財前 雄太

BtoBのリードの獲得・ナーチャリングと中途採用の母集団形成が得意なフリーランスです。…

財前 雄太

BtoBのリードの獲得・ナーチャリングと中途採用の母集団形成が得意なフリーランスです。 このnoteは「私の仕事の考えを理解してもらい、仕事のミスマッチを減らすこと」が目的なので、ほとんど自分語りの記事です。

マガジン

  • 採用

    採用について書いた記事です。

  • フリーランス

    フリーランスとしての私の働き方について書いた記事です。

  • スタートアップ

  • 会社員時代

    会社員時代の仕事を書いた記事です。

  • マーケティング

    マーケティングについて書いた記事です。

記事一覧

固定された記事

私の仕事(BtoBマーケティング)について

私はBtoBマーケティングや中途採用支援のフリーランスをしていますが、面談の度に自分の仕事を説明するのが大変なので、noteにまとめました。 ※中途採用の仕事は下記参照…

財前 雄太
2年前
26

カジュアル面接という謎の選考フローについて

最近「カジュアル面接」なるものを求人やSNSで見かけることがあります。単に「面談」の書き間違いのものもありますが、中には「書類選考→カジュアル面接→一次面接」など…

財前 雄太
3日前
2

「社長・CEO直下」は採用のアピールポイントになるのか

「社長直下で働ける」「CEO直轄の部署に配属」などと「社長・CEO直下」をアピールポイントにしている求人をたまに見かけますが、これを書いても候補者にはほとんど刺さって…

財前 雄太
4日前
1

独立から5年

2019年5月1日に独立してから今日で5年です。会社員時代が2014年4月〜2019年4月の5年1ヶ月なので、もうすぐフリーランスの期間のほうが長くなります。 フリーランスの継続…

財前 雄太
6日前
3

フリーランスのチャットツール掛け持ち問題

フリーランスは顧客の使うチャットツールに合わせることが多いですが、顧客によってツールがバラバラだと、複数のツールを掛け持ちすることになります。私が過去に使ったチ…

財前 雄太
12日前
2

業務委託案件では単価を早めに公開すべし

巷の業務委託案件を見ると、エージェント経由では単価が記載されているものばかりですが、SNSや採用媒体だと未記載のものが多くあります。応募後にメッセージで単価を教え…

財前 雄太
2週間前
2

採用担当の「上から目線」を無くすための副業のすゝめ

人事や採用担当の「上から目線」が問題視される事案がたまにありますが(有名なものだとトンボ鉛筆やパーソル)、一因として候補者視点を忘れやすいことがあると思います。…

財前 雄太
2週間前
4

採用媒体は「スカウト」を別の名前に変えるべし

カジュアル面談にまつわるトラブルを前に説明しましたが、その原因の一つに、採用媒体で使われる「スカウト」という言葉の紛らわしさがあります。 一般用語としてのスカウ…

財前 雄太
3週間前
6

候補者と企業で認識がズレる「カジュアル面談の目的」

カジュアル面談は今では多くの企業が行っている採用手法ですが、その目的は大きく2つに分かれると思います。 候補者に企業の理解を深めてもらうため 候補者と企業の相互…

財前 雄太
3週間前
4

採用担当やリクルーターも業界特化する時代が来る

BtoBマーケティングで業界経験が重要になるという記事を2年前に書きました。現在では業界経験を要件に記した求人が増えており、業界特化が進んでいます。 一方で、各社の…

財前 雄太
3週間前
3

「クライアントと社内の板挟み」問題の解決方法

クライアントワークでクライアントと社内の意見が衝突してフロント担当(営業やディレクターなど)が板挟みになることがあります。例えば、クライアントから実装途中でデザ…

財前 雄太
3週間前
4

スタートアップは桓騎を採用してはいけない

『キングダム』の桓騎といえばかっこよさや残酷さが語られがちですが、彼には「中華統一」という嬴政の夢に共感していない(むしろ反対)という問題点があります。それが顕…

財前 雄太
4週間前
2

エンジニアを目指して失敗し、入社後半年で転職した話

私は2012〜2013年に就活をし、2014年4月に新卒入社しました。今から10年前の思い出話です。 エンジニア就活の失敗私は今ではBtoBマーケティングや中途採用の仕事をしてい…

財前 雄太
1か月前
6

「優しいけど頼りない彼氏」と「決断しない上司」

※比喩として「頼りない彼氏」を出しているだけで、「男は頼り甲斐があるべき」のようなジェンダーバイアスを推進するものではありません。 女性の恋愛相談で「彼氏が優し…

財前 雄太
1か月前
18

フリーランスは稼ぎにこだわりの無い人向け

フリーランスを続けて5年目ですが、フリーランスは「稼げる」というイメージとは逆に、稼ぎにこだわりの無い人向けの働き方だと感じます。これは「稼げない」という意味で…

財前 雄太
1か月前
2

プロジェクトマネジメントは「かもしれない運転」

車の運転で「だろう運転」は禁物、「かもしれない運転」が推奨されるのは、「だろう運転」で事故を起こしたときのリスクが非常に大きいからです。逆に「かもしれない運転」…

財前 雄太
1か月前
2
私の仕事(BtoBマーケティング)について

私の仕事(BtoBマーケティング)について

私はBtoBマーケティングや中途採用支援のフリーランスをしていますが、面談の度に自分の仕事を説明するのが大変なので、noteにまとめました。

※中途採用の仕事は下記参照。

スキルBtoBマーケティングの中でも、リード獲得・ナーチャリング・セールスイネーブルメントの経験が5年以上あります。

リード獲得

Web広告の運用(Google・Yahoo・Meta・X・LinkedIn・Microso

もっとみる
カジュアル面接という謎の選考フローについて

カジュアル面接という謎の選考フローについて

最近「カジュアル面接」なるものを求人やSNSで見かけることがあります。単に「面談」の書き間違いのものもありますが、中には「書類選考→カジュアル面接→一次面接」などと書かれている求人もあり、カジュアル面接が正式な選考フローとして位置付けているようです。

どの企業も一次面接との違いを求人で一切説明していないため、このカジュアル面接がどういうものなのか分からないのですが、おそらくこういう意図ではないか

もっとみる
「社長・CEO直下」は採用のアピールポイントになるのか

「社長・CEO直下」は採用のアピールポイントになるのか

「社長直下で働ける」「CEO直轄の部署に配属」などと「社長・CEO直下」をアピールポイントにしている求人をたまに見かけますが、これを書いても候補者にはほとんど刺さっていないのではないでしょうか。

社長直下によって候補者が得られるメリットは「トップダウンでスピードが速い」「社長と一緒に仕事できるので視野が広がる」とかが挙げられますが、中には外出や会議続きでチャットのレスが非常に遅い社長もいますし、

もっとみる
独立から5年

独立から5年

2019年5月1日に独立してから今日で5年です。会社員時代が2014年4月〜2019年4月の5年1ヶ月なので、もうすぐフリーランスの期間のほうが長くなります。

フリーランスの継続可否私は廃業して正社員に戻る「撤退ライン」を2つ設けています。

東京暮らしに戻りたくなった場合

金銭面が厳しくなった場合

私は大分にUターンして東京の仕事をリモートで受けるために独立しましたが、大分での暮らしは快適

もっとみる
フリーランスのチャットツール掛け持ち問題

フリーランスのチャットツール掛け持ち問題

フリーランスは顧客の使うチャットツールに合わせることが多いですが、顧客によってツールがバラバラだと、複数のツールを掛け持ちすることになります。私が過去に使ったチャットツールは以下の通りです。

Slack

Chatwork

Teams

サイボウズ

Google Chat

Twist

WeChat

最近はスタートアップを中心に取引しているのでSlackばかりですが、過去に4つのチャット

もっとみる
業務委託案件では単価を早めに公開すべし

業務委託案件では単価を早めに公開すべし

巷の業務委託案件を見ると、エージェント経由では単価が記載されているものばかりですが、SNSや採用媒体だと未記載のものが多くあります。応募後にメッセージで単価を教えてくれるならまだしも、中には面接で初めて単価が公開され、そこで金額のミスマッチ(企業が求める単価に比べて候補者の単価が高い)が判明することがあります。

これ自体は正社員の採用でもあることですが、時間単価で稼動する業務委託にとってはミスマ

もっとみる
採用担当の「上から目線」を無くすための副業のすゝめ

採用担当の「上から目線」を無くすための副業のすゝめ

人事や採用担当の「上から目線」が問題視される事案がたまにありますが(有名なものだとトンボ鉛筆やパーソル)、一因として候補者視点を忘れやすいことがあると思います。採用担当は(会社愛が強いためか)現職の在籍期間が長く副業もしない人が多いように感じますが、そのせいで転職活動や案件探しをする機会が少なく、候補者としての感覚を忘れやすいからです。

もちろん、上から目線にならないよう言葉遣いなど気をつけてい

もっとみる
採用媒体は「スカウト」を別の名前に変えるべし

採用媒体は「スカウト」を別の名前に変えるべし

カジュアル面談にまつわるトラブルを前に説明しましたが、その原因の一つに、採用媒体で使われる「スカウト」という言葉の紛らわしさがあります。

一般用語としてのスカウトは「人材の引き抜き」や「ヘッドハンティング」のようなニュアンスがありますが、採用媒体におけるスカウトとはあくまで面談のお誘いにすぎません。

マッチングアプリに喩えると分かりやすいですが、初回デートしたがピンと来なかったとき、「向こうか

もっとみる
候補者と企業で認識がズレる「カジュアル面談の目的」

候補者と企業で認識がズレる「カジュアル面談の目的」

カジュアル面談は今では多くの企業が行っている採用手法ですが、その目的は大きく2つに分かれると思います。

候補者に企業の理解を深めてもらうため

候補者と企業の相互理解を深めるため

ほとんど同じだと思われるかもしれませんが、この2つの違いは大きく、面談のアジェンダや時間配分などにも影響を与えます。

目的によるカジュアル面談の違いアジェンダ

①の場合、面談のアジェンダは「会社説明」と「候補者か

もっとみる
採用担当やリクルーターも業界特化する時代が来る

採用担当やリクルーターも業界特化する時代が来る

BtoBマーケティングで業界経験が重要になるという記事を2年前に書きました。現在では業界経験を要件に記した求人が増えており、業界特化が進んでいます。

一方で、各社のスカウトや発信記事を見ると、採用も業界経験が重要になっているように感じます。

例えば、事業会社が採用広報をする場合、自社製品に興味を持ってもらうために「市場規模」「提供価値」「導入事例」などを発信します。ところが、SIerやWeb制

もっとみる
「クライアントと社内の板挟み」問題の解決方法

「クライアントと社内の板挟み」問題の解決方法

クライアントワークでクライアントと社内の意見が衝突してフロント担当(営業やディレクターなど)が板挟みになることがあります。例えば、クライアントから実装途中でデザインを変更してほしい(追加料金は出せない)と頼まれ、社内からは追加料金を貰うべきと指摘されたなどです。

多くのフロント担当は「クライアントと社内どちらを優先するか?」と考えがちですが、この二択はクライアント・社内いずれかに無理強いをするこ

もっとみる
スタートアップは桓騎を採用してはいけない

スタートアップは桓騎を採用してはいけない

『キングダム』の桓騎といえばかっこよさや残酷さが語られがちですが、彼には「中華統一」という嬴政の夢に共感していない(むしろ反対)という問題点があります。それが顕在化したのが平陽の戦いであり、桓騎は趙の捕虜数万人を皆殺しにしました。捕虜の反乱を防ぐために仕方なく殺したと摩論が弁解していましたが、李斯が指摘する通り、この虐殺は「中華統一」実現のためにはあってはならないものです。

※自分の国を作ろうと

もっとみる
エンジニアを目指して失敗し、入社後半年で転職した話

エンジニアを目指して失敗し、入社後半年で転職した話

私は2012〜2013年に就活をし、2014年4月に新卒入社しました。今から10年前の思い出話です。

エンジニア就活の失敗私は今ではBtoBマーケティングや中途採用の仕事をしていますが、就活ではエンジニアになろうとしていました。これが就活に苦戦した最大の原因です。

こうした背景から就活でもWeb系のベンチャー企業ばかり受けたのですが、

ユーザーにとって使いやすいWebサービスを作ることに興味

もっとみる
「優しいけど頼りない彼氏」と「決断しない上司」

「優しいけど頼りない彼氏」と「決断しない上司」

※比喩として「頼りない彼氏」を出しているだけで、「男は頼り甲斐があるべき」のようなジェンダーバイアスを推進するものではありません。

女性の恋愛相談で「彼氏が優しいけど頼りない」「決めてくれない」というのをよく見かけます。例えば、デートのときに「どこに行きたい?」「何が食べたい?」と意見を聞いてくれるのは良いのですが、それだと彼女が全て決めないといけないので彼氏に頼りなさを感じてしまうようです。

もっとみる
フリーランスは稼ぎにこだわりの無い人向け

フリーランスは稼ぎにこだわりの無い人向け

フリーランスを続けて5年目ですが、フリーランスは「稼げる」というイメージとは逆に、稼ぎにこだわりの無い人向けの働き方だと感じます。これは「稼げない」という意味ではなく(現に私はフリーランスになってから収入が増えました)、収入の倍々ゲームや計画的な稼ぎに興味が無い人向けということです。

収入の倍々ゲームとは、「今月40万円稼いだから来月は50万円」「今年600万円稼いだから来年は700万円」のよう

もっとみる
プロジェクトマネジメントは「かもしれない運転」

プロジェクトマネジメントは「かもしれない運転」

車の運転で「だろう運転」は禁物、「かもしれない運転」が推奨されるのは、「だろう運転」で事故を起こしたときのリスクが非常に大きいからです。逆に「かもしれない運転」で何も事故が起きなかったときは杞憂に終わるだけです。

実はプロジェクトマネジメントも同じく、「だろう運転」で進めるとトラブルをよく起こします。例えば、Aさんが「この話はBさんに共有しておきます」と言っていたので、そのつもりでBさんに話した

もっとみる