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かわせみ💎読書論考 継続中

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もっとも苦手だった読書。ひたすら読み、修行のごとく解読した。読んだことを忘れ、いまだ振り返り読書をしています。ただ、その読書は二度と忘れない「ボクだけの図書」として、生涯のアーカ…
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#読書

城崎温泉の思い出

城崎温泉の思い出

志賀直哉が逗留した宿 三木屋さん

志賀直哉の散歩道 引き返したところ

夕飯 東山荘 田木屋

串ネズミの現場はわからなかった

そして、一の湯(洞窟湯あり)

朝ごはん

 ボクの文学感は、志賀直哉先生の感性と夏目漱石先生の理論に影響を受けています。なんだか、志賀直哉先生の文章が素晴らしいと信じながら読書をして来た。最近、川場康成先生の「古都」のが上かなと感じつつも、志賀直哉先生を支持していま

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かわせみ💎読書考

かわせみ💎読書考

第一章 「読書とは」について

 小学校卒業の前に、担任の先生が本についての話をしてくださった。いまだに、正しい理解かどうかわからないが覚えている。

「みなさん、これからもたくさんの本を読んでください。読むだけ、読んで考える、読んで血や肉にしてください。
 本は、いろいろなことに役立ちます。また、悪いことを覚えてしまうこともある。また、悪いことを知ることで間違えを起こさない歯止めになります。

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彼らの勇気が仇

彼らの勇気が仇

 第二次世界大戦の始まりから、終戦の後始末までがジロー・マット・ヘンリーの青春期である。舞台は、アメリカ合衆国。もっとも大きな要素は、戦争である。また、彼らの共通点は日系二世である。

 当時、自由の、また移民への最大のチャンス(生活の場)がアメリカであった。かつてのブラジルや満州の如く(ここでは侵略の概念を外す)。しかし”12・8”が、決定的に運命を変えた。
 アメリカにおけるマイノリティーとし

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趣味の変遷

趣味の変遷

ボクは、いろいろな趣味を経験した。

ボクは意外にいろいろな趣味を経験している。

剣道。小学三年から高校卒業まで習った。ある理由で、止めた。高校三年時に流派の三段までとなった。誰よりも上達が遅かった。しかし、練習以外も道場に通い師匠に稽古をつけてもらった。気がつくと仲間はやめて、ボクが師匠代理で後輩を指導をした。

陸上競技。足の速いことに憧れた。これも、小学三年の頃だった。父に相談した。父は協

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新書の在り方・読まれ方

新書の在り方・読まれ方

この記事は、著作の内容についてまとめたのではない。新書の在り方・読まれ方についてまとめてみた。

20世紀までの新書

 1979年、浪人を終えた。進んだ学部は社会学部だった。社会の先生になれると思いこの学部に入学した方が多かった。しかし、実際は違う。社会という曖昧な概念を定義して、その各論として"〜社会学"を学ぶところであった。ただ、社会の先生になる方は多かった。ボクは、社会福祉系を勉強したくて

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読書の仕方

読書の仕方

 ボクなりの「読書の仕方」を整理します。この考え方は、内田義彦「読書と社会科学」から学びました。

1、情報としての読書

 著名人などの書籍、とりわけエッセイ集は情報として読まれている。かつては「蒼い時」「安全地帯」「なんとなくクリスタル」などが大ヒットをした。さて、作者は。ボクは覚えてます。
 これらの作品は、近代文学や現代小説を継承した物でない。文字を使って、知りたい情報を得るため本を読んだ

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