易度が上がってくる。ただし、素人受けなどない、という感じですかね。

珍しい、小編成オーケストラ形式で編曲されたもの。

Bach - Contrapunctus 1-4 (The Art Of Fugue)
- Australian Chamber Orchestra & Richard Tognetti

この筆頭バイオリニストのバンマスの左横で演奏しているバイオリンの女性、お!こうきたの?とニヤッと笑う。これ、絶対、この女性、バンマスとできてるね?一瞬ですが・・・
音楽家って、すぐ寝ちゃうんだもの、気が合うと。
絵描きとはすぐ寝てくれなかったけどね・・・やれやれ。

おまけです。ファゴット/バスーンというマイナーな楽器をガタイの大きい女性が演奏してます。これは、楽しいね?

Antonio Vivaldi - Concerto in E minor for Bassoon
RV 484 Ospedale della Pietà

バッハ、フーガの技法(The Art of Fugue)、この曲、有名だとは思いますが、一般受けいたしません。なぜなんだろう?メロディアスではもちろんない。

バッハが渾身の力を込めて書いた「フーガ」という楽曲形式がモーツアルトと違って、メロディアスになるわけがありません。

様々な様式・技法による14曲のフーガと4曲のカノン、卓越した対位法の技術を駆使し、単純な主題を入念に組み合わせています

各曲の表題にある「コントラプンクトゥス」とは、対位法で作られた楽曲一般を指す呼称です。バッハはそんな題名はつけませんでした。しかし、バッハ死後、弟子が勝手に直筆譜にはなかった「コントラプンクトゥス」という表題を各曲に追加します。そっけない曲名だと売れないので、無理くり宣伝用につけたということ。まあ、「コントラプンクトゥス」と言われるとありがたそうです。

曲は緻密です。抽象性が高い。音の一つ一つが作意を持っています。精神の高みに引き上げてくれる曲です

だから、取っつきにくいということもある。

まあ、お聴き下さい。

Bach (unfinished) Contrapunctus XIV, The Art of Fugue BWV 1080 Die Kunst Der Fuge, Black Pencil

ああ、このハーメルンの笛吹き男の笛みたいな楽器の名前が思い出せない。アコーディオンですよ!アコーディオン!美しい!

Juilliard String Quartet performs Bach Art of Fugue, Contrapuncti 1 - 4

安心のJuilliard String Quartet。マイクが少し遠いけれど、まあ、いいでしょう。最初の頃に誰かが何かを落とした音を拾ってます。音響はもっと考えたほうがよかったね。舞台が広すぎるんですよ。バッハの時代の再現性を考えれば、百平米くらいの小さいホールで観客の間近で演奏するのがベスト。

Glenn Gould plays Bach "The Art Of Fugue BWV 1080" Organ/Piano

オルガンだから、グールドの唸り声が入らないでいいですが、さすが、勝手な解釈。

バッハ、シャコンヌ他

Miguel Rincón | Robert de Visée & Kapsberger

Miguel Rincón | Johann Sebastian Bach Prèlude BWV995

Miguel Rincón | J.S. Bach Sonata BWV 1001 Adagio

Miguel Rincón | Santiago de Murcia & Gaspar Sanz

これはリュートじゃなくて、ギター。でも、梨型。

Miguel Rincón | Melchior Neusidler, Ricercare Terzo

バッハのシャコンヌで、表題が、

「Bach, Busoni Chaconne in D minor BWV 1004 Arthur Rubinstein」

なんてあります。ルービンシュタイン演奏によるバッハのBWV1004、シャコンヌ、ニ短調、です。

しかしですね、「Busoni」?「Busoni」って何?

というわけで、「Busoni」とは、「フェルッチョ・ブゾーニ」、イタリア出身でドイツを中心に世界中で活躍した作曲家・編曲家・ピアニスト・指揮者・教育者です。1894年より、アメリカ滞在。そこで、この有名なバッハの「シャコンヌ」の編曲も、この頃に手懸けたようです。だから、「Bach, Busoni......」は「バッハ作曲、ブゾーニ編曲による・・・」なんです。

お!それでは、ブゾーニ編曲によるピアノのシャコンヌを紹介かって、甘い!

そんなベタな紹介を私がしますかね?

過去、さんざん、ピアノをネタに記事にしたんですから。

ということで、

マリンバによるシャコンヌです。

Nikolay Ivanov performing Bach's Partita no 2 in D minor for violin solo - Chaconne at TROMP 2018

Chaconne, Partita no.2, BWV 1004 - J. S. Bach. Conrado Moya, marimba

Mika Stoltzman/Chaconne in D minor from Partita No.2 BWV1004 for solo marimba

では、ついでに、吹奏楽編成でのシャコンヌもどうぞ。

ESP - Chaconne - Bach

Bach - Flute Partita in A minor BWV 1013 - Root | Netherlands Bach Society

オランダのバッハソサエティーのフルート・パルティータをどうぞ。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
Partita No. 2 in D minor, BWV 1004

ではなく、

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
Partita No. 3 in E major, BWV 1006

こちらも良いんだけどね。

Bach: Violin partita No. 3 E major BWV 1006 - Werner von Schnitzler

もちろん、「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」はいいのであって。

J. S. Bach: Violin Partita No.2 in D minor, BWV 1004 | Veronika Eberle | Konzerthaus Berlin

シャコンヌ、14:42です。頭から全曲聴いて欲しいが、シャコンヌ好き!という人もいるので・・・

半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903

幻想曲(Fantasia)です。バッハなのに感情が出ている作品だと思います。ロマン的で即興的な感じでしょう?

Bach - Chromatic Fantasia and fugue in D minor BWV 903 - Van Delft | Netherlands Bach Society

今じゃあこういう密な状態の演奏はダメなんでしょうが、演台で演奏者を円形に囲んで聴衆が鑑賞しているこの感じが何か素敵な。
あれ?これ、精神分析の会合で、例えば、アル中患者が集まって、自分の経験はこうだ、もうアルコールは口にしません!なんて場面・・・関係ないですね。06:13からがフーガです。
10:00以降の最終部、緊張感があっていいなあ。短調半音階の不安定さが引き立たせているのか。

András Schiff Plays Bach: Chromatic Fantasy and Fugue in D Minor, BWV 903

チェンバロではなく、ピアノではどうなるか?う~ん、ピアノはピアノでよろしい。むしろ、短調半音階はチェンバロよりもいいような気がします。

イタリア協奏曲 ヘ長調BWV971

続けて、同じく、クラヴィア曲。どこかで聴いた覚えがあるでしょう?バッハらしくなく軽い。気軽に聞けます。

Bach - Italian Concerto in F major BWV 971 - Schornsheim | Netherlands Bach Society

このチェンバロ、ベニヤで作った感があって面白い。

Italian Concerto Lang Lang in Bach F Major plays Moscow Philharmonic Hall on April 7, 2015

私は、チェンバロよりもピアノのほうが好きだな。

リュートの棹がなぜ曲がっているのか?

J. S. Bach - Partita in C moll BWV 997 - Evangelina Mascardi, Liuto barocco

しかし、リュートの棹がなぜ曲がっているのか?テオルボは曲がっていないのにね?

続・続・なぜ曲がる [愛しのリュート達]

リュートの棹がなぜ曲がっているのか、
私の私見です。
新?説4)自然物模倣、デザイン説。
・・・・源流となったペルシャのバルバッドという楽器の名前は
水面に浮かぶ水鳥を意味しています。
リュートを見て、
カブトムシみたいですね」と言った人も多い。

フランスリュート協会では 一時期「カタツムリ説」で
盛り上がっていた

・・・エスカルゴが好きな国民性が表れるなあ。
バルバットについては、
楽器が先か、ネーミングが先か、わからない。
でも、人が楽器を作る際、無意識にでも 
自然に存在する何かを模倣してデザインしていないだろうか?
表面板を伏せてリュートを置いたとき、
ネックが上向きに立っていなかったら、
かなり間抜けな感じ。

アーチリュート、テオルボは 棹がまっすぐでも
長さがある分の迫力で十分、「カッコいいー!」
なんだけど。

どうしてリュートの棹は曲がっているんだろう?

なんだ、彼女も知らないんじゃん?

特定のペグボックス型

「分かりません」というのが、現状における正直な答えです。

この方も知らない。

テオルボあれやこれや(1)

ペグボックスが曲がっているタイプは、ある意味でリュートの最も特徴的な形状であるといってもよく、親戚の楽器である琵琶も同様の形状を保っています。正倉院にある琵琶も同様の形であるということは、千何百年ものあいだリュートなる楽器はこの形状を保っていたわけですが、十七世紀初めのテオルボの登場で突然その伝統的な姿の一部を捨ててしまったわけです。

このペグボックスが大きな角度で曲がっているというのは、多分製作上の容易さと強度を兼ね備えていたからこそ、ずっと変更がなかったのだという感じがします。実際、リュートのネックとペグボックスはそのまま接着して木製のピンを通すだけで接合されています。ホゾを切って組み合わせるような複雑なことはいっさいしていません。でもこの方法は非常に強度が高く、この部分が故障したという話は聞いたことがありません

結局、「リュートの棹がなぜ曲がっているのか」の正解を知っている人はいないようです。

それから、よく見る直角曲がりのリュートはルネッサンス型リュートで、バロック型リュートはクネクネしています。

深いなあ・・・まあ、いいか・・・

Theorbo

Robert de Visée - Sarabande in A minor

A. Piccinini - Partite variate sopra quest'aria francese detta l'Alemana, K. Żołnierek - theorbo


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