DU BOOKS

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ディスクユニオンの出版部門、DU BOOKS(読み:でぃーゆーぶっくす)のアカウントです。 https://diskunion.net/dubooks/

マガジン

  • 蒸気波要点雑誌

    『新蒸気波要点ガイド ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019』(佐藤秀彦著、New Masterpiece編)掲載内容の一部をためし読みいただけます。

  • インディラップ・アーカイヴ

    『インディラップ・アーカイヴ もうひとつのヒップホップ史:1991-2020』(Genaktion著)のためし読みや特集記事を公開しています。

  • 『音楽が未来を連れてくる』

    『音楽が未来を連れてくる 時代を創った音楽ビジネス百年の革新者たち』(榎本幹朗著)のためし読みや書評を公開中です。

  • ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか

    『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』(レイチェル・ギーザ著、冨田直子訳)より、「はじめに」「終わりに」をためし読みいただけます。

  • ナンシー いいね!が欲しくてたまらない私たちの日々

    『ナンシー いいね!が欲しくてたまらない私たちの日々』(オリヴィア・ジェイムス著、椎名ゆかり訳)の内容紹介やためし読みをお楽しみいただけます。

最近の記事

追悼 川添象郎 唯一無二の自伝『象の記憶 日本のポップ音楽で世界に衝撃を与えたプロデューサー』刊行に寄せられたコメント&プロローグ全文掲載。

2024年9月8日、川添象郎氏が永眠されました。川添氏は80年代、YMOで世界を巻き込んだ社会現象を巻き起こし、アルファレコードにて、いまなお世界でシティポップとして評価される数々の音楽作品をプロデュースされてきました。 自分の信じた若き才能に惜しみなく、予算とご自身の人脈(国際文化事業に尽力されたご尊父、川添浩史氏の人脈も)と若き日々に学んだ舞台芸術とミュージシャンとしての海外興行の経験を注ぎ込んできた川添氏の功績をたたえ、『象の記憶』に寄せられたコメントとプロローグを掲載

    • 追悼 アラン・ドロン “太陽の男”は、いくたびもよみがえる

      アラン・ドロンの訃報が届いたのは、不滅の名作『太陽がいっぱい』の製作から65周年、そして2018年の俳優引退から6年目を迎えた2024年夏。昨年から、市川崑研究でも知られる森遊机氏に、ドロンについての書籍の執筆と資料収集を依頼していた矢先。ドロンについて日本では、これまできちんとした研究本が出ていないのではないか、それが私と森氏との共有認識でした。以下、森遊机氏による追悼文を謹んで掲載いたします。 (編集部 稲葉) ※タイトル上の写真は、『冒険者たち』(67)撮影時のスナップ

      • おニャン子ファンも必聴! 激レア! 山川恵津子『編曲の美学』ディスクユニオン先着特典CDRの楽曲解説を公開!

        80年代アイドルソング制作の思い出とともに、現在も良質なアイドルソングを手がけるサウンドプロデューサー山川恵津子が、自身の音楽観やこれまでの歩みを綴った初の著書『編曲の美学 アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代』(2024年5月17日発売)刊行記念して、ディスクユニオンの購入者特典CDRに収録されたDEMO音源の解説を、原曲とともに公開します。※特典は無くなり次第終了となります。 山川恵津子による楽曲解説 1 漕ぎ出せ♪ショコラティエ~これって恋ですか?~(DEM

        • 音楽は人生を賭すほどに尊いということ~『マイケル・ブレッカー伝』書評(評:冨田ラボ・冨田恵一)

           ポール・サイモン、スティーリー・ダンほか参加作品数は900枚超。ジャズのみにとどまらず八面六臂の活躍をみせたテナーサックス奏者の超絶技巧プレイの秘密に迫る伝記『マイケルブレッカー伝 テナーの巨人の音楽と人生』(ビル・ミルコウスキー著、山口三平訳)。  このたびは、マイケル・ブレッカーの長年のリスナーであり、昨年活動20周年の大きな節目をむかえた音楽家/音楽プロデューサー、冨田ラボ・冨田恵一さんに本書の書評を寄稿いただきました。  著書『ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法

        追悼 川添象郎 唯一無二の自伝『象の記憶 日本のポップ音楽で世界に衝撃を与えたプロデューサー』刊行に寄せられたコメント&プロローグ全文掲載。

        • 追悼 アラン・ドロン “太陽の男”は、いくたびもよみがえる

        • おニャン子ファンも必聴! 激レア! 山川恵津子『編曲の美学』ディスクユニオン先着特典CDRの楽曲解説を公開!

        • 音楽は人生を賭すほどに尊いということ~『マイケル・ブレッカー伝』書評(評:冨田ラボ・冨田恵一)

        マガジン

        • 蒸気波要点雑誌
          10本
        • インディラップ・アーカイヴ
          2本
        • 『音楽が未来を連れてくる』
          3本
        • ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか
          4本
        • ナンシー いいね!が欲しくてたまらない私たちの日々
          3本
        • 『ネットフリックス大解剖』ためし読み
          7本

        記事

          ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2023: Vol. 2「蒸気波の英雄達の帰還~James Websterかく語りき」

          『新蒸気波要点ガイド ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019』(佐藤秀彦著、New Masterpiece編)の4刷重版記念企画として始まり反響を呼んだウェブ連載「ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2020-2022」およびその続編「同2023」の最新回。このたびは、今月18日から待望の再来日ツアーを予定しているJames Webster(death’s dynamic shroud)のインタビューをお届けします(取材・文:hitachtronics)。 *  *

          ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2023: Vol. 2「蒸気波の英雄達の帰還~James Websterかく語りき」

          シド・バレットという「詩人」―― 言語表現者としての彼を考える(『シド・バレット全詩集』訳者による解説)。

           このところ、シド・バレットをめぐる動きが再び活発になっている。今年4月にはシド・バレット・エステートを中心にYouTubeの新しい公式サイト〈Syd Barrett Official〉が開設されたし、翌5月には新しいドキュメンタリー映画『Have You Got It Yet? The Story of Syd Barrett and Pink Floyd』が英国で公開された。シドが2006年7月に逝去して以来、既に17年が経とうとしているにもかかわらず、音楽シーンにおける

          シド・バレットという「詩人」―― 言語表現者としての彼を考える(『シド・バレット全詩集』訳者による解説)。

          『ビートルズ ’66 彼らが「アイドル」を辞めた年』刊行記念 序章 一部公開!

          新曲を含む赤盤・青盤2023年EDITIONのリリースが発表されました。そして、本日10/27、『ビートルズ ’66 彼らが「アイドル」を辞めた年』待望の日本版が発売されます!関係者への詳細なインタビューや文献から、1か月ごとに丹念に読み解いて積み上げた、新事実を含む12か月の実録。 アイドルから、後世に残るアーティストへの変化の萌芽がここにある! ここでは、発売を記念して序章の一部を、試し読み公開いたします。ぜひご一読し、「ビートルズの秋」を思いっきり味わってください。

          『ビートルズ ’66 彼らが「アイドル」を辞めた年』刊行記念 序章 一部公開!

          ヒップホップ生誕50周年の温故知新~MEGA-G × Genaktion『インディラップ・アーカイヴ』重版記念対談

          『インディラップ・アーカイヴ もうひとつのヒップホップ史:1991-2020』の重版出来を記念した特別対談をお届けします。  対談ゲストには、ラップの解読を日課とする著者Genaktionさんをして「リリックに対して並外れたこだわりをもつ」と言わしめるラッパーのMEGA-Gさんをお招きしました。 『Illumatic』でのデビューからもうすぐはや30年が経つも、衰えるどころかその存在感は増すばかりのNasのラップにかける想い、インディラップ・シーン随一のパンチライン・ラッパ

          ヒップホップ生誕50周年の温故知新~MEGA-G × Genaktion『インディラップ・アーカイヴ』重版記念対談

          【『ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界 アート・アンド・サイエンス・オブ・メッセージ』序文全文公開】まったく新しい挑戦だった名作SF映画『メッセージ』に寄せた原作者テッド・チャンの思い――

          「“現在の自分自身”について”過去の自分”が知り得た場合、果たして”過去の自分”は大事な局面での選択を変えるのだろうか……」  何度観ても視覚的に新しい発見がありながらも、上記のように考えを深く噛みしめることができる唯一無二のSF映画『メッセージ』。  この映画は2016年9月にヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、この9月でお披露目から7年が経過しました。  そんな『メッセージ』のメイキング過程を振り返り、監督をはじめとする映画制作陣の苦悩と創意工夫を記した書籍『ドゥ

          【『ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界 アート・アンド・サイエンス・オブ・メッセージ』序文全文公開】まったく新しい挑戦だった名作SF映画『メッセージ』に寄せた原作者テッド・チャンの思い――

          重版記念、まえがき公開!~『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら』

          韓国在住のひとりの主婦によるエッセイであり、資本主義と家事の関係をめぐる15冊の読書ガイドでもある『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら 15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・未来』(チョン・アウン著、生田美保訳)が、ご好評をいただき、重版いたしました! そこで、重版を記念し、特別にプロローグ(まえがき)を公開いたします。 SNSでは連日のように、ワーママ(ワーキングマザー) VS 専業主婦、保育園ママ VS 幼稚園ママ、などさまざまな二項対立が生まれ

          重版記念、まえがき公開!~『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら』

          韓国のひとりの主婦がマルクスの「資本論」を読んだらどうなった?

          1月に刊行した、韓国在住のひとりの主婦によるエッセイであり、資本主義と家事の関係をめぐる読書ガイドでもある『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら』(チョン・アウン著、生田美保訳)が、女性たちを中心に共感を集めています(◆チョン・アウンさんの日本初のインタビューは、好書好日のサイトからお読みいただけます)。 小説家の柚木麻子さんからは下記のような応援コメントを頂戴しました。 「出産したばかりの頃、社会やジェンダーの本を読むと、家事育児をしている自分が責められているよ

          韓国のひとりの主婦がマルクスの「資本論」を読んだらどうなった?

          『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』をめぐる対談【その2 アニメーション篇 第3回(全3回)】

          人形アニメーション秘史 ~人形芸術の極限に挑んだ川本喜八郎と、 日中友好に作家人生を捧げた持永只仁を中心に 壱岐國芳(川本喜八郎研究家) 聞き手・朝倉史明(編集者) ■第3回 「戦後アニメ隆盛史 作り手の大人と視聴者の子どもが“真剣勝負”をしていた時代」 【第1回】はこちらから。 https://note.com/dubooks/n/nf98790b4bce9 【第2回】はこちらから。 https://note.com/dubooks/n/n9517e25083d5

          『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』をめぐる対談【その2 アニメーション篇 第3回(全3回)】

          『あなたの聴かない世界 スピリチュアル・ミュージックの歴史とリスニングガイド』刊行記念 まえがき公開!

          スピリチュアル・ミュージックと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 本書は、エリック・サティからヴェイパーウェイヴまでを、スピリチュアリズム、オカルティズム、異教主義、サイケデリック、ニューエイジ、ケイオスマジック、陰謀論……などの文脈で読み解き、 音楽の繋がりを徹底検証する、初のリスニング・ガイドブックです。 ここでは、刺激的、知的興奮にあふれたまえがきを、試し読み公開いたします。ぜひご一読ください。             *  *  * まえがき─ 霊的リスニ

          『あなたの聴かない世界 スピリチュアル・ミュージックの歴史とリスニングガイド』刊行記念 まえがき公開!

          『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』をめぐる対談【その2 アニメーション篇 第2回(全3回)】

          人形アニメーション秘史 ~人形芸術の極限に挑んだ川本喜八郎と、 日中友好に作家人生を捧げた持永只仁を中心に 壱岐國芳(川本喜八郎研究家) 聞き手・朝倉史明(編集者) ■第2回 「日中の人形アニメ創始者・持永只仁 ~日中友好の懸け橋となった偉人~」 【第1回】はこちらから。 https://note.com/dubooks/n/nf98790b4bce9 ●大人・持永只仁 ■壱岐 川本喜八郎先生を研究していくうえで私は、飯沢匡さん、デザイナーの土方重巳さんなど、先生

          『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』をめぐる対談【その2 アニメーション篇 第2回(全3回)】

          『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』をめぐる対談【アニメーション篇 第1回(全3回)】

          人形アニメーション秘史 ――人形芸術の極限に挑んだ川本喜八郎と、 日中友好に作家人生を捧げた持永只仁を中心に   壱岐國芳(川本喜八郎研究家) 聞き手・朝倉史明(編集者) ■第1回 「川本喜八郎 人形美術と人形アニメーションの到達点」 ●世界中に広がって欲しい、発見・評価の動き ■朝倉 本書の編集にあたって、壱岐さん、そして、本書にも登場する人形アニメーション作家の持永只仁さんのご息女である伯子さんには特に人形アニメの回(第52~55回)を中心にいろいろとご協力いただ

          『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』をめぐる対談【アニメーション篇 第1回(全3回)】

          「“群れ”から“個”へ」ミカヅキBIGWAVEが語るFuture Funkの未来~ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2023

          『新蒸気波要点ガイド ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019』(佐藤秀彦著、New Masterpiece編)の4刷重版記念企画として昨年実施し、大好評のうちに完結した短期集中連載「ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2020-2022」がはやくも復活!  今回は、昨年Yung Baeの米ツアー参加が話題となったミカヅキBIGWAVEさんのインタビューをお届けします。 *  *  * ――ミカヅキさんは2016年10月に「彼女はLonely Girl」をBandc

          「“群れ”から“個”へ」ミカヅキBIGWAVEが語るFuture Funkの未来~ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2023