~フリーランスならnoteを始めよう!~
noteを始めてから8.9ヶ月くらいだーれにも読まれていませんでした。レビュー数も1記事あたり30あるかないかで。有料記事も書いていましたが、無料記事でそんな具合なので、売れるわけもなく。
漫画の単行本で500円もあれば買えるわけですから、質を比べられるのは当たり前ですよね。しかし今では、最低でも100レビュー。単発記事やメンバーシップもご購読頂けることに。それにしても、なぜ読まれなかったのか?
値段とかネームバリューとか(も全く関係ないわけではありませんが)よりも、シンプルに“読みづらかった”なと思うんです。でもなぜそんな状態にも関わらず書き続けることができたのか?理由は2つあります。
1つ目は、時間があったのでやることを見つけたかったから。お仕事も毎日あるわけではないので、何もしていない日があると“これじゃだめだろ‥”という焦りがあって何かしていたかったんです。心を埋めるためにやっていると言ってもいいですかね。
書いても書いても読まれなくて、「やる意味あんのかな‥」と思った日もありますが、あるとき(当時は300円で出していた)こちらの記事が売れたんです。
誰にも校正もチェックもされていない、勝手に値段をつけた自分の文章が売れる。この経験は、声のお仕事をいただける時とは違った嬉しさがありました。すごく不思議な感じで。
でも“怖さ”もあったんです。読まれた後に「なんだ、お金払ったのにこんなもんか」と思われたどうしようとか「(怖くて返金不可にしてたんですが)返金のクレームがnote側にいくかもしれない‥」とか。
でも、それからポツポツとご購入頂けるようになってから良い意味で吹っ切れられるようになっていきました。これが“自分でモノを作って売る、お金をいただく”ということなんだなって。結構前にコミケで同人絵本を作ったことがあったんですけど、それと似たような感覚でした。
2つ目の理由は“フリーランスは、お仕事を得られる手段が沢山ある”ことを知れたからです。事務所に所属していると、基本的には事務所がお仕事相談の窓口になります。
ですが個人になると、業務提携、登録、個人の繋がりなど色んな人脈が窓口になります。(受付は僕1人ですが)管理は大変ですけど、2.3年前からの営業の種まきがあったので、お仕事先が統一されていないことには慣れていました。
その頃の種まきが今、段々と繋がってきた感じです。いやー、時間がかかりました。いや、かかりすぎたかもしません。
‥そうなんです。すぐに結果なんて出ません。時間をかけて、ゆっくりやっていくイメージです。でも人によっては、家庭の事情やらなんやらで「すぐに仕事にしないと!」と思っている人もあるかと思います。
気持ちはわかりますよ。置いて行かれている感じもしますし、早くお仕事をもらえるようにしたいから‥と思いますから。
でも、そういうときほど周りが見えなくなってしまい、足元を見られてしまいます。変なワークショップに声をかけられてカモにされたり、初心者だとしても明らかに安すぎる額で依頼をされてしまったり。
フリーランスは、僕がなった時のように“どこにも決まらなかったから”という理由でなるモノではない。わかっていないうちにフリーになってしまうと、リテラシー部分でかなり苦労してしまいます。心も体も。
上手くなっていたのに、成長しかけていたのに焦って一つを盲信しすぎて、ダメになっていく人をかなり見てきました。
どこかに所属していてフリーランスを考えている人、最初からフリーランスを考えている人、どちらでもいいので“お金とリテラシー”は、早くから先輩に学んだ方がいいです。
ギャラの相場観、こんなクライアント(や案件募集)には気をつけてくださいなどなど。
“自分のメディアを持っておく”
すぐに持てるメディア、それがnote。
フリーランスを考えている方はnoteをやりましょう!技術やスキルではなく「環境にこだわること」もプロへの一歩なのかもしれません。
思ってるよりも大きく一歩を
ナレーター有野優樹(ありのひろき)
noteメンバーシップ「声と喋り研究所」では、声のお仕事に関する記事を投稿しています!
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