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フリーランスナレーターの実態

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フリーランスで声のお仕事をしてきた体験談記事をまとめたマガジンです!
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#毎日更新

~フリーランスならnoteを始めよう!~

~フリーランスならnoteを始めよう!~

noteを始めてから8.9ヶ月くらいだーれにも読まれていませんでした。レビュー数も1記事あたり30あるかないかで。有料記事も書いていましたが、無料記事でそんな具合なので、売れるわけもなく。

漫画の単行本で500円もあれば買えるわけですから、質を比べられるのは当たり前ですよね。しかし今では、最低でも100レビュー。単発記事やメンバーシップもご購読頂けることに。それにしても、なぜ読まれなかったのか?

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フリーランスは働き方ではなく、生き方だ。

フリーランスは働き方ではなく、生き方だ。

「普通に働く」という言葉に、一時期コンプレックスを抱いていました。理由は「僕は普通に働けないんだ」と思っていたからです。

みんなのいう「普通に働く」は、朝決まった時間に起きて、決まった場所へ行き、決まった時間に帰ってを週5で繰り返すいわゆる会社員という働き方のこと。

これができませんでした。いや、正確にいうならやりたくなかった。小さい頃から、父親のこの働き方をみて「何が楽しいんだろ?」と思って

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フリーランス、少しの不安がちょうどいい

フリーランス、少しの不安がちょうどいい

 寝ちゃえば忘れるんですけど、たまーに、たまらなく不安になるときがあるんです。とくに、街を1人で歩いているとき。何の不安かって、主にお仕事面で。

 ピシッとした服装の人はおそらく会社員、家族・カップルで歩いている人、3人くらいでワイワイ話している高校生。みんな、すぐそばに誰かいるんですよ。

 会社であれば上司に相談したり同期と切磋琢磨しあったり、家族なら他愛もない話をしたり、友達とならバカみた

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宅録を肩書きにつけないほうがいい理由【フリーランスで働いて思うこと】

宅録を肩書きにつけないほうがいい理由【フリーランスで働いて思うこと】

 「宅録声優」「宅録ナレーター」いつからか頻繁に見るようになった肩書きです。でも、僕は少し違和感があって。理由は『自宅収録(宅録)は、手段であって肩書きではないのに』と思うからです。

 そして、この“宅録”という言葉をつけることによって“宅録だからしょうがないよね”を言い訳にしているように感じられることもあるからです。

・宅録=自宅収録のこと

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 ※これは「宅録を肩書

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フリーランスナレーター募集って、実際どうなの?

フリーランスナレーター募集って、実際どうなの?

 「フリーランスでどうやって、ナレーターのお仕事をしているんですか?」よく聞かれる質問です。

 毎回「営業です」と答えています。と、いうよりも営業しかやってきていないので、これしか答えようがないといいますか‥(笑)

 でも、そんなこと言われてもって感じですよね。おそらく「どこからお仕事の相談が来るのか知りたい」という意味で聞かれたと思うので。今回は「フリーランスでナレーションのお仕事をする方法

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フリーランスで、働くということ。

フリーランスで、働くということ。

 専門学校卒業後、事務所に1年間所属しました。今はフリーランス(日本俳優連合会員)で声のお仕事をやらせていただいています。

 事務所とフリーランスはどっちがいい?と、聞かれることもありますが、結論“自分に合う方を選べばいい”と思います。と、いうよりそれしか言えないといいますか。

 業界との繋がりが薄いままフリーになってしまうと、商業作品へ出演できるきっかけ(オーディション、候補出しなど)は極端

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フリー声優、ナレーターのギャラ交渉はどうやる?

フリー声優、ナレーターのギャラ交渉はどうやる?

 フリーランスでお仕事をしていると、必ずぶつかる一つの問題。それは“ギャランティー交渉”です。

 「この作業量なら本当はこれくらいほしいけど、なんて言ったらいいのかな‥」

 「この額で提示したら、予算が合わなくてお仕事自体無しにならないだろうか‥」

 そんな不安もあるかと思います。僕も何度かこのような経験をしたことがありますが、ほんっっっとにご提案は難しいです。今回は“ギャラ交渉はどのように

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声のお仕事をしているのに‥

声のお仕事をしているのに‥

 扁桃腺が弱いという致命傷!!!

 いまのところ大丈夫ですが、季節の変わり目とか昼夜の寒暖差が激しいと喉からくるんですよ。ちょっとでも「あれ?」と思ったらすぐに葛根湯を飲みます。栄養ドリンクを飲んだり、のど飴を舐めたり、サプリを食べたり、みかんを食べたり化学に頼りたいのか自然のものがいいのかどっちなんだって話ですが、やれることを最大限にやります。

 仕事が決まっているのに、体調不良でバラしてし

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演劇学校で学んだ【役に立ったことベスト3】

演劇学校で学んだ【役に立ったことベスト3】

 演劇専門学校、声優事務所(養成所)、ワークショップを経て今はフリーランスで声のお仕事をやらせていただいております。

 ここまできて感じているのは、「専門的な場所で学んできてよかった」と、いうことです。

 どんなことを学べてよかったのか?それを具体的にランキング形式で書いていきまーす!

【第3位 演技の基礎】

 もー、なんといってもまずはここでしょーね。基礎。やっぱ、何をやるにも“基礎”は

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声優・ナレーターは、学校や養成所に行かなくともなれてしまう時代

声優・ナレーターは、学校や養成所に行かなくともなれてしまう時代

声優、ナレーターの有野優樹(ありのひろき)です。高校生の頃に養成所に通い始め、現在はフリーランスで喋りのお仕事をやらせて頂いております。勉強期間から含めれば10年。ようやくスタート地点に立てた気がします。何にそんなに時間がかかったのか?

“プロ視点で物事を考えること”

技術や腕が云々というよりも、「今そこ悩むところじゃないよーまだ早いよー」に気づけなかったんです。誰よりも下手なのはよくわかって

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フリーになって感じた“ナレーションを読めることの大切さ”

フリーになって感じた“ナレーションを読めることの大切さ”

 演劇専門学校卒業後、声優事務所に1年間所属していました。フリーランスになって、4年くらい経とうとしている今日この頃、今になって思うのは“もっと、繋がりを作っておけばよかったあぁぁぁぁ”ということです。

 そして、フリーを経験してきて力をつけておいてよかったなと感じたのは、“ナレーションを読めること”です。

 今回は、なんでそう思ったのか?を書いていきます!

【人脈は大切だと言うけれど】

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僕の天職は、声優・ナレーターなんだ!

僕の天職は、声優・ナレーターなんだ!

 僕はこの“喋りのお仕事”が大好きですし、凄く楽しいです。でも、最初から楽しかったわけではありません。それは“自分の声に関してこんな事を言われ続けていたから”で‥。

【オーディションで言われた衝撃の言葉】 演劇専門学生時代、いい声だねなんて言われたり、同級生から相談されたり、講師から生徒のお手本にされたりといい気持ちになっており、今思えば少し鼻を高くしていました。

 浮かれた気持ちのまま、とあ

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