財前 雄太

BtoBマーケティングと中途採用が得意なフリーランスです。 私の考えを理解してもらい…

財前 雄太

BtoBマーケティングと中途採用が得意なフリーランスです。 私の考えを理解してもらい、仕事のミスマッチを減らすためのnoteなので、ほとんど自分語りの記事です。

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私の仕事(BtoBマーケティング)について

私はBtoBマーケティングや中途採用支援のフリーランスをしていますが、面談の度に自分の仕事を説明するのが大変なので、noteにまとめました。 ※中途採用の仕事は下記参照。 スキルBtoBマーケティングの中でも、リード獲得・ナーチャリング・セールスイネーブルメントの経験が5年以上あります。 リード獲得 Web広告の運用(Google・Yahoo・Meta・X・LinkedIn・Microsoft) オウンドメディアの運用 LPのワイヤーフレーム作成 ホワイトペーパ

    • 契約終了はテキストで伝えるべし

      企業や個人事業主の契約終了を申し出る場合、テキスト(メールやチャット)ではなく口頭(対面やWeb会議)で伝えるほうが丁寧と考える人が多いように感じますが、逆に、契約終了こそテキストで伝えるべきと考えています。口頭のほうが丁寧というのは申し出る側がそう思っているだけであり、言われた側にとっては不親切なことが多いと思います。 もちろんテキストだと上手く伝わらなかったり、言われた側から会議を希望された場合は会議しても良いですが、一次報告はテキストですべきです。その理由は3つです。

      • 船長と合わないなら船を降りる

        私がクライアントに契約終了を申し出る最も多い理由が社長の方針に賛成できない、性格的に合わないというものです。以前に採用支援していた企業では社長の他責思考に嫌気が差しましたし、前職を辞めたのは独立したいだけでなく、「普通」「常識」という言葉を多用する社長とウマが合わないのもありました。 もちろん社長の方針が誤っていると感じる場合は説得を試みますが、中には話しても伝わらないとか、既に社内でfixしてしまい変えられないこともあります。 この場合、選択肢としては「私が社長に合わせ

        • 面談案内の30分後にキャンセル案内が来た話

          本日YouTrustで某社の案件に応募したところ、面談案内の30分後にキャンセル案内が来るという事案がありました。具体的に時系列を書くと、以下の通りです。 午前中 財前が案件に応募する 16:22 企業からカジュアル面談の案内が来る 16:41 財前がSpirで日程調整を完了する 16:54 企業から定員充足と面談キャンセルの案内が来る 案内からキャンセルまでわずか30分です。面談前の定員充足とキャンセル自体はよくあるので仕方無いのですが、たった30分間で充足するの

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          チャットを見れば会社が分かる

          「トイレを見れば会社が分かる」という格言があります。トイレの清掃が行き届いている会社はオフィスや業務も整理されていることが多く、業績が伸びているということですね。 しかし、コロナ禍以降はフルリモートの会社が増えたので、取引先や出資先のトイレを見る機会が減りました。そこで、トイレに代わってチャットを見れば会社が分かるのではないかと考えました。 ※そもそもチャットツールが入っていない会社もありますが、その場合、言い方悪いですがITリテラシーがかなり低いと想像できます。 見る

          チャットを見れば会社が分かる

          採用のMA活用は流行らない

          数年前に「採用マーケティング」という言葉が流行ったと同時に、採用にMAツールを活用しようという風潮が盛り上がりましたが、その後、大きな活用事例も出ず沈静化した印象があります。単にブームが過ぎただけという説もありますが、そもそも採用でのMA活用が原理的に難しいために流行らないのだと考えています。 MA活用が注目された理由そもそもなぜMA活用の話が盛り上がったかというと、採用活動におけるカジュアル面談の普及とナーチャリングの欠如が大きいからでしょう。カジュアル面談とは転職意欲の

          採用のMA活用は流行らない

          テレワークは別居婚

          先日東京に出張し、知人数名と会いました。以前に面識があり数年ぶりに会う人、オンラインで取引し初めて会う人、SNSで知りあい初めて会う人など属性は様々です。楽しい出張でしたが、彼らと毎日会いたいかというとそうでもない。毎日会うと新鮮味が無くなるので、たまに会うのが良いのです。これは別居婚に似ているように思います。 現在は恋愛結婚が主流ですから、夫婦とは互いに何かしらが好きで結婚することがほとんどですが、いくら好き同士でも毎日生活しているとストレスがたまります。例えば、「トイレ

          テレワークは別居婚

          人はあらすじが分からない映画を観に行かない

          人が映画を観に行く際、名前を知っている映画(ポケモンやコナン)やあらすじがおもしろそうな映画を選ぶことが多いでしょう。宮崎駿のような実績ある監督でない限り、あらすじが不明の映画はおもしろいかどうか分からないからです。あらすじがつまらない映画であればZ級映画マニアが見に行く可能性はありますが、あらすじ不明はその可能性すらありません。 これと同じことが採用にも言えます。候補者がカジュアル面談や選考に申し込む際、名前を知っている企業や事業がおもしろそうな企業を選びます。企業は「面

          人はあらすじが分からない映画を観に行かない

          組織課題の建前と本音

          組織課題というのは原因を突き詰めてゆくと、経営陣や管理職に原因があることが多いです。例えば、私が以前取引した会社に離職率の高い会社がありましたが、その原因はCEOの他責思考にあったと言えます(他責思考の人とは仕事したくない)。別の会社の例で、MVVが現場に浸透していないという課題がありましたが、その原因は管理職がMVVよりも売上向上に注力したマネジメントをしており、経営陣もそれを黙認していたためです。 しかし、CEOに「あなたの他責思考では社員が辞めるから改善してください」

          組織課題の建前と本音

          他人の仕事の尻拭いをしすぎない

          アルコール依存症の患者が失敗を犯したとき、家族は決して尻拭いしてはいけないそうです。それをすると、患者が「自分が失敗しても家族が助けてくれる」「何とかなる」と認識してしまい、いつまでも依存症が改善しないからです。依存症とは患者本人だけでなく、それを助長する周囲にも原因があるということですね(こういう助長行為をイネイブリングと呼びます)。 仕事でも、誰かの失敗を尻拭いしなくてはならない場面があります。特に取引先が絡む場合、先方に迷惑をかけられないからと先輩や上司が尻拭いにあた

          他人の仕事の尻拭いをしすぎない

          数値を「追う」「見る」の定義を揃える

          スタートアップだと「KPIを追いかける」「この指標を見る」のようなやりとりはよくありますが、この「追う」「見る」の定義は大きく2つあり、定義を統一しないと議論が混乱します。 ある数値を目標として達成するために行動する(コミットメント) ある数値を目標とせず、結果だけを確認する(モニタリング) 例えば、こんな会話があったとします。 A「マーケティング部ではリード数を追うので受注までは追っていません」 B「受注しないと売上にならないから受注まで追うべきでしょ」 A「リ

          数値を「追う」「見る」の定義を揃える

          採用も結婚も炎上しやすい

          採用担当の発言が定期的に炎上していますが、何も炎上するのは彼らだけではなく、それ以外の職種(営業やデザイナーやエンジニアやマーケティングなど)でも炎上案件があります。それなのに採用担当ばかり炎上しているように見えるのは、採用が多くの人の関心ごとだからでしょう。 例えば、数年前にプログラミングスクールの炎上(金額が高い、教材パクリなど)が頻発しました。IT業界では大きな話題になりましたが、非IT業界の人からすると全く関わりの無いテーマなので、炎上の事実すら知らない人もいるでし

          採用も結婚も炎上しやすい

          叛乱するする詐欺のロイエンタール

          『銀河英雄伝説』のロイエンタールは序盤から野心を匂わせつつ「今ではない」と何度も叛乱を自重し、ウルヴァシー事件をきっかけに叛乱に至りました。このあたりの経緯はグダグダ感が目立ちますが、辞める辞める詐欺の会社員と同じだと考えるとしっくり来ます。 一般的に、退職を決めている人ほど会社にバレないように水面下で転職活動を行い、進路が確定してから退職願を出します。『銀英伝』だとボルテックがフェザーン占領時にルビンスキーを、グリルパルツァーが第二次ランテマリオ会戦でロイエンタールを裏切

          叛乱するする詐欺のロイエンタール

          耳鼻科のようにセールスとマーケティングを診察する

          医者は内科・肛門科・皮膚科と診察部位に応じて細分化していますが、耳鼻科は一まとまりになっています。耳と鼻は耳管で繋がっており病気の併発も多いので、両方の診察が必要だからです。もし医者が耳科と鼻科に分かれていたらスムーズに診察できないでしょう。 同じことがセールスとマーケティングにも言えます。事業会社では別部署に分けられ、支援会社も広告代理店、営業支援会社などと片方の領域に特化することが多いですが、この2つは密接に繋がっているので両方を診察する必要があります。例えば、私が過去

          耳鼻科のようにセールスとマーケティングを診察する

          マーケティング版のお薬手帳と薬剤師を用意する

          薬には同時に服用すると副作用を起こしたり悪化するものがありますが、同じことがマーケティングにも言えます。 例えば、ある会社が広告代理店、Web制作会社と契約しており、前者から「Web広告で流入数を増やしましょう」、後者から「WebサイトのCVRを上げましょう」と提案を受けたとします。以前に書いた通り流入数とCVRはシーソーの関係にあるので、この2つを同時に取り組めば矛盾を来しますが、それに気付かずに失敗する会社がよくあります。薬の処方時には薬剤師が飲み合わせを確認してくれま

          マーケティング版のお薬手帳と薬剤師を用意する

          ブレストしても戦略は立てられない

          会社や部署の戦略立案にブレストをやることがありますが(事前に案を作って持ち寄る方法もありますが、本質的には同じです)、このやり方で戦略がスムーズに決まったという成功体験を持つ人は少ないでしょう。その理由は2つあります。 戦略とブレストの相性が悪い理由①やらないことを決められない 戦略とは「やらないことを決める」「捨てる」ことが重要ですが、ブレストとは周知の通り、人の意見を否定しないことが原則です。これに則ると、「Aさんの意見も良いね」「Bさんの意見も素晴らしい」と、どの意

          ブレストしても戦略は立てられない