ヤマケイの本

山と溪谷社の一般書編集者が、新刊・既刊の紹介と共に、著者インタビューや本に入りきらなか…

ヤマケイの本

山と溪谷社の一般書編集者が、新刊・既刊の紹介と共に、著者インタビューや本に入りきらなかったコンテンツ、スピンオフ企画など、本にまつわる楽しいあれこれをお届けします。https://www.yamakei.co.jp

マガジン

  • 「ヤマケイの本」全文公開

    本noteで公開している、全文公開記事をまとめました。

  • インタビュー・取材記事

    「ヤマケイの本」から出版された書籍にまつわるインタビューや、取材記事のまとめです。

  • 【新刊のご案内】

    毎月ご案内している、新刊情報のまとめです。興味のある一冊を探してみてください!

  • とある編集者の日々の観察

    ツイッター山と溪谷社いきもの部(@yamakei_ikimono)でブチョーwが日々垂れ流している生き物観察のまとめです。内容はほぼブチョーwの妄想なので信用してはダメです(笑)。

  • 自然観察を楽しみたい!【野鳥・植物 etc】

    生き物の生態や身近に見つけられる植物についてなど、自然の中の「そうだったんだ!」を紹介します。

記事一覧

固定された記事

「山以外の本も出しています!」――ヤマケイの本について、もっと広く楽しくお伝えするnoteをはじめます

私たち山と溪谷社は、1930年に山岳の雑誌『山と溪谷』と書籍を発刊する出版社として創業しました。2020年に創業90周年を迎えた、かなり老舗の出版社です。 山好きの方には…

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「単細胞」は愚かさの代名詞? じつは驚くべきことをやっている!

「一寸の虫にも五分の魂」といいまして、虫けらごときにも生きとし生けるものとしての「生」があることを忘れてはならぬとされています。普段顧みぬほど小さい生きものにも…

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【連載第2回】16マスに野菜をどう配置する? ミニ菜園のプランニング

自宅の空いたスペースを活用して、野菜を育ててみませんか?  枠で囲んだ約2m×2m(一坪)の空間を、ひもで16マスに区切り、1マス1品目を基本にして多種類の野菜を…

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高野秀行さん「物凄い本だった。私にとって「土」は完全なブラックボックスだっただけに…」【高野秀行×藤井一至スペシャル対談…

それは、2023年11月12日のことでした。ノンフィクション作家の高野秀行さんが、旧Twitter(現・X)でヤマケイ文庫『大地の五億年』を絶賛してくださったのです。編集担当が…

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お部屋に潤いと癒しを添えるカレンダーで花のある暮らしをはじめよう

 たくさんの花に囲まれた暮らしに憧れるけれど、花を飾る習慣のない人は、いざ飾ろうと思っても一歩が踏み出せなかったり、たくさんの花を買うのは金額的に厳しかったり、…

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【連載】ハワイで気になったこと、もの その1

写真家・市橋織江さんが長年にわたり撮影してきたハワイの写真がカレンダー『ハワイ 市橋織江 Hawaii 2024 Orie Ichihashi』になりました。このカレンダーに言葉を添えるの…

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【連載第1回】小スペースで楽しむミニマム菜園術

2月も半ばを過ぎ、春からの菜園準備をスタートさせる方も多いことでしょう。今年こそは自宅の空いたスペースを有効活用して、野菜作りを始めてみたい! という方におすすめ…

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生き物の知的な行動はどう生まれるか? に迫る本

生きものの知性を探る旅 この本は、「生きものが知的であるとは一体どういうことだろうか?」という疑問について、粘菌という単細胞生物の振る舞いを見ながら、なるべく根…

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散歩でみかけた「あれ」が気になる!【ヤマケイのこんな本】

2月も半ばを過ぎ、少しずつ春が近づいてきました。 ポカポカ陽気の日は、家の近くを散歩してまったり過ごしたいですね。 そんな散歩の相棒に、コンパクトサイズの図鑑はい…

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ため息が出るほど美しいカレンダー。素敵に飾って、お部屋にときめきと癒しを

――フラワーデザインでこだわったのはどんなところですか?  今回は、「ふんわり柔らかいイメージ」というご依頼だったので、全体的に彩度を低めにして、淡く優しい雰囲…

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映画「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修者が語る、アイヌの物語のとてつもない魅力

 映画「ゴールデンカムイ」の公開が始まりました! マンガから一貫して同作のアイヌ語監修を務める千葉大学名誉教授・中川裕氏が"名著"として推薦しているのが、ヤマケ…

ヤマケイの本
2週間前
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「12頭のシャチが流氷に閉じ込められた!」…極寒の中での救出、シャチの親子を襲った悲劇とは?

 日本一クジラを解剖してきた研究者・田島木綿子さんの著書『海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること』。海獣学者として世界中を飛び回って解…

ヤマケイの本
3週間前
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阿仁マタギが住み着いた山里、秋山郷で主食にされていた栃の実を使った"あんぼ"とは?

山で働き、暮らす人々が実際に遭遇した不可思議な体験を、取材・記録した累計30万部突破のベストセラー「山怪」シリーズ。今年の初めには、シリーズ4作目となる『山怪 朱 …

ヤマケイの本
3週間前
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いつかは若冲のようになれるかも? SNSで人気の自然ガイドが心掛ける「5000時間の法則」

研究者と一般人の間に立つ、自然ガイドの視点 ——書籍『エナガの重さはワンコイン』でもInstagramでも、くますけさんのキャッチコピーのセンスが秀逸だなと感じます。特…

ヤマケイの本
3週間前
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Instagramで人気の「自然ガイドのネタ帳」。実際にネタ帳はあるの?

体験からこそ学ぶことができる ——「環境教育」とは、どんなものなのでしょう? くますけ 「環境教育」と聞くと、理屈を机に向かって学んでいくイメージがあるかもしれ…

ヤマケイの本
4週間前
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新刊のご案内【2024年2月発売】『IT'S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう』など7冊

春の足音が聞こえ始める2月です。 今月のヤマケイの本では、春の散歩のおともにオススメな身近な樹木図鑑から、じっくり読みたい化学読み物まで、ご紹介いたします。 ※発…

ヤマケイの本
4週間前
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「山以外の本も出しています!」――ヤマケイの本について、もっと広く楽しくお伝えするnoteをはじめます

「山以外の本も出しています!」――ヤマケイの本について、もっと広く楽しくお伝えするnoteをはじめます

私たち山と溪谷社は、1930年に山岳の雑誌『山と溪谷』と書籍を発刊する出版社として創業しました。2020年に創業90周年を迎えた、かなり老舗の出版社です。

山好きの方には、『アルペンガイド』や『ヤマケイJOY』、山のムック本などで馴染みをもっていただいているかもしれません。

そんな出版社ですが、実は山以外の単行本もたくさん発刊しているのです……!

料理やペットの実用書、研究者が書いた科学エッ

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「単細胞」は愚かさの代名詞? じつは驚くべきことをやっている!

「単細胞」は愚かさの代名詞? じつは驚くべきことをやっている!

「一寸の虫にも五分の魂」といいまして、虫けらごときにも生きとし生けるものとしての「生」があることを忘れてはならぬとされています。普段顧みぬほど小さい生きものにも、実際必死の生活があります。人類の歴史など足下にも及ばぬほど長い歴史を背負っています。何千万年、何億年という地質年代をずっと生き抜いてきているのですから、その営みはさぞ力強かろうと思われます。決して侮ることなどできないように思われます。果た

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【連載第2回】16マスに野菜をどう配置する? ミニ菜園のプランニング

【連載第2回】16マスに野菜をどう配置する? ミニ菜園のプランニング

自宅の空いたスペースを活用して、野菜を育ててみませんか? 
枠で囲んだ約2m×2m(一坪)の空間を、ひもで16マスに区切り、1マス1品目を基本にして多種類の野菜を栽培するのが「一坪ミニ菜園」です。
連載第2回は、小スペースで上手に野菜を栽培するためのプランニングのコツを紹介します。
(文/和田義弥 写真/阪口克)

栽培計画を立てよう

ミニ菜園で効率よく野菜を育てるには、プランニングが大切。い

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高野秀行さん「物凄い本だった。私にとって「土」は完全なブラックボックスだっただけに…」【高野秀行×藤井一至スペシャル対談その1】

高野秀行さん「物凄い本だった。私にとって「土」は完全なブラックボックスだっただけに…」【高野秀行×藤井一至スペシャル対談その1】

それは、2023年11月12日のことでした。ノンフィクション作家の高野秀行さんが、旧Twitter(現・X)でヤマケイ文庫『大地の五億年』を絶賛してくださったのです。編集担当が喜び勇んで著者の藤井一至さんに連絡したところ、なんと藤井さんは高野さんの本の長年の愛読者であるとのこと。これは、お二人をおつなぎしなければ……!
そのような経緯で、辺境を旅するノンフィクション作家と辺境で土を掘る研究者による

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お部屋に潤いと癒しを添えるカレンダーで花のある暮らしをはじめよう

お部屋に潤いと癒しを添えるカレンダーで花のある暮らしをはじめよう

 たくさんの花に囲まれた暮らしに憧れるけれど、花を飾る習慣のない人は、いざ飾ろうと思っても一歩が踏み出せなかったり、たくさんの花を買うのは金額的に厳しかったり、意外とハードルが高いもの。そんなとき、おすすめなのが「心ときめくバラと季節の花カレンダー」。生花の代わりにカレンダーを飾って、花のある暮らしをはじめてみませんか。

 実際に花を飾ったようなこの臨場感は、写真家としても活躍する田辺さんの作品

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【連載】ハワイで気になったこと、もの その1

【連載】ハワイで気になったこと、もの その1

写真家・市橋織江さんが長年にわたり撮影してきたハワイの写真がカレンダー『ハワイ 市橋織江 Hawaii 2024 Orie Ichihashi』になりました。このカレンダーに言葉を添えるのは市橋さんと多くのハワイ本を手掛けてきた編集・ライターの赤澤かおりさん。ここでは、赤澤さんによるハワイの思い出やエピソードをお伝えします。

 市橋織江さんとのハワイのカレンダーのお仕事を終え、出かけたハワイは、

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【連載第1回】小スペースで楽しむミニマム菜園術

【連載第1回】小スペースで楽しむミニマム菜園術

2月も半ばを過ぎ、春からの菜園準備をスタートさせる方も多いことでしょう。今年こそは自宅の空いたスペースを有効活用して、野菜作りを始めてみたい! という方におすすめしたいのが「一坪ミニ菜園」です。
全5回連載でその魅力をご紹介します。
(文/和田義弥 写真/阪口克)

「一坪ミニ菜園」とは

「家庭菜園で野菜を作ってみたいけれど場所がない……」という人は少なくないのでは。今回紹介する一坪ミニ菜園は、

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生き物の知的な行動はどう生まれるか? に迫る本

生き物の知的な行動はどう生まれるか? に迫る本

生きものの知性を探る旅

この本は、「生きものが知的であるとは一体どういうことだろうか?」という疑問について、粘菌という単細胞生物の振る舞いを見ながら、なるべく根源的なところを探した研究を紹介しています。「知的」といってるのに、「単細胞生物」を対象としていることが、すでに問題提起的です。「単細胞」という言葉にはあまり賢くないという意味がありますが、どうもそうとは言い切れないようです。このことが、こ

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散歩でみかけた「あれ」が気になる!【ヤマケイのこんな本】

散歩でみかけた「あれ」が気になる!【ヤマケイのこんな本】

2月も半ばを過ぎ、少しずつ春が近づいてきました。
ポカポカ陽気の日は、家の近くを散歩してまったり過ごしたいですね。

そんな散歩の相棒に、コンパクトサイズの図鑑はいかがでしょうか?
あしたの散歩が、今日よりもっと楽しくなる、ヤマケイの初心者向け図鑑新シリーズ「散歩道の図鑑」をご紹介します。

『あした出会える野鳥100』
柴田 佳秀文、菅原 貴徳写真、piro piro piccoloイラストもう

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ため息が出るほど美しいカレンダー。素敵に飾って、お部屋にときめきと癒しを

ため息が出るほど美しいカレンダー。素敵に飾って、お部屋にときめきと癒しを

――フラワーデザインでこだわったのはどんなところですか?

 今回は、「ふんわり柔らかいイメージ」というご依頼だったので、全体的に彩度を低めにして、淡く優しい雰囲気にまとめました。

 バラ選びにもこだわっていて、あまり街のお花屋さんには出回らないような希少なバラを使っているので、バラ愛好家の方にも楽しんでいただけると思います。

――希少なバラはどのようにして手に入れたのですか?

 夜中の2時

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映画「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修者が語る、アイヌの物語のとてつもない魅力

映画「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修者が語る、アイヌの物語のとてつもない魅力

 映画「ゴールデンカムイ」の公開が始まりました! マンガから一貫して同作のアイヌ語監修を務める千葉大学名誉教授・中川裕氏が"名著"として推薦しているのが、ヤマケイ文庫『アイヌと神々の物語』です。アイヌ語研究の第一人者、故・萱野茂氏が、祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の話を収録した一冊。本書から、中川先生書き下ろしの序文を公開します。

河合隼雄氏、推薦!
「『ウウェペケレ』は『昔話』

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「12頭のシャチが流氷に閉じ込められた!」…極寒の中での救出、シャチの親子を襲った悲劇とは?

「12頭のシャチが流氷に閉じ込められた!」…極寒の中での救出、シャチの親子を襲った悲劇とは?

 日本一クジラを解剖してきた研究者・田島木綿子さんの著書『海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること』。海獣学者として世界中を飛び回って解剖調査を行い、国立科学博物館の研究員として標本作製に励む七転八倒の日々と、クジラやイルカ、アザラシやジュゴンなど海の哺乳類たちの驚きの生態と工夫を凝らした生き方を紹介する一冊です。本書から、内容の一部を公開します。写真:©Uni Yoshi

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阿仁マタギが住み着いた山里、秋山郷で主食にされていた栃の実を使った"あんぼ"とは?

阿仁マタギが住み着いた山里、秋山郷で主食にされていた栃の実を使った"あんぼ"とは?

山で働き、暮らす人々が実際に遭遇した不可思議な体験を、取材・記録した累計30万部突破のベストセラー「山怪」シリーズ。今年の初めには、シリーズ4作目となる『山怪 朱 山人が語る不思議な話』が刊行されました。noteで始まったこの連載は、著者の田中康弘さんが、山怪収集のために全国の山人の元に赴き、取材するなかで出会った人や食などのもう一つの物語です。

【連載第4回】秋山郷は栃で生き抜いたみんな知って

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いつかは若冲のようになれるかも? SNSで人気の自然ガイドが心掛ける「5000時間の法則」

いつかは若冲のようになれるかも? SNSで人気の自然ガイドが心掛ける「5000時間の法則」

研究者と一般人の間に立つ、自然ガイドの視点

——書籍『エナガの重さはワンコイン』でもInstagramでも、くますけさんのキャッチコピーのセンスが秀逸だなと感じます。特別な勉強をされたのでしょうか。

くますけ 「全然意識していませんでした。担当編集者さんに言われて、ああ、そうなんだ、と気づいたくらいで。学校でも国語は苦手でしたし、ライティング教室に通ったこともありません。「自分が思う、この鳥の

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Instagramで人気の「自然ガイドのネタ帳」。実際にネタ帳はあるの?

Instagramで人気の「自然ガイドのネタ帳」。実際にネタ帳はあるの?

体験からこそ学ぶことができる

——「環境教育」とは、どんなものなのでしょう?

くますけ 「環境教育」と聞くと、理屈を机に向かって学んでいくイメージがあるかもしれませんが、「ホールアース自然学校」のやり方はまったく違っていました。

ホールアースが重視していたのは、体験すること。プログラムを通じて、自然がいかに雄大で人間の手に負えないものなのかを、五感を使って感じ、その体験をそれぞれの学びへと変

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新刊のご案内【2024年2月発売】『IT'S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう』など7冊

新刊のご案内【2024年2月発売】『IT'S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう』など7冊

春の足音が聞こえ始める2月です。
今月のヤマケイの本では、春の散歩のおともにオススメな身近な樹木図鑑から、じっくり読みたい化学読み物まで、ご紹介いたします。

※発売日はAmazonなどWEB書店の日付に準じます。

<2月13日発売>
『ベニシアの「おいしい」が聴きたくて』
梶山 正著2023年夏、ベニシア・スタンリー・スミスさんが京都大原のご自宅で亡くなりました。
64歳で発症したPCA(後部

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