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業務委託案件では単価を早めに公開すべし

巷の業務委託案件を見ると、エージェント経由では単価が記載されているものばかりですが、SNSや採用媒体だと未記載のものが多くあります。応募後にメッセージで単価を教えてくれるならまだしも、中には面接で初めて単価が公開され、そこで金額のミスマッチ(企業が求める単価に比べて候補者の単価が高い)が判明することがあります。

これ自体は正社員の採用でもあることですが、時間単価で稼動する業務委託にとってはミスマッチな面接が多いほど業務時間と稼ぎが減ることを意味しており、機会損失になります。また、業務委託はMVVフィットという観点が無くスキルや単価での合否判定が多いため、単価の重要度が正社員よりも高めであり、単価を公開しないとミスマッチを生みやすくなります。

こうした事故を防ぐため、業務委託案件では単価を早めに公開すべきと考えています。ベストなのは求人票に書くことですが、オープンにしたくない理由がある場合、メッセージで伝えても良いでしょう。応募してきた候補者に対し、「この案件の単価はいくらです」「この単価で問題無さそうであれば面接させていただきます」と伝えれば、ミスマッチな面接を無くせます。

もし相場が分からずに単価を決められない場合は、同じような仕事をしている人に相場などを聞くと良いでしょう。業務委託のエンジニアを募集したいなら、知人や他社のエンジニアに聞いたり、SNSで意見を募集すれば良いのです。人によって単価のバラつきはあるので迷うかもしれませんが、「相場が分からないので単価を載せない」よりはましでしょう。

※特定の候補者に依頼したいとピンポイントで決めており、言い値で発注するケースについては単価を公開しなくても構いません。

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