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♯26 対話型AI×道徳①

 26回目の投稿となりました、天治郎です。
 私は最近、道徳の授業で対話型AIを活用しています。そこで、今回のテーマは、「対話型AI×道徳」です。

(1)対話型AIって?

 今や「対話型AI」の話題でビジネス界も教育界も持ち切りです。文部科学省では、ChatGPTをめぐり、ガイドライン作りに向けた専門家の議論が始まったようです。今年の夏ごろまでに作ることを目指しているようです。また、東京大学でも、生成系AIの活用法や問題点、改善策等について学内で議論を進めるそうです。

 ところで、そもそもChatGPTやBardに代表される対話型AIとは、どういうものなのでしょうか?既にご存知の方も多いかと思いますが、簡単に言えば、「高度なAI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービス」です。様々な可能性を秘めており、SNSでも話題になっています。

 一方で、既に現場ではChatGPTを取り入れた実践が始まっています。詳しくは、小学館の「みんなの教育技術」にある「ChatGPTがもたらす教育パラダイムシフト」の連載を見るとわかりやすいと思います。池田修先生と藤原友和先生のチャット対談という形で連載されています。

(2)天治郎の実践

 私は「CahtGPT」と「Bard(Google)」を、GW明けから道徳と特別活動で使っています。どちらも、「共同探究者」という位置付けで活用しています。子どもたちは、一緒に考える仲間として、名前を付けてくれました。また、先日ある研究会に参加しましたが、「T2のイメージで使うとよい」というお話もありました。
 算数では、データの活用の領域と相性がよさそうです。今年度は単元が終わってしまったので、試せそうにないのが残念です。

 さて、下の画像は、試しにChatGPTにある問い(哲学対話を取り入れた道徳の授業でありそうな問い)を投げかけた結果です。

ChatGPTによる回答①
ChatGPTによる回答②

 実は、5と6もあります。どのように感じましたか?私が使っているものはChatGPT3.5ですので、ChatGPT4.0だとまた違うかもしれません。

 他方、様々な問題点等があることは容易に想像できます。しかしながら、VUCAの時代を生きる子どもたちにとって、AIの進化とうまく付き合っていくことはもはや避けられません。そして、どんなにAIが進化しようとも、人間の強みは必ずあると私は信じています。だからこそ、今からそういった状況をどんどん経験していく必要があると思います。そのためには、ICTスキルの育成、メディアリテラシーの育成、自由の相互承認等、様々な視点から意図的かつ計画的な指導をしていく必要を感じています。カリキュラムオーバーロードは私自身も感じますが、だからこそカリキュラムマネジメントを意識していかなければいけませんね。

(3)最後に

 私自身いろいろと模索中ですが、今年度の私の研究授業は「道徳×哲学対話×対話型AI」で行おうと思っています。少しずつ活用の仕方が整ってきている部分がありますので、研究授業前にどこかで提案できればと考えています。

 ちなみに、今回のnoteをChatGPTに評価してもらうと、以下のような文章がかえってきました。(一部抜粋)

文章の内容を多角的に分析するという観点からは、情報提供の面や具体例の挙げ方などが考慮されます。一般的には、文章の明確さ、情報の裏付け、読みやすさ、論理の一貫性などが評価されます。
個別の評価基準によって異なる結果が出る可能性があるため、特定の点数を付けることは難しいです。しかし、情報の提供や内容の整理において適切なレベルであると言えるため、高い評価を与えることができるでしょう。

ChatGPTの回答

 また、GoogleBardに評価してもらうと、以下のような文章がかえってきました。

以下に、天治郎さんの文章に対する感想を述べます。
・対話型AIの概要がわかりやすく説明されている。
・ChatGPTから得られた回答は、子どもたちの思考力や問題解決力を育むのに役立つと思われる。
・子どもたちがAIとの関わり方について学ぶ機会になる。
・対話型AIは、まだ発展途上にある技術だが、教育分野での活用には大きな可能性を秘めている。
天治郎さんの研究が、教育現場に貢献されることを期待しています。

GoogleBardによる回答

 みなさんはどのように感じられましたか?最後までお読みいただき、ありがとうございました。御感想等お待ちしております。

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