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船長と合わないなら船を降りる

私がクライアントに契約終了を申し出る最も多い理由が社長の方針に賛成できない性格的に合わないというものです。以前に採用支援していた企業では社長の他責思考に嫌気が差しましたし、前職を辞めたのは独立したいだけでなく、「普通」「常識」という言葉を多用する社長とウマが合わないのもありました。

もちろん社長の方針が誤っていると感じる場合は説得を試みますが、中には話しても伝わらないとか、既に社内でfixしてしまい変えられないこともあります。

この場合、選択肢としては「私が社長に合わせる」「社長が私に合わせる」「社長と別れる」がありますが、私は好き嫌いが激しいので合わせるのは困難ですし、会社の舵取りをする社長が無理に私に合わせるべきとは思いません。その結果、社長と別れる(=契約終了)ことが増えます。合わないなりに関係を続けるという考え方もありますが、私は船長と合わないなら船を降りるべきと考えており、合わないと判断した時点で身を引きます。

契約終了を申し出る際、昔は「一身上の理由」と濁すか「別案件で忙しくなり」などと嘘の理由を伝えたこともありますが、これだと引き止めを受けやすくなるため、今は上記の理由をそのまま伝えています。取引先が内心どう思っているかは不明ですが、ありのままを伝えた上で引き止めやクレームを受けたことは一度もないので、基本的には円満終了と捉えています。取引先からすると社長と合わない人間を残してもやりづらいだけなので、未練無く別れられるのではないかと思います。

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