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お別れとの向き合い方がわからない

私はいつも気付いてしまいます。

自分に向けられていた恋愛感情が薄れていくことに。

いや、自分に向けられていなくても、恋愛じゃなくても、「好き」の熱量が下がって、負の感情やそこから離れようという意思が滲み出てしまう状況に気付いてしまいます。

いつだって、一度引き起こされた気持ちが冷めにくい私よりも早くそれは起こってしまいます。

そして困ったことにそういった状況がとにかく苦手なので、私は引き止めることも、終わるからこそその人との時間を大事にしようと思うこともなく、ただ逃げてしまいます。

距離を置くことでしか、気持ちを落ち着けることができない。

だから多分私は冷たい人だと思われます。

別れがくることが決まった瞬間から、平常心で接することができなくて、会う回数を減らします。気持ちが動かないようにその人に接続する感情の線を切ることを意識します。

友人にそのことを伝えた時に、

「別れたくないなら、まずは一生懸命にその気持ちを伝えたらいいじゃん。何か変わるかもしれないよ。」

と言われました。

そんなこと思いもよらなかった私は驚きました。

離れることを決意している人は揺らがないと思い込んでいました。

実際、私の周りの大切な人たちはブレない自分のコアを持っている人が多く、こちらからの働きかけでどうこうできるものじゃない、と思っているのですが、どうなんでしょうか。

何とは言えないんですが、今も私はその離れていく感情を察知していて、お別れが近いことを感じていて、何もできずにいます。

私もそちら側に行けたらいいのに。

もう離れようって先に決意して、行動に移せたらいいのに、と思います。

今日も私は残酷に過ぎる時間に抗えず、大切なものを失い続けています。

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