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テレワークは別居婚

先日東京に出張し、知人数名と会いました。以前に面識があり数年ぶりに会う人、オンラインで取引し初めて会う人、SNSで知りあい初めて会う人など属性は様々です。楽しい出張でしたが、彼らと毎日会いたいかというとそうでもない。毎日会うと新鮮味が無くなるので、たまに会うのが良いのです。これは別居婚に似ているように思います。

現在は恋愛結婚が主流ですから、夫婦とは互いに何かしらが好きで結婚することがほとんどですが、いくら好き同士でも毎日生活しているとストレスがたまります。例えば、「トイレの後に蓋を上げるかどうか」「トイレットペーパーが無くなりそうなときに替えるかどうか」「ゴミ捨てのペットボトルのラベルを剥がすかどうか」などは細かい生活習慣のズレですが、これがチリツモになると大きなストレスになります。一方、週2日会う夫婦だと毎日に比べてズレを感じる頻度が2/7になります。

また、いくら好きでも毎日一緒にいると新鮮味が無くなり、数年経つと会話が減ります。別居婚だとたまに会うとありがたみを感じますし、積もる話があるので会話が途切れないでしょう。逆に話すことが無いなら会わないという手もあります。このように、別居婚はたまにしか会えない制約がありますが、これを逆手にとると会うときが貴重な体験になります。

それと同じで、テレワークもたまに会うのが楽しくなるのです。皆さんの職場でも「良い人だがデスク周りが汚いので毎日会うのは嫌」「良い上司だが酒癖が悪いので頻繁には飲みたくない」などがあるでしょうが、テレワークだとこれらはあまり気になりません。最近は出社回帰が進んでいますが、私はずっとテレワークを続けるでしょう。

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