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大澤 幕 - Founder of bacun Inc.™ - Artist /…

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大澤 幕 - Founder of bacun Inc.™ - Artist / 日常の隙間に感じた一瞬を撮り・喋り・書き綴ります。twitter: https://twitter.com/bakuosawa

マガジン

  • アートと生き方

    日常経験する現象への柔軟な考え方は、人の生き方にどれくらい影響を及ぼすのかを表現したマガジンです。制作者としてだけではなく、体験者として日常をご紹介します。

  • アートとビジネス

    「何を原料に何を表現するか」という原理を踏まえた上で、現代のアートと仕事との関係性をご紹介いたします。立体的に変化する表現方法がどのように将来変化するのかを考えてみたいと思います。

  • アートと科学

    相反するイメージの「アートと科学」の接点を、日々の実体験をもとに書き綴りご紹介するマガジン。抽象的な現象の背景に存在する具現的な原点を見つけ出すことの楽しさをご紹介いたします。

  • アートと健康

    何かを表現する時に必要な条件に含まれる「健康」をテーマに、日常生活と「アート」の繋がりをご紹介いたします。食べる・飲む・運動する以外にも、見る・触る・聴くなどの直接的な経験を通した健康維持についても書き綴ります。

最近の記事

  • 固定された記事

もし、わたしが婚礼を企画したら

その舞台は和歌山県南紀白浜。 #ブライダル #ウエディング #旅婚 #婚礼 #リゾート #結婚式 #エステ #スキンケア #国内 #旅行 #和歌山 #南紀白浜 #ホテル川久 #王様の婚礼 青い空、白浜、潮の香り漂う、海に浮かぶ古城を思わせる高級リゾートホテル、ホテル川久。南紀白浜に佇むホテル川久は、サルバドール・ダリ、横山大観や中尾淳、ベルナール・ピクテなど世界の巨匠が創り上げた作品が秘蔵されており「幻の美術館」として周知されてきました。 今は亡き巨匠芸術家たちが愛した

    • 光と影-描写する対象物が無い時

      絵を描いたり写真を撮ったり、何かしらの表現をするときに心がけていることは、光と影のバランス。オブジェクトを含む被写体が無い場合こそ、この光と影が主役となり、1枚の絵から温度や動きを感じることができる。 綺麗な風景を見ながら描写するのも一つではあり成立する。だけど、無機質な環境や人間を含む生き物(自然)の温度がない場合はこの光と影が主役になる。 光の温度、差し込む角度、その光の裏側を示す影の太さや濃さなど、被写体や対象物がある時よりも繊細に気を遣う瞬間ではある。 あたかも

      • 蒼い風

        ほぼ毎日3時過ぎに目が覚める。就寝時間も早いのが要因だろうけど、1日がとても長く感じる。凄く静かな環境で4時過ぎから仕事を開始し、始発の音が聞こえる時間に休憩の代わりとして朝食を頂く習慣。午前9時過ぎのオンライン定例会議をはじめ、国外で作業頂くスタッフとミーティングをする。 札幌の7月、早朝の何とも表現できない緑の香りとヒンヤリとした湿度。窓から少し冷たい風が入り込む度に、去年の夏、その前の夏を回想する。 あと何回の夏を過ごすことができるんだろう。 当たり前に訪れると思っ

        • 企画の落とし所、その客観性について

          過去15年以上、企業への企画提案が多い。決定したとしても6ヶ月後のスタートになったり、1年を通して半年以上先のことをいつも考えている。 その6ヶ月の中で、提案し決定した企画の新鮮な価値や記憶が澱んでしまうときもある。慣れてくると更に1年後でも鮮度を保っているであろう企画内容を創ることになる。 単にその場しのぎの企画ではなく、中長距離で運営することが出来、またユーザーにとっても好ましい内容を、社会の動向やトレンドなどと照らし合わせて企画することになる。 ※地域性に依存する

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        • アートと生き方
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          Follow me on https://www.instagram.com/my_memography/

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          20分のデジタルドローイング "Kimono Series"

          20分のデジタルドローイング "Kimono Series"

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          Re:フリーランス辞めました

          今年1月、10年程フリーランスデザイナーとして生きていた方からメールが届きました。内容は「テンプレート化された制作物の繰り返しに疲れてしまったのと、将来への不安が無くならない」という本文でした。 主にDTP制作物主体だった彼は、デジタル系ウエブデザイナーが急増することを横目でみながら一切靡(なび)くこと無く紙への拘りを保ち続けていました。 名刺、ショップカード、店舗置きフライヤー、大学パンフレットなど、代理店経由で幅広く受注し続けていたという事なのですが、本当に辞めたくな

          Re:フリーランス辞めました

          デジタル/ジェスチャー/コラージュ

          前回の投稿「20分のデジタルドローイング」では、着手から完成まで短時間で遊ぶことができるサンプルをご紹介しました。 今回は、テーマを決めたコラージュをご紹介します。 本来、新聞や雑誌、手書きの文字などを利用して切り貼りで作成するコラージュですが、デジタル環境が浸透し、現代ではその手法も様々な領域まで行き渡っています。 何か一つのテーマを決めることで、連続する制作物のコンセプトのブレがなくなるため、「愉しい」という感覚をご理解頂けるのではないでしょうか。 大切なのは、自分

          デジタル/ジェスチャー/コラージュ

          20分のデジタルドローイング

          商品やサービスを配信する要素として、商業広告ではありとあらゆるデザインを使ってユーザーに宣伝します。紙、ウエブ、音などその素材は多種にわたり、購買に繋げるための大事な作業です。 具体的な商品説明を広告の中で行うとき、デザイナーが作るデザインとアーティストが作るデザインにはどのような違いがあるのでしょうか、というテーマは昔から存在していました。 このテーマは何度も塗り替えられ続け、発表されるメディアやプラットフォームによって結論が左右されるため、この記事では提言は避けたいと

          20分のデジタルドローイング

          抽象画の設計図:油絵/完成篇

          大きなサイズの油絵/抽象画における「スケッチに依存する」と「スケッチからはみ出る」の2つの作品をご紹介いたします。いずれも1997年に作成した幅210cmの大きめの油絵で、それぞれに3ヶ月程度費やした作品です。 当時通っていた大学(Pacific Northwest College of Art, Portland Oregon, USA)の卒業制作に制作した油絵は合計で4点ありましたが、展覧会に出展したのはこの2点のみです。 自由な校風の中、毎日描くことだけに専念できて

          抽象画の設計図:油絵/完成篇

          抽象画には実は設計図があるというお話(着色篇)

          【 簡単なレクチャー 】抽象画のスケッチを描き始めて着色の段階に到達した時、何が大切でどのようにすすめるのが良いか、具体的な実例を参考にご紹介します。 前回の記事をご参考頂き、白紙の状態から何を描くか、またその描き方を御確認ください。躯体となるデッサンが終わったらいよいよ着色の工程にすすみます。 下地スケッチに依存する 作品の躯体となるスケッチに、ある程度忠実に色を加えた際の実例です。直線的な線に対して色でシェイプを描くことで、更に別の空間が生まれてきます。その新しい場

          抽象画には実は設計図があるというお話(着色篇)

          抽象画には実は設計図があるというお話(スケッチ篇)

          【 簡単なレクチャー 】抽象画を描き始める際に大切なのは、整理された完成予想図です。抽象画は適当に描き綴っているわけではなく、しっかりとした予想展開図のような構想が頭のどこかに存在しているものです。 「真っ白なキャンバスや画用紙に、好きな箇所に好きな色で描き始めるんでしょうか?」と幾度となく講師をしていた時代に質問されました。 対象者が初歩を知りたい場合は「そうですよ。どんなカタチでも色でも構いません」と返答していますが、わたし自身が描くときは違います。 以下に描きはじめ

          抽象画には実は設計図があるというお話(スケッチ篇)

          飛び込む勇気ってなんだろう

          幼少期には簡単に飛び込んで行けた小川、窪み、段差。 飛んだ後に対岸に何が待ち受けているかはどうでもよく、ただ単に面白さに執着してトライしてみた記憶がある。 ______ 幼少期を経て、物事への視野が広がったと同時に、挑戦した後のリスクを考慮するようになってきた青年期。 「これをしたらこれをしてあげる」という環境下で育ったわたしは、無条件に与えられたという記憶が薄い。 現在も随所の記憶が色あせた、薄く淡い色彩として刻まれている。 瞬きをするような驚きを象徴するビビッとなも

          飛び込む勇気ってなんだろう

          西の月

          2009年、ボクにはたくさんの夢があった。 毎晩夜空を眺めては、幾千もの星屑に感謝をしたものだった。 毎日生かされている。 毎日生かされている。ボクは何度もそう繰り返し微笑んだ。 その夜空と眠るために、星に近い高台に寝床を作ろうと思った。 ジブンだけのこの場所は、街中の火も水も風も感じる心の砦だった。 ボクにしか見えない夢。 ボクしか感じない想い。 それらが全て詰まった高台の寝床。 _____ _____ 2012年、 目が覚めた。 星に一番近い寝床でボクは、澄

          ボクとスイーツの接点

          新緑の香り漂う春の季節を思うと、何故か「苺」が頭に浮かんでくる。スイーツ畑を連想して沢山の種類の甘いもの達に囲まれる感覚は、幾つになっても無くならない。 - All the sweets never disappoint you - Baku Osawa 過去10年間、飲食店やホテルなどの撮影の際には必ず納めてきたスイーツ。洋菓子/和菓子は当然で、甘いとされる食物はかなりの種類と数を撮影しました。もともと甘い食べ物は好みではなく、お菓子という類のカテゴリには一切興味がな

          ボクとスイーツの接点

          夏の終わりから深い秋色になる15分

          2018年11月北海道洞爺湖湖畔の紅葉写真をPhotoshopでレタッチとぼかしで色づけするキャプチャー映像。くすんだ紅葉が15分程度でほどよく秋色に変化します。 撮影で北海道南部を行き来している時に、洞爺湖湖畔の情景を撮影し一足早く秋色にしてみました。ファイナルタッチまでには至ってませんが、呼吸する自然が変色してゆく様を人工的に創り上げる事に楽しさと、多少の罪悪感に似た想いがあったのを記憶しています。 出来れば同じロケーションで2019年、2020年も撮影したかったので

          夏の終わりから深い秋色になる15分