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人生、哲学、生きるとは

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#詩

【詩】ひと呼吸

【詩】ひと呼吸

ひと呼吸

愛ゆえに
時折 言葉がねじれる

思ってもいない心なさを
放ってしまう前に
目を閉じてひと呼吸
無邪気な幼子が愛をねだるように
ただ素直な気持ちを
伝えられたら

大事さゆえに
時折 言葉が心を置き去りにする

分かっているはずの証を求めて
強く咎めてしまう前に
目を閉じてひと呼吸
両手で優しく頬を包むがごとく
柔らかい辛抱強さで
想いを紡ぐことができたら

いろいろ話そう
いつまでも

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[詩]山紫陽花 第935幕

[詩]山紫陽花 第935幕

近所で見つけた花

君の名前は『山紫陽花(ヤマアジサイ)』

中央から花の外側に向かって咲き

ガクアジサイと同じように ガク咲きとなる

中央が濃い青紫

ガク咲き部分は ピンクがかった 薄紫色

普通の紫陽花よりも小ぶりで めちゃくちゃ 可愛いね

花言葉は『乙女の愛』『切実な愛』だ

君の名前は『山紫陽花』

幸せを 待ち侘びる 可憐な乙女

いつもご覧頂きまして 有難う御座います。
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光合成をすれば《詩》

光合成をすれば《詩》

自分の意識の邪魔にならないものがいい
凝った物なんかいらない

さよならと振った手でまた誰かと握手する

まだ不幸の中にいる

踊ればいいじゃないか

胡散臭い褒め言葉

紐が解き放たれる時が来た

我の存在は無かったことにしてくれ

【詩】リフトマン

【詩】リフトマン

リフトマン*

セキュリティーの行き届いた
ムンバイの自宅フラット**で  
リフトマンの青年は
乗り込んで来る住人の姿を見るとすぐさま
住むフロアのボタンをさらりと押す
全住人の詳細情報が入っている頭脳PCの
記憶を呼び起こすスイッチが
瞬時に作動するかのように 

扉2枚分ほどが一面の箱の中で
正面ドアの左側にある
フロアの数字が並ぶパネルに向かって
しゃんと立ち
伏し目がちに背を向ける
普段

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タイムリミットがあるからこそ

タイムリミットがあるからこそ

何を言われても自分に残されている時間は変わらないので自分だけに集中したいです

命は必ず尽きるのですから

悪い言葉や行動に関われば病になり残された時間が縮むかもしれませんし

勿体無い精神で

言葉を残すのは私が生きた証になるから

【詩】生活

【詩】生活

生活

綺麗な愛は絵空事のように
生活に紛れ込んだ
掃除や洗濯や食事の支度中
秘かに模索する罪な香りのごとく
そして時々 顔を出す

夢や希望は痺れるように
忙しさの彼方に弾け飛んだ
永遠に繰り返す数珠つなぎのタスクに
真の意義を見い出せないまま
そして時々 舞い戻る

絶望の淵で光を求め
悶え続けている時でさえ
強くあることを当然のように求められ
必死に応えようと
苦しみあえぐ孤独

それでもな

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Ka'pilina|詩

Ka'pilina|詩

「Ka'pilina」

蹴破られた扉の向こう側
弱さの中にある強さの意味を知る

甘くて苦いひかり白く激しく
メザメルト消えていく黒の記憶たち

愛してると触れる指先
永遠を意味する
マウロアのくちづけ心地よく

ねこの眼医者さん

ねこの眼医者さん

最近いきなりエアコンが大活躍して

デリケートな猫ちゃんのお目々もきっと乾燥するかも(笑)

あまりにも急な暑さのショックで、猫ちゃんも疲れ目気味(?)になるかも

猫ちゃんもきっとお目々は繊細でしょう

あなたの街の、ねこの眼医者さんが

人間と猫ちゃんに

愛情たっぷりの、魔法の目薬の処方箋を差し上げます(笑)

どうか皆さま大切な目をいたわってくださいね♫

【詩】神の街

【詩】神の街

神の街

太陽の灼熱は
真上からコルカタの中心街を照り付けている
空の青を薄めるスモッグのヴェールが
見掛け倒しだと思い知らせるかのように

イギリス植民地時代に建造され
静かな威厳を纏いながら
淡々と存在し続ける白亜のビクトリア大聖堂を背後に臨み
だだっ広いモエダン広場と
立ち並ぶ高級ホテルやビルに挟まれたチョーロンギ通りは
歩道も車道も 人と車で溢れ返っていた
僧侶も 浮浪者も 大富豪も メイ

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詩『私は草である』

題名
『私は草である』
(隠しテーマ・快晴)

私は草である
名前は、知らない

踏まれて枯れたって
死なないわけじゃない

昨日は犬のやつ
オシッコ掛けてった

でもね実はバッタ
追いはらえ助かった

私は草である
太陽が、好きである

曇りも雨の日も
淋しくてしおれてる

今朝は快晴だ
ミドリが、強くなる

片想いなんだけど
生きるには、あまる意味

【詩】私にできること

【詩】私にできること

私にできること

柔らかな冬の日差しが
リビングをすっぽり包む
平和な瞬間はいつも温かく澄んでいる
安心していいよと囁くように

先週ここで悲しいニュースを見た
今窓を開ければ
冷え切った空気が部屋に入り込み
理不尽な罪悪感と焦りに
対峙することとなるだろう

私にできること
可能な限り差し出すこと
奉仕すること
心から祈りを捧げること

自分の苦しみに耐えること
生きるために生きること
愛するこ

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詩『快晴』

題名(テーマ)
『快晴』

快晴の空
私は芝生に寝転んだ
大の字になった

どこまでも青
上下がひっくり返ったら
落ちそうで怖い

快晴の宇宙
背中は地球を背負ってる
命運が重い

そんなとき蝶
のんきにふわふわ飛んできた
「ばかだね」って言った?

快晴の空
なんにもないようで鳥もいる
逃げ道もみち…だね

絶望も途中
すべてが終わったわけじゃない
快晴はめぐる!

『詩人に抱かれる者たちへ』

『詩人に抱かれる者たちへ』

もしも人と人が お付き合いする中で
こんな思いを持てたら幸せですよね。

『ありがとう、感謝してるよ』

もしも人が恋人に向けて
(動植物や山河や星空にも向けて)

こんな言葉をかけられたなら感動的だろうね。

『美しい君に、とても会いたかったんだ』

そう、人にとって大切なのは
感謝や感動をする《心》でしょう。

そのために芸術がある。

売れない詩人 ひろまる愛理、
noteの場をお借りして

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