マガジンのカバー画像

制作・展示

15
運営しているクリエイター

記事一覧

奄美 森のうた/ガルリラペ       奄美大島取材日記②

奄美 森のうた/ガルリラペ      奄美大島取材日記②

わたしにとりまして16回目の個展をまもなく開催いたします。作品の最終点検をして送り出す作業の今、昨年の取材日記を紹介しながら展覧会への思いをかきます。

2022年秋に初めて奄美大島を訪れました。ガイドさんを頼んでマングローブの森、金作原原生林などを訪れました。360度の大自然に圧倒されそしてそれを次の世代に残していこうと努力する地元の方々の取り組みに感動したのを覚えています。取材旅行第2弾!20

もっとみる
奄美大島取材日記

奄美大島取材日記

2022年11月21日~24日
2023年は私にとって特別な一年となりました。 
9月のFEI PURO ART AWARD 準大賞 受賞に続き、
10月の奄美を描く美術展 大賞 受賞などうれしいニュース
が続きました。それもこれも昨年の奄美大島での経験がもと
になっています。なぜ、奄美大島を選んだか・・・。      
それは、2021~2022年の制作テーマの“絶滅危惧種“を調
べていた時のこ

もっとみる
preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第10展示室

preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第10展示室

本日はプレビュー最後のブログです。明日は開幕。素敵な会場に仕上がっております。皆様どうぞお楽しみください。
第10室はドローイング作品をたくさんご覧いただきます。

今回個展初の試みと公開実演ドローイングをします。時間はあえて決めておりませんが疲れていない時間帯…午前中?でしょうか。会場にて制作しました作品を毎日壁に貼っていきます。初日、中日、最終日など何度も訪れて会場の変化も見ていただけましたら

もっとみる
preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第11展示室

preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第11展示室

最後の部屋はこれまでに書いてきた作品の中から特に思い出に残る作品を展示いたします。
見出しの作品は「天使の歌声」「天使の歌声~指揮者~」と対になった作品です。私は受傷前名古屋少年少女合唱団の一員でした。まだ意識が無かったころ、愛知医大病院の中庭で団員のみんなが歌ってくれました。そのあと意識のレベルが変わったと聞いています。私にとっていっしょに舞台に乗った仲間と過ごした時間は大切な宝物です。退院して

もっとみる
preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第9展示室 希望の地球(ほし)

preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第9展示室 希望の地球(ほし)

4つめの部屋にまいります。こちらは最新の作品が並んでおります。2021年~2022年希望の地球(ほし)と名付けた作品を制作してまいりました。私の好きな動物たち、生命力あふれる温室の植物、そして褶曲をどうぞおたのしみください。

その視線の先に何があるのだろう。
「人間はへんな生き物だなあ」と言っているのだろうか。
それとも「春が来たなあ。」と花の香りや風を感じて居るのだろうか。
ライオンも絶滅危惧

もっとみる
preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第8展示室②地球の手紙

preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第8展示室②地球の手紙

本日は 第8展示室②「地球の手紙」より地層をモチーフにした作品をご紹介します。「地球は生きている星で人類が上手に使えばあと5億年持つんですよ。」と大学の自然学&環境学の恩師の原田憲一先生はおっしゃいました。この講義で聞いたoneness (ワンネス)を制作テーマに決めたのが2012年のことです。地層は私たちが唯一太古からの地球のメッセージを受け取れる場所だと思います。愛知の佐久島、三重熊野の鬼が城

もっとみる
preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第8展示室①

preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第8展示室①

開幕まで1週間を切りました。本日は会場の展示パネルが出来上がってまいりました。第8室は2つに分かれています。まずは①ウミガメの世界:The thread of lifeからご紹介しましょう。

自分なりの水を描く。海の中の光のきらめきや揺らぎを描くのは とても楽しい。一つとして同じ形はなく一つとして同じ色もない。200年後の君たちへVol.4~地球の息吹~は 今展で一番大きな作品となる。地球が生ま

もっとみる
preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第7展示室

preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第7展示室

2つ目の部屋は「またここで会おう」
ここには蓮池を題材にした世界が広がる。

なぜ、蓮なのに”またここで会おう”なのか・・・。それは私が初めて蓮池を見たときの感想に由来しています。豊川の蓮池:ここは遠くに山が見え、風が吹きぬける。ほかのものが映り込まない素敵な場所です。地元の方に教えていただいて初めてそこを訪れたとき、私はここが

時空を超えて会いたい人に会える場所だ・・・。

と感じたのです。タ

もっとみる
preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第6展示室

preview市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~:第6展示室

2022年9月6日開幕します。市民ギャラリー栄次世代アーティスト企画展 水上卓哉の世界~イノチトハ~で展示される作品から一部を一部屋ずつご紹介してまいります。どうぞ会場に足をお運びください。

ご来場いただきますとまず最初にご覧いただきますのが第6展示室「この小さな世界」です。
この展示室には私が小さな命の輝きに魅せられ画面に閉じ込めた作品群が並びます。20点の中からいくつかをご紹介します。

もっとみる

これまでの活動 2019年旧サイトの記録④

名古屋三越 個展『生きてく証』(1月)

2019年 1月30日~2月5日 10:00~19:00 (最終日は17:00閉場)
名古屋栄三越 8階ジャパネスクギャラリー

油彩・水彩・紅茶インクの作品・陶板画・その他グッズ等展示いたします。
お気に入りの作品がございましたら、どうぞおこの機会にお求めください。

※12:00=17:00 作家在廊予定です。皆様にお目にかかれますのを楽しみにいたして

もっとみる
第77回現展名古屋移動展レポート

第77回現展名古屋移動展レポート

2021年6月30日~7月4日愛知県美術館 8階ギャラリーにて開催。まず無事に開催できたことに感謝いたします。29日午後から搬入です。さてあの大きさの作品がどのように展示されるかご存じでしょうか。まず一昨年の現展で私は3600×1800mmの作品を展示しました。

『龍になれ』2019年 
杉板に白亜地、油彩、紅茶インク、顔料、胡粉、牡蠣殻、アルキド、シジラータ、箔

これを出品するときに先輩作家

もっとみる
第77回現展 東京会場レポート

第77回現展 東京会場レポート

第77回現展: 会期を短縮して開催の国立新美術館の展示を終了した。今年は本部のスタッフは大変だったでしょう。コロナが流行りはじめ昨年はWEBのみでの開催。今年はちょうど搬入&出品手続きの最中に緊急事態宣言発出のタイミングが重なって、出品者もドキドキするし、毎日美術館の開閉情報とにらめっこしながらの運営だったこと。やむなく閉館中だけど、バックヤードに作品が全国から集まり、いつもより少ないスタッフで展

もっとみる
希望の地球(ほし)

希望の地球(ほし)

2021年 第77回現展出品作『希望の地球(ほし)』について

2020年の秋 秋田県の八幡平にある後生掛自然研究路、玉川温泉自然研究路に出かけて地球の息吹に触れてきた。

2020年のはじめからコロナ禍になって取材にいけなくなってからずっと、
「泥火山がみたい…」という欲求はどんどんたかまっていて、もうどうしても見ないと次の制作にかかれないほどになっていた。泥火山を初めて知ったのはNHKテレビの

もっとみる