記事一覧
光と影-描写する対象物が無い時
絵を描いたり写真を撮ったり、何かしらの表現をするときに心がけていることは、光と影のバランス。オブジェクトを含む被写体が無い場合こそ、この光と影が主役となり、1枚の絵から温度や動きを感じることができる。
綺麗な風景を見ながら描写するのも一つではあり成立する。だけど、無機質な環境や人間を含む生き物(自然)の温度がない場合はこの光と影が主役になる。
光の温度、差し込む角度、その光の裏側を示す影の太さ
企画の落とし所、その客観性について
過去15年以上、企業への企画提案が多い。決定したとしても6ヶ月後のスタートになったり、1年を通して半年以上先のことをいつも考えている。
その6ヶ月の中で、提案し決定した企画の新鮮な価値や記憶が澱んでしまうときもある。慣れてくると更に1年後でも鮮度を保っているであろう企画内容を創ることになる。
単にその場しのぎの企画ではなく、中長距離で運営することが出来、またユーザーにとっても好ましい内容を、社
デジタル/ジェスチャー/コラージュ
前回の投稿「20分のデジタルドローイング」では、着手から完成まで短時間で遊ぶことができるサンプルをご紹介しました。
今回は、テーマを決めたコラージュをご紹介します。
本来、新聞や雑誌、手書きの文字などを利用して切り貼りで作成するコラージュですが、デジタル環境が浸透し、現代ではその手法も様々な領域まで行き渡っています。
何か一つのテーマを決めることで、連続する制作物のコンセプトのブレがなくなるた
20分のデジタルドローイング
商品やサービスを配信する要素として、商業広告ではありとあらゆるデザインを使ってユーザーに宣伝します。紙、ウエブ、音などその素材は多種にわたり、購買に繋げるための大事な作業です。
具体的な商品説明を広告の中で行うとき、デザイナーが作るデザインとアーティストが作るデザインにはどのような違いがあるのでしょうか、というテーマは昔から存在していました。
このテーマは何度も塗り替えられ続け、発表されるメデ
ボクとスイーツの接点
新緑の香り漂う春の季節を思うと、何故か「苺」が頭に浮かんでくる。スイーツ畑を連想して沢山の種類の甘いもの達に囲まれる感覚は、幾つになっても無くならない。
- All the sweets never disappoint you -
Baku Osawa
過去10年間、飲食店やホテルなどの撮影の際には必ず納めてきたスイーツ。洋菓子/和菓子は当然で、甘いとされる食物はかなりの種類と数を撮影しま
夏の終わりから深い秋色になる15分
2018年11月北海道洞爺湖湖畔の紅葉写真をPhotoshopでレタッチとぼかしで色づけするキャプチャー映像。くすんだ紅葉が15分程度でほどよく秋色に変化します。
撮影で北海道南部を行き来している時に、洞爺湖湖畔の情景を撮影し一足早く秋色にしてみました。ファイナルタッチまでには至ってませんが、呼吸する自然が変色してゆく様を人工的に創り上げる事に楽しさと、多少の罪悪感に似た想いがあったのを記憶して