archiroid|アーキロイド

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株式会社アーキロイドです。 建築設計やそれに関係するプログラム開発の会社です。 ( https://archiroid.com/ ) 設計事務所として「福井典子の家」という住宅を始めました。 ( https://fukuinoriko.archiroid.com/ )

マガジン

  • 福井のお散歩日記🐕...

    お散歩や旅、寄り道の記録○ 素敵な場所などをお勧めできれば...と。 おでかけ先の一案にして頂ければ嬉しいです!

  • 家づくりレポート

    アーキロイドの家づくりをレポートしていきます。

  • 最近のアーキロイド

    最近のアーキロイドをレポート!

  • 西宮の家_家づくりレポート

    築45年ほどの戸建て住宅。あと数十年暮らそうと思うと「まずは『冬は暖かく、夏は涼しい家』にしておいた方が絶対に快適に暮らせる」という見えないデザインの話から始まったリノベーション。

  • 福井典子インタビュー

    アーキロイドに加入した建築家、福井典子氏へのインタビューを通して、「福井典子の家」を考える。

最近の記事

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設計事務所から独立後すぐに就職した理由 (アーキロイド新メンバーにインタビュー前編)

 2023年2月、アーキロイドに社員として加入した建築家・福井典子氏。彼女へのインタビューを通して、アーキロイドの現在地とこれからの展望を紐解いていく。 新しく仲間が増えました――当社に新しいメンバーが増えました。建築家の福井典子さんです。昨年より外部のパートナーとして住宅設計に関するアドバイスをもらったりしていて、今年の2月に正式に社員として参加してもらいました。改めてよろしくお願いします。 福井典子(以下:福井)「お願いします!」 ――まず簡単にご経歴を教えていただ

    • 京都・大山崎山荘美術館でのんびり過ごす

      こんにちは!アーキロイドの福井です。 観光客で大混雑、焼き付くような暑さの京都。のんびり過ごそうと「大山崎山荘美術館」へ行ってきました。元々は、関西の実業家・加賀正太郎氏が大正から昭和にかけて建設した別荘は、「山荘」というだけあって、急な山道を登っていきます。 正太郎氏の没後、加賀家から手が離れ、荒廃が進んでしまったようだが、そのまま残すために美術館へと再生された。屋内は撮影禁止なのだが、しっかり保存されているので見応えがあり、ここで過ごす時間自体が気持ちいい。 (参照:美

      • 倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙 @京都国立近代美術館

        こんにちは!アーキロイドの福井です。 午後にとても楽しみな予定があったので、午前中は予定無しにしよ〜〜と思っていたら、通りすがりのご夫婦がアレクサンダー・カルダーのTシャツ(テート美術館とユニクロがコラボしてるみたい!)を着ていて、おっ!と思い目で追っていたら美術館に入っていく。私が、東京で見逃していた展覧会の「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」だった。え、ラッキー…! 京都国立近代美術館の設計は槇文彦氏。 建築も見て回りたくて、なかなか展示会場に行きつかない。 倉

        • 最近のアーキロイド 〜敷地をリアルに再現〜

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 家づくりの計画で、窓からの景色はとっても気になるポイントですよね! (どんな景色が見えるの?、お隣との関係ってどうなっているんだろ…?) VRで家づくりの打合せをする際は、住宅が街の中にどう建っているのか、窓からどんな景色が見えるのかも、設計者の頭の中だけでなく、誰にとっても分かりやすいようにしたいと敷地をリアルに再現しています。 実際の敷地をスキャンして再現しているのですが、機械によってスキャン技術の得意分野やデータの重さが違うので

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          北鎌倉の家〜既存建物の解体打合せ〜

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 東京の酷暑からの脱出!と、ちょっと楽しみに北鎌倉に行ったのですが…もう逃げ場の無い暑さに惨敗でした。 秋に着工する「北鎌倉の家」の敷地に建つ古家の解体打合せをしてきました。 (クライアントの息子さんが、ショベルカーが来るのを楽しみにしている…!) その後は、見積の打合せ。いやはや、物価上昇止まらない。 これってちゃんと、汗を流している人にお金がまわっての物価上昇なのかな?とぼやぼやぼやいてしまう。よーし、減額案だそう!福井 『福井典

          北鎌倉の家〜既存建物の解体打合せ〜

          鎌倉散歩〜旧田島屋材木店〜

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 昨日、一昨日のブログ「旧山本条太郎邸」は、京都から設計者や職人を呼んだザ・ 別荘建築でした。それと対比で見学に訪れたのは、神奈川県下の民家で典型的な間取りの「旧田島屋材木店」です。 関東大震災後の昭和2年に再建され、材木店が営まれていた建物。 戦争で、個人商店による材木取引が禁止されてからは、住居として使われていたようだ。今は、「古民家スタジオ・イシワタリ」として大切に残されている。 (2019年に登録有形文化財に登録された) 代々引

          鎌倉散歩〜旧田島屋材木店〜

          鎌倉散歩 〜女中さんがいた頃の面白い間取り 旧山本条太郎邸〜

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 昨日に引き続き、旧山本条太郎邸について面白かった一部をご紹介! とにかく豪邸なこの家には、もちろん女中さんがいた。 下の写真の床が切り替わっている理由は、板間はサービスコーナー(女中さんのエリア)で、畳敷は主人のエリアとなっていたんだそう。 そこに、何かの台と壁に立てかけられた板がある。 ・・・なんでしょう?? この台は、「電話台」だったそう! 電話が鳴ったら、まず女中さんが出て主人に取り次ぐので、この位置にある。そして、この板は女

          鎌倉散歩 〜女中さんがいた頃の面白い間取り 旧山本条太郎邸〜

          鎌倉散歩 〜関東大震災を乗り越えた希少な別荘 旧山本条太郎邸〜

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 東海大学建築都市学部教授 小沢朝江先生のご案内してくださる見学会で、鎌倉の長谷にある旧山本条太郎邸へ行ってきました。 旧山本条太郎邸は、関東大震災前に建てられて現存している貴少な建物。 この邸宅近くの長谷寺の庫裡や書院は全壊し、長谷駅周辺は津波で浸水、液状化、火事で、由比ヶ浜から鶴岡八幡宮へ通じる若宮大路は8割ほどダメだったそう。 同じ建物の中に、くつろぎの「数寄屋造り」とフォーマルな「書院造り」の部屋があり、デザインがはっきり分け

          鎌倉散歩 〜関東大震災を乗り越えた希少な別荘 旧山本条太郎邸〜

          煌(キラ)びやかな社殿へ拝観前の「静心所」@上野東照宮

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 東京国立博物館からの帰り道に、上野東照宮へ寄り道しました。 目的地は、煌(キラ)びやかな社殿へ拝観前の「静心所」。 設計は、中村拓志&NAP 建築設計事務所。ブログを書こうとホームページを見てみると、説明がとっても充実していたので見てみると楽しいかも。ぜひ! 銀杏の木って、いい色に焼けるんですね。タイルの壁とのコントラストも美しい。 上写真の左側の壁のスリットから見える切り株から、新しい木が生えてきている。 居合わせた人たちが、「

          煌(キラ)びやかな社殿へ拝観前の「静心所」@上野東照宮

          目白の隠れ家 「発芽そば ゆき」 へ

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 目白の隠れ家「発芽そば ゆき」へお誘いいただき、ランチへ行ってきました! ( J さん、ありがとうございます〜!) 住宅の一室をリノベーションして、蕎麦懐石に大変身させた場所。 設計は、アーキヴィジョン広谷スタジオです。 真っ白な玄関や廊下からガラッと雰囲気が違うこのお部屋! たっぷりした曲線とキリッとしたエッジが美しい。 改修前の(今も住宅なのだが)住宅だった残り香みたいなものが無く、住宅の一室であることをすっかり忘れてしまう。今、

          目白の隠れ家 「発芽そば ゆき」 へ

          最近のアーキロイド 〜フルーツパーティー!〜

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 今日は、津久井さんがメロンとマンゴーと一緒に出勤! ランチの後、フルーツパーティー!(津久井さんが、皮むきからカットまで…!) 甘さと甘さの頂上決戦だったのですが、メロンよりマンゴーの方が格段に甘い! メロンから食べつつ、お口サッパリ用にメロン2切れを残してマンゴーを食べた方がいいね〜。と、贅沢食べの共有。…今日も平和だ。 ピクニックの時に、余っていたお皿でワイルドにいただく。 まな板とお皿とフォーク、欲しいなあ。福井 『福井典子の

          最近のアーキロイド 〜フルーツパーティー!〜

          名建築でお茶時間 @東京国立博物館「応挙館」

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 東京国立博物館の中をフラフラしていると、いつもは公開されていない「応挙館」でお茶がいただけるイベント中・・・もちろん、吸い込まれます。 応挙館とは(HPより引用) 名古屋市郊外の明眼院の書院として寛保2年(1742)に建てられ、その後、三井物産の初代社長である茶人としても有名な益田孝氏(鈍翁)邸内(東京・品川)に移築され、昭和8年(1933)、当館に寄贈されましたた。 「書院」だったということは、僧侶の書斎。18畳2室を中心に、まわり

          名建築でお茶時間 @東京国立博物館「応挙館」

          茶室の図面って...どうしていたんだろ?

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 曇っていて涼しい休日、東京国立博物館へ行ってきました。 (炎天下では、上野駅から歩くのに怖気付くので…笑) 最近、お茶室の室内って随所に趣向が凝らされていて、平面図からだけだと茶人のこだわりが全然わからない!と思っていた。 本を読んでいると『(立て)起し絵』というものがあったようだ。 堅めの和紙に窓や出入り口などの壁面を描いて、組み立てるものらしい。 折り畳み式なのも乙女心をくすぐるなあと思っていた。 ・・・で、偶然、展示されている

          茶室の図面って...どうしていたんだろ?

          「坂倉準三氏設計の塔」という塔を見つけた

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 神楽坂から飯田橋の方へ散歩していると、端正で美しい場所を発見! ここ「アンスティチュ・フランセ東京(東京日仏学院)」は、ル・コルビュジエの弟子・坂倉準三の設計だった。賑やかな神楽坂の商店街から少し離れていて、静かな場所だ。 「坂倉準三氏設計の塔(1951年)」とプレートがかかっている塔があった。 それによると『学院は、ル・コルビュジエの弟子である坂倉準三氏によって設計されました。この塔の階段は二層式になっており、フランスのシャンボール城

          「坂倉準三氏設計の塔」という塔を見つけた

          最近のアーキロイド 〜3Dプリンターで模型作り〜

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 最近、3Dプリンターを使って100分の1のサイズの模型作りに挑戦中です。 (延べ床面積30坪ほどの住宅なので、手のひらサイズ!) 伊礼智設計室に入社した頃、贈答用エビスビールの段ボール箱が薄くて丈夫なので、それを使って模型を作っていたのが懐かしい。みんなで「良質な段ボール」なんて言って大切に保存していたなあ。笑 さて、タイムスリップしたように時代が進んだ最近、私(福井)ではなく… アーキロイド 佐々木さんが、3Dプリンターで住宅模型を

          最近のアーキロイド 〜3Dプリンターで模型作り〜

          清々しく晴れた日がよく似合う 奈良・慈光院

          こんにちは!アーキロイドの福井です。 昨日のブログで書いた「京都・蓮華寺」は山あいにあったのだが、この「奈良・慈光院」は眺望のいい丘の上にある。茅葺の大きな屋根の可愛らしい佇まいだ。 景色の方向へ大きく開いていて、ぐぐぐっと景色へ吸い込まれる。 柱の位置や本数で、こんなにも表現の幅があるなんて面白いなあと写真を見返しながら思う。福井 『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー のWEBサイトを公開しております。ぜひご覧ください。 設計のご相談・ご依頼お待ちしておりま

          清々しく晴れた日がよく似合う 奈良・慈光院