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20分のデジタルドローイング

商品やサービスを配信する要素として、商業広告ではありとあらゆるデザインを使ってユーザーに宣伝します。紙、ウエブ、音などその素材は多種にわたり、購買に繋げるための大事な作業です。

具体的な商品説明を広告の中で行うとき、デザイナーが作るデザインとアーティストが作るデザインにはどのような違いがあるのでしょうか、というテーマは昔から存在していました。

このテーマは何度も塗り替えられ続け、発表されるメディアやプラットフォームによって結論が左右されるため、この記事では提言は避けたいと思います。ただ、視聴者が分別するべきことであることは確かであるため、私にとってはそこまで重要なファクトではない、と追記しておきます。



デジタルドローイングとは

様々なイメージ画像を混ぜ合わせ、自身にとって相応しい(心地よい)コンポジションを創り上げる作業を指します。

テーマを決めて作業をするも良し、「無題」として好きな通りに組み併せて行くも良し、自身の目線で正しい作品を短時間で創ることは、私にとって大切な練習になります。

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Man in Letters and Lines

4つのレイヤーからなる作品です。全てデジタル素材を使用しPhotoshopで単純な加工を施します。

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Dior in Black

もともとは、Diorの広告が下地にありましたが、上に5レイヤーを重ねてるうちに黒いイメージに変化して行きました(ご使用の画面によっては真っ黒に見えているかもしれません)。

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Woman in dots, lines, and shapes

1950年代のAudrey Hepburn (オードリー・ヘプバーン)が採用された広告写真をもとに別の素材を3つ重ねた作品です。白黒の作品を制作する際は、枠全体を意識して、なるべく引き算の思考で制作しています。要素を盛りすぎず、情報量をミニマムにすることで、繊細な形や凹凸感を表現することができるからです。



デジタルドローイングの特徴

大作を創るには時間と労力が必要ですが、このデジタルドローイングは短時間で愉しく創り上げることができます。ここにデジタルドローイングの特徴があると思っています。

アート制作に間違いはないと思う派ですので、何をしても良いと思っています。厳密に言えば「見えない線引きは存在しているけども」あくまでも主観を大切にして良い仕事です。

様々な境遇にいながら作品化することも大切ですが、20分という短時間で達成感を味わうことができるシンプルな作業を是非挑戦してみてください。

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