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春の土用 四月十七日ごろから五月立夏の前日まで

土用とは


本来は立春、立夏、立秋、立冬の前の約17日間を「土用」といい、1年に4回あります。

しかし、今では土用は夏の土用だけを指すことが多く、新暦7月20日ごろから立秋の前日までの期間を指します。

土用に入る初めの日を「土用入り」といい、

土用が終わる日を「土用明け」といっています。

なお土用は、入りの日の時刻により、日数が17日から19日間となります。

「五行」


この土用の名称は、1年の季節に「五行」を配置し、春は木、夏は火、秋は金、冬は水となりますが、土は土用として各四季に配される考えに基づきます。

この五行の配される春夏秋冬の四季を日数で分割しますと、およそ73日となり、各73日中に間をおいてこれを土用とし、それぞれの季節の終わりに付したものです。

したがって、土用の明けが立春、立夏、立秋、立冬と、つぎの季節の初めになります。

土用の名称には、土は物を変化させる作用を持ち
用はハタラキの意が含まれています

つまりは、冬の土用が明けて春となり、夏の土用が明けて秋となるのは、その季節の万物を、土用が変じる、という意味につながります。

私たちが、普通一般に土用といっている夏の土用には、いろいろな慣例が残っています。

土用の入り日に水浴をしたり、土用干しといって期間中に衣類の虫干しをしたりします。

また、土用の丑の日にウナギや牛の肉を食べて夏バテを防ぐことは、すでに
ご存じのことと思います。

土用期間中は、土木工事のような土を犯す仕事をすることは凶とされています。


暦の上での土用 (選日)


土用が選日の一つに取り上げられているわけは、
この期間中に動土(土を動かすこと)や土木工事などに着手することは大凶であり、壁を破ることすら凶であると、古来から伝えられているからです。

ただし土用の期間中でも、間日は障りありません


四季土用の間日は、


春は巳・午・酉の日、
夏は卯・辰・申の日、
秋は未・西・亥の日、
冬は寅・卯・巳の日

です。


四季土用の期間は

次のとおりです。

※冬の土用
一月十七日ごろから二月立春の前日まで
※春の土用
四月十七日ごろから五月立夏の前日まで
※夏の土用
七月二十日ごろから八月立秋の前日まで
※秋の土用
十月二十日ごろから十一月立冬の前日まで


春の土用(4月17日頃〜5月立夏の前日まで)

春はいろいろ新芽が顔を出すなど、冬のあいだは地中で眠っていた様々なェ
ネルギーが外に向かって満ちあふれる季節です。

ところが、そんなエネルギーがくせ者になることもあります。

新年度や新学期などの環境の変化に疲れてしまった心身が、自然界の高いエネルギーに飲み込まれ、原因不明のだるさや、やる気のなさに結びついてしまう可能性があるのです。

「五月病」という言葉は、華やいで気持ちのいい春の陽気とは裏腹に、気分が落ち込んでしまったり、体調を崩しまったりする人は少なくありません。

そんなとき、「春の土用」の期間中は心と体を休ませましょう。
しっかり睡眠をとるといいですよ😊


季節と「陰陽五行説」も大きく関係しています。


陰陽五行をもとに春を例えると、植物の命が躍動する「青色と木属性」

春の季節は「木」のエネルギーが強く出てくるとき。

そんな時は、春の対局にある秋を司る「金」の力によって鎮まると考えられました。

五行にはそれぞれ持ち色があるので、
秋は、透明感のある季節らしく万物が固く凝縮され始めるので「白色と金の属性」

春の土用の時期には、金の属性「戌=い」(←春の土用が辰)のつく食べ物または白い食べ物を摂るといいと考えられています。

「い」の付く食べ物

  • インゲン

  • イワシ

  • イチゴ

  • イカ

  • イクラ

  • いよかん

  • いも

白い食べ物

ヨーグルト
大根
かぶ
ホワイトアスパラ


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