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#38 生徒指導と心理的安全性
38回目となりました、天治郎です。今回のテーマは、「生徒指導と心理的安全性」です。
(1)はじめに
相互フォロワーさんが、
というポストをされていました。(ポストの引用は承諾済み)
そこで、今回は「生徒指導と心理的安全性」について考えてみたいと思います。今回の結論は、
発達支持的生徒指導を基本としつつも、「人の心や体を傷つける言動は許されない」と考え指導することは、少なからずある。ただし
♯37 哲学対話を取り入れた道徳の授業 with 対話型AI
37回目となりました、天治郎です。今回のテーマは、「哲学対話を取り入れた道徳の授業 with 対話型AI」です。
(1)はじめに
私は、道徳の授業に「哲学対話」を取り入れています。本年度は、その中に「対話型AI」を活用しています。
道徳が教科化され、6年目となりました。どの学校でも、「考え、議論する道徳」へ、質、量ともに変換を図られていることででしょう。
一方で、「考え、議論する道
#36 学校での研修
第36回となりました、天治郎です。今回は、研修主任として、うまくいった?取り組み、そしてうまくいかなかった?取り組みを紹介します。
1 うまくいった?取り組み
①ミニパワーアップ講座を開催する
→15分程度で終わる講座を定期的に開催しています。研修時間内に行うこともありますし、定時までの放課後に行うこともあります。
→これまでに、「学級開き」、「学習評価」「Padlet」、「Minecraft
#35 みんなで楽しむ九九ワールド
みなさん、ご無沙汰しております、天治郎です。本年もよろしくお願いいたします。
新年1回目、通算35回目の投稿です。「九九ワールド in Minecraft educationの授業の計画とその後」についてのご紹介です。
1 授業計画《ねらい》
九九のより深い理解を図るとともに、1人1台端末活用の総仕上げの一つとして、みんなで一つの作品を創り上げる。
《児童の目的意識》
①現2年生(他学級)の
♯33 先生への手紙
33回目の投稿となりました、天治郎です。
もうすぐ夏休みも終わり、2学期が始まりますね!私はいろいろなことを学んだので、実践したいことがたくさんあります。また、早く子どもたちに会いたい気持ちでいっぱいです!
ところで、2学期の初日に「宿題」は出されますか?私は、毎学期初日に出す宿題が決まっています。それが、「先生への手紙」です。2日目以降のコミュニケーションの一助にもなります。
以
♯32 数学的な見方・考え方の育成
今回のテーマは、「数学的な見方・考え方の育成」です。実践家の視点から検討します。算数の授業をアップデートしたい方、見方・考え方への理解を深めたい方は、ぜひご覧ください。
(1)4者の見解から
加固(2019)は,「数学的な見方・考え方」と発問との関係について,
と述べています。そして,言語化し顕在化した「数学的な見方・考え方」がクラス全体で共有されていくことについて,以下のように述べてい
♯31 学級経営と心理的安全性の関連①
今回は、「学級経営と心理的安全性の関連」について考えます。
(1)心理的安全性とは?
心理的安全性は、ハーバード大学の組織行動学者であるエイミー・エドモンドソン教授がチームに応用し、
と定義しています。さらに、Google社が「プロジェクト・アリストテレス」の中で再発見し、チームにとって「圧倒的に重要」と結論付け、注目を集めたとされています。
原田(2022)は、心理的安全性が高いチー
♯30 個別最適な学びと協働的な学び
記念すべき?30回目の投稿となりました、天治郎です。さて、今回のテーマは「個別最適な学びと協働的な学び」です。今更感はありますが、あえて今一度確認します。
(1)はじめに
先日、職場の研修において、算数授業での自力解決時における「個別最適な学び」と「協働的な学び」の視点からの教師の支援の在り方について考えてもらいました。
誤解を恐れずに言えば、これまでの算数授業での自力解決の時の支援は、
♯29 心理的安全性×学級運営
29回目の投稿となりました、天治郎です。今回のテーマは、「心理的安全性×学級運営」です。
(1)はじめに
心理的安全性とは、自分の考えや意見を自由に言い、失敗を恐れずに挑戦できる環境です。心理的安全性が高まると、児童は学習活動に積極的に取り組み、学習効果が向上します。また、児童同士の助け合いや協力が活発になり、学級のまとまりが強くなります。
(2)具体的な取組
私は、小学校教員とし
♯28 子どものタイピング力向上に関する一考察
28回目の投稿となりました、天治郎です。今回のテーマは、「子どものタイピング力向上に関する一考察」というタイトルの実践論文(もどき)です。長い(11000文字越え:読みたくなくなる量( ;∀;))ことに加え、元々執筆した日付は令和4年3月31日です。ご承知おきください。また、公開note用に一部加除修正を行いました。
お忙しい読者のために、本稿の要旨は以下の通りです。
本稿で得られた示唆
♯25 算数を創る②
25回目のnote投稿となりました、天治郎です.今回も前回に引き続き、「算数を創る」をテーマに論じて?いきます.今回は、「算数を創る」とはどういうことかについて、「創造性」の視点から捉えていきます.
本稿の要点は、以下の通りです.
創造性は,「創造力(創造的思考力と創造的表現力)」と「創造的人格(創造的態度)」からなるものである.
創造において「児童自らが問題発見をすること」また,「創造の
♯24 算数を創る①
24回目の投稿となりました、天治郎です。今回からは、私の研究テーマである「算数を創る」ということについて、論じていきます(誰得?)。少しお堅い話が続くかもしれません。
(1)人間の強みと算数
今の子どもたちやこれから誕生する子どもたちが成人して社会で活躍するころには,グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により社会は大きく急速に変化しており,今以上に予測が困難な時代となっているであろうこ
♯23 対話とICT
23回目の投稿となりました、天治郎です。本稿の要旨は、以下の通りです。
対話×ICTを日常的に行っていくためには、各種アプリ等の使い方に慣れる機会を設定する必要があります。トライ&エラーの精神で子どもと共に活用していけば、子どもたちは我々教員の想像を超えた素晴らしい使い方をしていきます。
以前「対話」について学び直そうと思い、以下の3つの本を読みました。
白水始(2020).対話力.東洋館