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私のリサ・ラーソン @渋谷・ギャラリーのこぎり
こんにちは!アーキロイドの福井です。
2024年3月11日に逝去したスウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンを追悼する展覧会『私のリサ・ラーソン(追悼リサ・ラーソン展)』へ行ってきました。
ギャラリーのこぎりの運営をしている株式会社トンカチが、リサ・ラーソンとの商品開発やライセンスマネージメントをしていたそう。
リサとの交流のあった個人の思い出の写真や製作過程の資料が展示されていた。
(展示風景:ht
スイス流ラクレットランチ!
こんにちは!アーキロイドの福井です。
スイスで暮らすご夫婦に「ラクレット」をご馳走になりました。
日本で言う「たこ焼き」的なもののよう。
テーブル中央にラクレット機。下部にチーズ、上部のお鍋には蒸したジャガイモ。
(これは四人用だけど、二人用もあるのだとか。)
ジャガイモをお皿に取り、トロトロに溶けたチーズをかけて、胡椒をかけて食す。
チーズは胃が重くなりやすいので、ランチで食べることが多いそ
シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 @森美術館
こんにちは!アーキロイドの福井です。
六本木・森美術館は22時まで開館しているので、帰りの寄り道に嬉しい場所です。
「世界が注目するブラック・アーティスト、待望の日本初個展!『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』」へ。お恥ずかしながら存じ上げなかったので…自分のためのメモみたいな記録です。
シカゴで生まれアフリカ系アメリカ人として生きてきた、シアスター・ゲイツ。
大学卒業後、愛知県常滑市で陶芸を
金沢散歩 〜金沢建築館(設計:谷口吉生)〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
たくさんの観光スポットがある金沢ですが、ここもオススメ。
金沢建築館は、建築・都市についてのミュージアムです。建築家・谷口吉郎の住まい跡地に、吉郎氏の長男で建築家である谷口吉生氏の設計により建設されました。
どんな親子かと申しますと・・・
父・吉郎氏は、東京国立博物館東洋館や東京国立近代美術館、迎賓館和風別館などなど…錚々たる建築設計をしております。息子・吉
アーキロイドの休日 茶道体験 〜宝庵〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
先日、アーキロイドみんなで、茶道体験へ行ってきました。
北鎌倉の車通りの多い喧騒をそれて、浄智寺谷戸の万緑の中を登っていくと
鳥の賑やかな囀りと緑の風が吹いてくる。都会の空気を入れ替えたくて、深呼吸。
ひっそりと佇む門をくぐると、緑の中に軽やかな『常安軒』が現れる。
設計は、山口文象(ヤマグチブンゾウ)(1902〜1978)。
今回は、奥の茅葺き屋根
鎌倉散歩 〜吉屋信子記念館(設計:吉田五十八)〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
鎌倉の由比ヶ浜駅から徒歩5分ほどの吉屋信子記念館へ。
小説家・吉屋信子の終(ツイ)の棲家で、現在は鎌倉市に寄贈されて一般公開されています。設計は吉田五十八。吉屋からの住宅の依頼は3軒目だったそう!
既存建物を改修した建築で、「奈良の尼寺」のような住宅という要望だった。
南側の応接室の天井は、お茶室などで板や竹で細かく編まれる網代(アジロ)天井をデフォルメし
鎌倉散歩 〜旧山本条太郎別荘〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
旧山本条太郎別荘(現・神霊教鎌倉錬成場)の見学へ行ってきました。
山本条太郎は、南満州鉄道株式会社総裁を務めた政財界人。
明治〜大正時代にかけ、避暑・避寒・保養の適地として知られるようになった鎌倉の地に、別荘として1918年(大正7年)に建てられ、築100年以上!
いい職人仕事に間違いない。主屋は京都の笛吹嘉三郎が設計。
明治9年(1876 年)、東京医学
美しすぎる通路「エコリアム」@広島市環境局中工場
こんにちは!アーキロイドの福井です。
念願の広島市環境局中工場(ごみ処理施設)の2階中央通路「エコリアム」へ。
村上春樹の原作「ドライブ・マイ・カー」の映画ロケ地として、最近は有名かも。以前は、何かのロケ地として聞いていたのですが…思い出せない!
設計は谷口吉生(タニグチ ヨシオ)。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館や東京国立博物館法隆寺宝物館やニューヨーク近代美術館(MoMA)などなど…錚々(ソウソ
壮大なランドスケープ江之浦測候所
水平線を眺めながら134号線をドライブして、江之浦測候所(エノウラ ソッコウジョ)へ。
海を見下ろす蜜柑畑だった場所に、現代美術作家・杉本博司による壮大なランドスケープがある。常に相模湾の水平線とともにある急峻な丘に点在するオブジェや建築群を気の向くまま散策する。
測候所と言っても、気象の観測をする場所ではない。
下の写真、光学硝子舞台(コウガクガラスブタイ)の左隣にある赤茶色のコールテ
一冊を売る本屋 〜 銀座・森岡書店 〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
賑やかな銀座の街から少し外れた温かい灯りが点る場所へ、寄り道。
ここは、一週間限定で一冊の本とそれにまつわる展示と向き合える場所です。
本を手にする前から物語が始まっている感じがたまらなく、場所の力を感じます。
今週は、朝吹真理子さんのZINE『道はおぼえている』。(2024年4月28日まで)
(ZINE(ジン)とは、個人または少人数の有志が、非営利で発行
ならまち散歩 〜奈良御菓子製造所 ocasi〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
歴史的な町並み「ならまち」の一角の素敵なお店「奈良御菓子製造所 ocasi」へ。
町家が残るエリアで、間口(マグチ)が狭く奥が深い。
路地から店舗、中庭、製造所へという構成。
通りすがりの人もなんとなく入ってくるのを眺めていると、素敵なお店なのはもちろんだけど奥が明るいと自然と引き込まれるよな〜と、チーズケーキを頬張りながら思いました。中庭の光を受けた橘の
鴨川の上流を散歩しながら、高麗美術館へ
こんにちは!アーキロイドの福井です。
鴨川の上流を散歩しながら、高麗美術館へ行ってきました。
(解説がとっても丁寧でおすすめです〜)
朝鮮時代のインテリアが展示してあり、とってもイメージしやすかったです。
儒教精神が国中に浸透した朝鮮時代、住空間においても男女は区分されていた。
(下の写真)男性の部屋をサランバンといい玄関に近い開放的な空間に位置した。
儒教の精神性を反映した厳格で簡素な印象。
借景(シャッケイ)の美しい場所 〜京都・圓通寺 〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
借景(シャッケイ)の美しい場所、圓通寺(エンツウジ)へ。
借景とは、敷地の外の山並みなどを庭の景色に取り込んでいること。
数年前、意気揚々と午前中に訪れたら、
和尚さんに「ここは夕方がもっと美しいから、次は夕方においで〜」と言われた。
今回は、リベンジ圓通寺!
西陽に照らされた比叡山が、雄大にそびえる。
高い床は浮遊感があり、比叡山と正面で向かい合ってい