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ぐるりのこと

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私の身の回りの人やコトについて、徒然なるままに綴られた、全然役に立たないnoteです。ちょっとだけエモい感じかもしれません。
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父を喪う。ありふれた悲しみの方程式

父を喪う。ありふれた悲しみの方程式


「この感情は何に起因するんだろう?」突然、父を喪った。

なにがなんだかわからないまま迎えた告別式のさなか。
私は、睡眠不足なのか、張り詰めた気持ちが崩壊しそうになっているのか…なぜかはわからないけれども、今にも倒れそうな、気絶しそうな状態をギリギリ持ちこたえていました。
そして、ずっと考えていました。

「この感情は一体なんだろう?何に起因するんだろう?」と。

その方が感情の波に飲まれずに少

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懺悔。2年以上ラジオを離れていたリトルトゥースがライブに行ってきて思うこと。

懺悔。2年以上ラジオを離れていたリトルトゥースがライブに行ってきて思うこと。

オードリーが東京ドームの舞台に登場したその瞬間、込み上げてくるものがありました。

そのくらいのエモいエネルギーが満ち満ちた空間。

と同時に、押し寄せる罪悪感。

懺悔すると、私はもう2年以上もオードリーから遠ざかっていました。
私はこの場を100%楽しむ資格があるのでしょうか。

それでも、今この身で感じられるだけの全てを余すことなく味わっていこうと、決意したのもその時です。

ライブレポート

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勝手に救い救われる毎日への祈り

勝手に救い救われる毎日への祈り

最近、ずいぶん前に思わぬところで言った私の一言が誰かの背中を押していて、感謝される、ということが立て続きました。

とか。

とかそんなくらいの、本当に軽い会話でしかありません。

私自身も忘れてしまったようなそんな会話から、時には1年以上たってから、
「今でも忘れないです。あの一言があったから、一歩踏み出せたんです。ありがとうございました」
と言っていただいて。

もちろん、その逆の、真剣に相談

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ごきげんでいるための「いとをかし」思考で唯一無二の感情を生きること

ごきげんでいるための「いとをかし」思考で唯一無二の感情を生きること

私は感情の揺れ動きが忙しく、感動することが多くて、幸せの沸点が低い代わりに、小さなことにも傷つくし、その変化の激しさに翻弄されて時に疲れ果ててしまいます。

自分のごきげんは自分でとりたいし、もう少し自分の感情をうまく受け流していきたい。

そんな中でここ最近実践していることの一つが「いとをかし思考」です。

それはどういうことかというと。

道端の見知らぬ草木から思いもよらない綺麗な花が咲いて心

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また優等生ムーブしてない?

また優等生ムーブしてない?

こういうこと、私以外の人も感じることあるのかな?と思いまして。

自分の中のアンコントローラブルな自分との向き合い方について、突然書きたくなりました。

「また優等生ムーブしてない?」「この送別会に至るまでの取り組みは、Kanaさんが求められていること以上に細やかに動いてくれたことにより実現したし、その動きを見て、みんながてつだってくれたんだと思います。」

会社で幹事を求められた送別会を開いて、

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インタビューライティングにおける「本当」と「伝わりやすさ」と「誠実さ」に関するぐるぐる

インタビューライティングにおける「本当」と「伝わりやすさ」と「誠実さ」に関するぐるぐる

最近、久々に「インタビューを書く」ということにお金をいただくお仕事をしました。

この一連の体験を経ての内省的なお話なので、うまく言語化できるか自信がないのですが、とにかく書き残さないと、という気持ちで書いています。

文章を書くのは小さいころから自分にとっての一番のコミュニケーション手段で大好きなことなのですが、それが仕事かどうか、またどんな文章を書くかで向き合い方がかわってきます。

普段は企

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勝手に年が明けるので困っています

勝手に年が明けるので困っています

20代までは「A型に見えるB型」を貫いてきた、いわゆるB型っぽいと言われる性格の自分をひた隠しにして、「しっかりしているよね」のブランディングを崩さずやってきたのですが、30代になってから自分のポンコツぶりを深く自覚し、最近は「もういいじゃん、隠さなくても」って思うようになりました。

その隠さなくても…の一つがすごくマイペースな気分屋だということ。

たとえば、みんながテンション高い時に協調性を

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ココアの熱を奪うわたし

ココアの熱を奪うわたし

私は好きな人の好きなものをよく好きになります。

キリンレモンを初めて飲んでおいしいと思ったのも、ポケモンにめちゃくちゃハマったのも、CoCo壱のカレーが夕飯の選択肢に加わったのも、好きな人がこれいいよ、と言ったからです。

ちなみにこの好きな人とは、男女問わず、恋愛かどうかを問わず、の好きな人のことです。

こう書くと自分がないみたいに思われるかもしれないけれど、好きな人が好きなもののことを話し

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お別れとの向き合い方がわからない

お別れとの向き合い方がわからない

私はいつも気付いてしまいます。

自分に向けられていた恋愛感情が薄れていくことに。

いや、自分に向けられていなくても、恋愛じゃなくても、「好き」の熱量が下がって、負の感情やそこから離れようという意思が滲み出てしまう状況に気付いてしまいます。

いつだって、一度引き起こされた気持ちが冷めにくい私よりも早くそれは起こってしまいます。

そして困ったことにそういった状況がとにかく苦手なので、私は引き止

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気付いたら家族、みたいな感じの父娘 その5

気付いたら家族、みたいな感じの父娘 その5

今時それほど特殊でもないけれども、少しだけ、世の中の定型とは違う「再婚した父と家族になる」という経験をしたことについて、書き残しておきたいと思います。

余命3ヶ月かもしれないお父さんが命に関わる病気かもしれない。

仕事中、そういった内容を伝える長文のLINEが、突然に母から届きました。

どういうこと?

内容が頭に入ってこない。

心臓をぎゅっと絞られるような苦しさが込み上げてきて、とても仕

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「のめりこまない」思考をやめてみよう

「のめりこまない」思考をやめてみよう

私には怖いものがたくさんあります。
いろいろある中でも、最近特に自覚した怖いことは何か一つのことに気持ちを持っていかれすぎること、のめり込んでしまうこと。

たとえば食べ物。のめり込むというのとは違うかもしれないけれど、私には放っておくとすぐ同じものばかり食べてしまう偏食傾向があります。

けれど、年をかさねるたびに、山葵やブロッコリーなど、大人になってから、私が避けてきたものの中に、美味しいもの

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バレンタインこわい

バレンタインこわい

バレンタインにまつわる思い出を振り返ると、つらい、苦しい、しんどい、はずかしい、みたいな気持ちがこみあげてきて、ちっとも、ときめくことができません。

これってなんなんだろうということをメタ認知しておきたく、また、こんな人もいるんだよってことを伝えてもいいのではと思って、その気持ちを書き残してみます。

友達同士で「手作り」を持ち寄るという恐怖まずこれです。高校の時、彼氏がいようがいまいが、バレン

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Podcastを始めてよかった5つのこと

Podcastを始めてよかった5つのこと

雑談ながらも、Podcastを年に約1200分も配信、編集時間も含めたらかなり膨大な時間をささげた壮大な趣味になってきたのですが、最近、「始めて何がよかったの?」って質問されて、確かにそれは残しておいてもいいかもしれないと思い、5つくらいはあるだろうとタイトルをつけて突然に書き始めました。

え、そもそも何のPodcastやってるの?って話ですが、こんな雑談Podcastです。ちょうど2人でPod

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気付いたら家族、みたいな感じの父娘 その4

気付いたら家族、みたいな感じの父娘 その4

今時それほど特殊でもないけれども、少しだけ、世の中の定型とは違う「再婚した父と家族になる」という経験をしたことについて、書き残しておきたいと思います。

じゃあ、別々にいこう。私たちは父も含めて家族全員がB型。だからと決めつけるわけではないけれど、B型で想像する性格の例にもれず、私たちは全員、本来とてもマイペースです。対外的に空気を読んであたかも協調性があるように振る舞えても、家族にまでそれをして

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