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#35 みんなで楽しむ九九ワールド

みなさん、ご無沙汰しております、天治郎です。本年もよろしくお願いいたします。

新年1回目、通算35回目の投稿です。「九九ワールド in Minecraft educationの授業の計画とその後」についてのご紹介です。

1 授業計画

《ねらい》
九九のより深い理解を図るとともに、1人1台端末活用の総仕上げの一つとして、みんなで一つの作品を創り上げる。

《児童の目的意識》
①現2年生(他学級)の九九の理解を深めるとともに、Minecraftと Canva 、kahoot への興味・関心を高めてもらう。
②来年度2年生のかけ算の学習で活用してもらう。

《教師の準備》
①Minecraftに九九ワールドを作成する。
②作成したワールド内に、9つの区画を作る。

《児童の相手意識》
①現2年生
②来年度2年生

《指導計画(全4時間)》
(第1時)
①「Minecraftで九九ワールドを作ろう」と投げかけ、目的意識・相手意識を対話を通して確認する。
②1の段から9の段までのkahoot!とCanvaの担当を決める。
③kahoot!とCanvaの作成を始める。

(第2時)
①Minecraft内で作る◯の段の施設をどうするか、段毎に話し合い、決定する
②kahoot!とCanvaの続きを作成をする。
③作成したものを相互評価し、よりよいものにする。
④仕上がった児童から、Minecraft内で◯の段とわかる施設の作成を始める。

(第3時)
①第2時の続きをする。
→教師は完成したkahoot!とCanvaの制作物を、NPCにURLで埋め込む。

(第4時)
①九九ワールドで遊ぶ。
②Padletに、段毎にフィードバックをする。
③フィードバックを元に仕上げる。
→教師は本時終了後、ワールドをコピーし、アドベンチャーモードに変更する。
→アドベンチャーモードに変更したコピーをエクスポートし、配布する。
→アドベンチャーモードは、ブロックの破壊や設置ができないゲームモードです。世界を壊したり新たに作り上げたりすることはできません。そのため、他者のワールド観光に適したモードです。

《留意点》
✅Minecraft、kahoot!及びCanvaを、授業内で日常使いしている経験があることを前提としています。
→直前に、よりよいデザインについて学んだり、好きな九九について制作したりもしたりしています。
✅必然的に端末画面を見る時間が長くなるので、
・(児童が)画面から30cm以上離れて、端末を活用する。
・20分に1度は、遠くを20秒程度見る。
・(児童が)肩こり体操を適宜行う。
などの、健康面への配慮を図る。

上述したような形で、ただいま実施中です。期待される効果?としては、

(算数面)
✅kahoot!の問題やCanvaの動画(もしくはプレゼンテーション)を作成する際に、目的意識に基づき、提示する九九の内容について思考・判断・表現する。
✅制作する過程で、改めてかけ算・九九を振り返るので、理解が深まる。

(1人1台端末の活用面)
✅児童同士で作り方や内容等を相談しながら、よりよい操作方法を発見したり、スキルの高い児童が他の児童に教えたりなど、協働的な学びの実現に寄与する。
✅デジタルリテラシーが高まる。

などが挙げられると考えています。

2 授業の実際

【成果と課題】
〇期待される効果(算数面及び1人1台端末活用面)が概ね見られた。
〇子どもたちのマイクラ力?とCanva及びKahoot!での成果物の作成については、これまでのまとめとなった。
△全4時間計画で行ったが、5時間が実施時数となった。
△自分たちでワールドを体験する時間が確保できず、3学期回しとなった。

興味ある方に、ぜひクラスで体験していただきたいです。

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