マガジンのカバー画像

雑節

9
雑節の説明
運営しているクリエイター

記事一覧

入梅 6月11日頃)

入梅 6月11日頃)

入梅6月11日頃
夏至を中心とした1ヵ月程度が梅雨入梅は、太陽黄経が80度に達するときをいい、二十四節気の夏至を中心として約30〜40日間梅雨の期に入ります。
この梅雨に入った最初の日を入梅といいます。

新暦では6月11日頃にあたりますが、あくまでも暦の上の入梅であり、農家で梅雨入りを知る目安にしていたものです。

正確な日取りは毎年、気象庁の梅雨入り宣言によります。

農作物にとっては欠かせな

もっとみる
こどもの日・端午の節句(5月5日)

こどもの日・端午の節句(5月5日)

「こどもの日」は、端午の節旬が元

5月5日は「端午の節句」といって男の子の成長を祈り、祝う日でしたが、1948年(昭和23年)に定められた国民の祝日の関する法律によって「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」として祝日とされ、「こどもの日」として広く親しまれるようになっています。

端午の節句は、もともとは5月最初の午の日

一年の節目となる日を節句といい、年に5回あ

もっとみる
八十八夜

八十八夜

八十八夜は、江戸時代に生まれた日本独自の暦日

立春の日より数えて88日目にあたり、新暦の5月2日頃になります。

この88日目の終わりを春霜の終わりとしていて、古くから農家では「八十八夜の別れ霜」といいます。

「夏も近づく八十八夜〜!」と唱歌にも歌われるように、八十八夜の頃は新茶(一番茶)の茶摘みの時期です。

また、この日以降は霜害が少なくなり、種まきに最適な時期でもあります。

「米」の字

もっとみる
春の土用 四月十七日ごろから五月立夏の前日まで

春の土用 四月十七日ごろから五月立夏の前日まで

土用とは
本来は立春、立夏、立秋、立冬の前の約17日間を「土用」といい、1年に4回あります。

しかし、今では土用は夏の土用だけを指すことが多く、新暦7月20日ごろから立秋の前日までの期間を指します。

土用に入る初めの日を「土用入り」といい、

土用が終わる日を「土用明け」といっています。

なお土用は、入りの日の時刻により、日数が17日から19日間となります。

この土用の名称は、1年の季節に

もっとみる
社日

社日

春分・秋分に最も近い戊の日
土地神様に五穀豊を祈願・感謝する日

維節のひとつで、春分・秋分それぞれに最も近い戊の日を「社日」といい、春の社日は私社、秋は秘社と呼びます。

「社」の字が「示」と「土」から成り立っている通り、「社」は土地神様のことで、社日は各地域の神様をお配りする日のことです。

春の社日は種まきの時期なので、穀物の生育を祈ります。

秋の社日は収穫の時期なので、初穂(その年の最制

もっとみる
上巳の節句 雛祭り 3月3日

上巳の節句 雛祭り 3月3日

女の子の成長を祝ってひな人形を飾る行事

上巳の節句(じょうしのせっく)
上巳の節句は3月3日の雛祭りのことです。昔は、3月初めの日の日に雛を祀ったところからこの名が残りました。この日が、五節句に数えられたのは江戸時代に入ってからのことです。"桃の節句"とも呼ばれる女子の節句で、雛壇をかざり、女児の誕生を喜び、末長く幸福であるように祈るための行事です。
中国では、この日に川で身を清め、不浄を取り払

もっとみる
初午

初午

(二月最初の午の日)二月最初の午の日を「初午」といい、
この日には稲荷神社に、家内安全・商売繁盛を願い参拝する風習があります。
二度目の午の日を「二の午」、三度目の午の日を「三の午」といいます。
伏見稲荷大社では、参拝者は「しるしの杉」を拝受して豊作や幸福を祈願します。
また、稲荷神のお使いであるキツネにちなんで油菓子や油あげをお供えしたり、食べたりする風習もあります。

節分

節分

本来、節分は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」それぞれの前日を総称していました。
現在では、立春の前日の特称となっており、
二月三日か四日頃です。

昔は、季節の変わり目には邪気が生じると考えられており、
節分には鬼や災難を追い払う厄ついな除けとして「追儺(ついな)」の行事が行われました。
また、立春を年の改まる日と考えていたので、
節分は一年の穢れを祓い無病息災を願う風習でもありました。

現代で

もっとみる
冬の土用

冬の土用

土用

【土用】と聞くと『うなぎ』と連想してしまいます。
しかし、それだけが土用ではありません。
『土』は物を変化させる作用、
『用』ははたらきの意味を示しています。
冬の土用が明けて春となり、夏の土用が明けて秋となるのはそれぞれの季節の万物を、土用が変じ替える働きをしています。

即ち土用は季節の変わり目にどう暮らし方や旬の食べ物を通して心身を整るものです。

土用は季節の変わり目なので
『体が

もっとみる