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「優しいけど頼りない彼氏」と「決断しない上司」

※比喩として「頼りない彼氏」を出しているだけで、「男は頼り甲斐があるべき」のようなジェンダーバイアスを推進するものではありません。

女性の恋愛相談で「彼氏が優しいけど頼りない」「決めてくれない」というのをよく見かけます。例えば、デートのときに「どこに行きたい?」「何が食べたい?」と意見を聞いてくれるのは良いのですが、それだと彼女が全て決めないといけないので彼氏に頼りなさを感じてしまうようです。

最近の会社の管理職も同じことが起きています。心理的安全性やモチベーションマネジメントや1on1などが有名になったため、部下の考えを聞いてくれる人は増えましたが、逆に自分は何も決めずに「お前はどうしたい?」と部下の考えだけ聞くような上司が増えています。恋愛の場合は女性がリードする手もありますが、会社の場合は上司が決断する立場なのですから責任放棄です。

両者に共通するのは、ゼロベースで相手の考えを聞くことが「優しさ」と誤解しているのだと思います。それは優しさではなく無責任なだけです。「自分は◯◯したいけど、どう思う?」と自分の考えを述べた上で相手の考えを聞くべきでしょう。逆に、「自分は◯◯したいから黙って聞け」と相手の考えを聞かないのはパワハラなので要注意です。

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