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#林伸次

林 伸次 著、渋谷の「バーのマスター」シリーズが、ついに電子書籍化!

林 伸次 著、渋谷の「バーのマスター」シリーズが、ついに電子書籍化!

2013年と2016年に刊行され、愛される店づくりの教科書、バーを愛する店主のエッセイとしてロングセラーとなっている2冊が、ついに電子書籍化されました。

この2冊を刊行後、渋谷のbar bossaの経営者で、著者の林伸次さんはあれよあれよと何冊も書籍を上梓され、今では大人気作家としても活躍中です。もちろん、note読者の方はその名をご存じのことでしょう。

その林さんから、祝・電子化!のコメント

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小説家はbarにいる①(bar bossa・林伸次さんインタビュー)

小説家はbarにいる①(bar bossa・林伸次さんインタビュー)

渋谷の喧騒から、少し離れたところに佇む「bar bossa」。

マスターの林伸次さんが、初の小説を出版されました。
「恋はいつもなにげなく始まって、なにげなく終わる。」という印象的なタイトルの本です。

数年前から林さんの文章を読んでいた私は、この本について、そして林さんについて訊いてみたいことがたくさんありました。
今回、林さんのご厚意で、インタビューが実現しました。2万字のインタビューから、

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開店前のバーで、バーテンダー作家と恋について話してきた。(後編)

開店前のバーで、バーテンダー作家と恋について話してきた。(後編)

自主連載「20代の恋を、平成最後の夏に置いていく」の特別編として、エッセイストでバー店主の林伸次さんと対談してきました。

林さんの著書「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。」で繰り広げられるラブストーリーをもとに、恋愛についてのアレコレを語ります。

話し込みすぎて盛りだくさんな対談になったので、前編と後編にわけました。後半では、妄想と現実でゆれる女心について、考察をします。(前編は、

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開店前のバーで、バーテンダー作家と恋について話してきた。(前編)

開店前のバーで、バーテンダー作家と恋について話してきた。(前編)

どうしても忘れたくない恋を、人はバーテンダーに話してしまうーーー。

ふらっと立ち寄った書店で、平積みになった本の帯に書かれていた言葉。
たしかに、そうかもしれないなぁと、立ち止まる。

「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。」

わたしは、その本を手に取った。
著者は、エッセイストとバー店主の林伸次さん。彼が書く、初の恋愛小説。

小説は、21作のショートストーリーで構成されている。

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❝渋谷 bar bossa❞経営&作家の林伸次さんにお聞きしました

❝渋谷 bar bossa❞経営&作家の林伸次さんにお聞きしました

先日、渋谷のbar bossaにて、林伸次さんに『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』についての取材をさせていただきました。

先日林さんがnoteで、「学生の方とかインタビュー初めてという方でも歓迎」と書いていらっしゃったので、素人の私も思い切って応募してみました。

林さんはとても気さくで明るく優しく、とても話しやすい方でした。

ですが私は、好きな人・尊敬している人を前にすると、

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ふられたほうが楽なのは知っている

ふられたほうが楽なのは知っている

先日も書いたのですが、林伸次さんの「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。」がすごくいいんです。

私は単行本で読みましたが、cakesでも一話ずつ公開しています。


特にこの話「この恋がうまくいかないことは私がいちばんわかっている」が好き。

この小説は、バーに来たお客様がマスターに自分の恋のことを語る物語です。

ふと思いついてしまったんですが、舞台をバーから山小屋にして、マスター

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バーのマスターに語られる恋

バーのマスターに語られる恋

林伸次さんの「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。」を読む。

プロローグ、21話のショートストーリー、エピローグからなる連作短編集だ。

物語の語り手である「私」はひとりでバーを営むマスター。バーにやってくるさまざまなお客様の恋の話に耳を傾け、ときにはささやかに祝福し、ときにはささやかに励ます。

21人の、21通りの恋が描かれている。最終話だけ、お客様ではなくマスター自身の昔の恋の話

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