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日記「私の 2024 GW」
テレビニュースの画面には、渋滞する高速道路、大きな荷物を転がす人々でごったがえす新幹線のホームと空港ロビー、各地のテーマパークの長蛇の列。
我が家は混雑が苦手。娘が幼稚園の頃GWに動物園に行こうと計画した。渋滞情報を観て滞在時間が短くなるしおそらく動物園も激混みだろうと判断し行くの中止した。早起きして作ったお弁当を自宅のお庭にシートを敷いて食べてピクニック気分を味わう。GW明けの翌週に動物園に向
日記「らしさを表現する」
CANACANAさんというピアニストがいる。クラシックから流行りの曲まで弾きこなす、個人的にとても好きなピアニスト。YouTubeでカナカナさんの演奏をよく観るのだがお顔は出しておらず画は手の動きだけ。最近ハマったのが少し前にTikTokなどでも流行っていたCreepy Nutsの楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」をクラシックの巨匠が作曲したら!?という動画。ショパンっぽくBling
もっとみる日記「満開の桜にて」
子供の頃に住んでいた団地の、五階のダイニングの窓から見えた一級河川わきのサイクリング道路の桜並木は、もっともっと濃いピンク色だった気がするし、ならば私がここ数日に見ている桜はあの頃の桜とは別の桜なのだろうかと、はたまた、私の目が、私の眼が、私の眼球が、私の見方が、若しくは視力の問題なのだろうか、私が衰えてしまったのだろうか、私が変わってしまったのだろうか、桜の木に登る子供らの奇声とも言えようあの叫
もっとみる日記「わたしならできるでしょ」
明日3月3日は詩誌LaVagueのイベント。昨日はXで宣伝を兼ねて近況報告をした。何気なく書いたものだが、ふと思い返してみる。日常に余裕がないと書いたが嘘ではない。それは娘が膝の手術をしたから。(下記参照)
当初4週間の入院予定だったが娘が早く退院したいと言うので主治医と相談し許可がおりたため10日間で退院した。お家の方が良いに決まっているが手術後の後遺症か微熱が続き体調が優れない。歩行介助、入
2023年映画「PERFECT DAYS」
いつものように運転しながら歌い、いつもと同じルートでとあるショッピングモールに向かい、比較的人が少ない平日の映画館に入る。隣に座る年配の女性がハンバーガーを食べきってコーヒーの香りを漂わせるとそれからぽりぽりと音を立てながらポップコーンを齧っている。ちょっと嫌だなって思いながら本編が始まるのを待った。
ひとりの男の変わらぬ日々が続いてゆき、ひとりの男の変わらぬ日々がこれからも続く。
映画館を出
2016年ドラマ「荒地の恋」
原作、ねじめ正一のドラマ。戦後の詩誌「荒地」の同人であった詩人、北村太郎の物語。
詩歴5年の私には、まだまだ知らない詩人、読んだことのない詩人、がたくさんいる。北村太郎という詩人に出会ったのは、松下育男さんの詩の教室だった。対談ゲストが北村太郎のお嬢様の融理子さんだった為、予習としてねじめ正一「荒地の恋」北村太郎「センチメンタルジャーニー」を読み、そして教室からの資料として数篇の詩を読んだ。すっ
2014年ドラマ「私という運命について」
原作、白石一文のドラマ。バブル崩壊後の激動の時代を背景に女性総合職として働く一人の女性の約10年間を描いたドラマ。
当時まだ一般企業で働く女性はOLと呼ばれ25歳を過ぎれば寿退社をするのが一般的な時代。いわゆるOLとは少し違った意味をもつ女性総合職を希望する人は少なかったと思う。私は主人公よりも10歳くらい歳下になるが私の時代も総合職に就いた女性は周りにはいなかった。名のない短大出身なのでそうゆ