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フリーランス

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フリーランスとしての私の働き方について書いた記事です。
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独立から5年

2019年5月1日に独立してから今日で5年です。会社員時代が2014年4月〜2019年4月の5年1ヶ月なので、もうすぐフリーランスの期間のほうが長くなります。 フリーランスの継続可否私は廃業して正社員に戻る「撤退ライン」を2つ設けています。 東京暮らしに戻りたくなった場合 金銭面が厳しくなった場合 私は大分にUターンして東京の仕事をリモートで受けるために独立しましたが、大分での暮らしは快適ですし、大分で箏や三味線を弾く人たちとの繋がりができたので、しばらくは大分の生活

フリーランスは稼ぎにこだわりの無い人向け

フリーランスを続けて5年目ですが、フリーランスは「稼げる」というイメージとは逆に、稼ぎにこだわりの無い人向けの働き方だと感じます。これは「稼げない」という意味ではなく(現に私はフリーランスになってから収入が増えました)、収入の倍々ゲームや計画的な稼ぎに興味が無い人向けということです。 収入の倍々ゲームとは、「今月40万円稼いだから来月は50万円」「今年600万円稼いだから来年は700万円」のように収入を上げ続けることです。独立したてで収入が低いときはこのゲームを楽しめますが

独立2ヶ月目で節約の末に口座残高が0円になった話

最近はマーケティングや採用のことばかり書いていたので、今回は軽い話として過去の思い出を書きます。私は2019年5月に独立した直後の話です。 貯金しないまま独立フリーランスが最初に資金繰りで苦労するのが独立直後です。一般的な業務委託の支払いサイトは月末締、翌月末振込なので、2ヶ月間はお金が入ってこないからです。私は5月に独立したため、6月末までは手持ちのお金で生活する必要がありました。 私は元々旅行などで散財癖があったので、ほとんど貯金をしないまま会社を辞めました。5月頭の

フリーランスの私が名刺を持たない理由

私が2019年5月に独立して4年以上経ちます。独立当初は名刺を作ろうと考えたこともありますが、結局、未だに名刺を持っていません。その理由は4つあります。 (1)名刺を渡す機会が無い私が取引するスタートアップの多くは東京にオフィスがありますが、私は大分に住んでいるため、最初の商談はオンラインになります。すると、名刺を物理的に渡すことができません。 (2)名刺で連絡先を教える必要が無い私がオンライン商談する場合、以下のパターンがあります。 エージェント経由 SNS(You

独立当初にBtoBマーケティングの案件を取れなかった話

私がフリーランスとして独立して3年が経過しました(独立が2019年5月1日)。今でこそBtoBマーケティングの案件を中心にこなしていますが、実は独立当初はほとんどそういう案件を取れませんでした。 ※私が独立した理由は下記参照。 BtoBマーケティングの案件がほとんど出回っていなかった2019年2019年3月に独立を決意した(会社に退職を伝えたのが4月)とき、BtoBのリード獲得・ナーチャリングの案件を中心に取ろうと考えました。会社員時代はリード獲得・ナーチャリング・インサ

フリーランスの私が屋号を持たない理由

私はフリーランスとして活動していますが、法人化していませんし、屋号も持っていません。「財前 雄太」という本名で仕事をしています。 法人化しない理由についてはフリーランスの私が法人化しない理由で書いたので、今回は屋号を持たない理由を説明します。 ※屋号を持っているフリーランスの方を批判する意図はありません。 飾りの無い「個」を出したかった「背景はない」生き方が好きという記事でこんなことを書きました。 この考えを元にすると、屋号も「飾り」になります。極力「飾り」を取り払っ

フリーランスは「死の商人」になりうるか

「死の商人」とは武器商人の別称です。敵味方に関わらず武器を売り戦争を煽ることから、そう呼ばれるようになりました。 一方、私はフリーランスとして、スタートアップ企業向けにBtoBマーケティングや中途採用支援をしています。武器商人とは全く関係無い仕事なのですが、たまに、自分が死の商人ではないかと思うことがあります。 クライアントの競合他社と繋がりができるスタートアップは狭い界隈なので、私のクライアントの競合会社、競合にはあたらないが同じ業界・業種の人(HRTech、FinTe

フリーランスの私が法人化しない理由

フリーランスをしていると「法人化しないのですか?」と聞かれることがありますが、法人化をする予定は全くありません。 ※法人化するフリーランスの方を否定する意図はありません。 理由(1) 掲げるミッションが無い私がフリーランスになったわけや私が正社員に戻らない理由で書いた通り、私がフリーランスになったのは地元の別府にUターンするという個人的な理由であり、「社会を良くしたい」とか「イノベーションを起こしたい」といったミッションはありません。つまり、私が会社を作ったところで掲げる

フリーランスの私が営業が好きな理由

私は2019年5月からフリーランスをしています。幸い、仕事が0になったことはありませんが、既存の案件が契約終了した際などは次の案件を探します。具体的には以下の通りです。 スカウトやリファラルよりも自分から応募するものが多いので、自分で営業活動をしているともいえます。これは、私が有名人ではないのでスカウトやリファラルが来づらいのもありますが、営業が好きというのも大きいです。たまに「お客様からの紹介だけで回しています」「営業していません」というフリーランスの方がいらっしゃり、そ

私が正社員に戻らない理由

私はBtoBマーケティングのフリーランスとして働いていますが、たまに「正社員になりませんか」と勧誘されることがあります。最近は副業から正社員になる人が増えていますし、BtoBマーケティングができる人の母集団形成は難しいので、フリーランスを口説いて正社員にするのも手でしょう。 また、私は大分にUターンしながら東京の案件を受ける目的で2019年にフリーランスになりましたが(詳細は私がフリーランスになったわけ参照)、当時と違い、2021年現在はフルリモート勤務の企業が増えました。

私がフリーランスになったわけ

「なぜフリーランスになったのですか?」 フリーランスの方であれば、必ず聞かれる質問の1つではないでしょうか。私も、初対面の人にはほぼ確実に質問されます。 私がフリーランスになった理由について、今までは商談で聞かれたときに口頭でお答えしていました。文章などで公開していなかったわけです。 が、自分のような働き方をしている人がまだ少ないのと、今後の働き方のロールモデルとしておもしろいのではないかと考え、文章として公開することにしました。 フリーランスになった3つの理由理由(