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続ちょこっとひとこと

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故郷・神戸に戻り、今を綴るもまだまだヨチヨチのエッセイ集。
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2023年4月の記事一覧

ふぅ…やっぱりゆっくりやるか

ふぅ…やっぱりゆっくりやるか

昨日、2兆2000億字分の知の畑を耕すのに8時間を要した。
え、何の話?

僕のノートPCの外付けHDD(ハードディスク)がヤバいのだ。
そろそろ動きを止めそうで。
モバイル用のHDDなのに常用しているのがよくないらしい。

うちには何台もPCがあるが、僕がふだんよく使うのはノートPCとデスクトップPCの2台。
そこにはHDDやらSSDやらがいくつか繋がっている。

この図でいえば、右上のHDDが

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口腔外科へ。
手術でできた口の欠損周辺の型を取る。
ついに正式な装具に換える準備だ!
かわいい技工士さんに、照れなくてもいいのに思いきり照れる。

やっと喋れる?食べられる?
簡易装具は2時間で作ってくれたけどこれは?
「がんばるので2週間後に来てくださいね」
う、思ったより先…

恋、芽生えたらえぇね

恋、芽生えたらえぇね

高2の息子は、昨日と今日が文化祭。
クラスで揃えたTシャツを着て、楽しそうに出かけていった。

息子が通う高校はふだんから私服だし、髪色もパーマも自由。
文化祭はさらに華やかになるようだ。



僕が通ったのは、息子の高校のすぐ近くの別の高校。
僕の高校も私服、カラー、パーマ。
文化祭は、文字どおりお祭り騒ぎの装いに包まれた。

高2の文化祭で自分のクラスが何の模擬店をやったかは記憶がない。

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店はもっと自信を持ってとんがればいい

店はもっと自信を持ってとんがればいい

愛媛に暮らした20年、僕は商売の世界に身を置いた。
主たる任務は山奥の村おこしであり、そのためにご当地の特産品で作った和菓子を日本一にすることに全精力を傾け、そして実際そうなった。
今でもその菓子は絶大な人気だ。

人口1000人の小さな村から、年間売上1億円を超す商品が生まれた――
そんなニュースは瞬く間に業界に広まり、僕はその極意を話してほしいと各地から招かれた。
聴衆の多くは、ひとつでいいか

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家族と客を隔てる壁の絶妙な薄さが、民宿の魅力だ

家族と客を隔てる壁の絶妙な薄さが、民宿の魅力だ

僕は旅が好きだ。

幼い頃、小学生だった兄が家族旅行の計画を立て、JTBにきっぷや宿を手配しに行くのを見ていたから、そんな姿に憧れていた。
自分も早く旅をデザインしてみたいと。

僕が旅を楽しみだしたのは、大学生になって晴れて自由の身となった頃。
当時ネットなどないから、時刻表の付録のホテル一覧から名前と料金だけを頼りに決めるしかなく、駅から近いのかも調べようがなかった。
直感で決めて電話予約し、

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うねーっと力なく溶ける感触と淡く立ちのぼる白煙の匂い

うねーっと力なく溶ける感触と淡く立ちのぼる白煙の匂い

ドライヤーがある日突然動かなくなった。

髪をしっかり乾かしたいかみさんにとっては大問題で、明日にでも新しいドライヤーを買ってきてほしいと言う。
高校生の息子にとっても朝のセットにはマストで、やはり困るという。
最近ろくに家から出ない僕はとくに困らず、はぁと気のない返事をした。

ところが、処分する前にと思って電源を入れてみると、角度によっては思い出したかのようにウィーンと動き出す。
きっと電源コ

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僕はきっと、うっとりトロトロの表情になっていただろう

僕はきっと、うっとりトロトロの表情になっていただろう

先月末の入院以来、幾度か僕の食について書いた。
口腔手術を受け、ふつうのものがふつうには食べられなくなったと。

最初そう書いたとき、そんな手術とは思わなかったと、なかなかの衝撃をもって受けとめていただいたように思う。
このnoteで食がテーマのマガジンにせっせと記事を書いてきた僕が、ペースト食になるなんて。
まさか一生これとは思わなかったが、僕にとっても衝撃の事実だった。

そして逆に、昨日あげ

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春の味覚はやはり春のうちに

春の味覚はやはり春のうちに

退院後まもなく、父の顔を見に行くつもりがしんどすぎて断念した記事を以前書いた。
あれから2週間、なんとか体力も回復し、昨日ようやく父のいるホームへ足を運ぶことができた。

来週88歳の米寿を迎える父に、お祝いのカード。

父は喜んでくれたが、自分の誕生日や年齢のことはもう霧の中のようだ。
次第に薄れる父の記憶に、息子としてやはり悲しみを禁じえない。
また来るね。

帰り道、なぜかもう一駅先まで歩い

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食べたいのに満足に食べられない今

食べたいのに満足に食べられない今

親のしつけだろうか、僕は出された食べものは必ず食べきる。
もちろん自分で作ったものもそうだけど。

作ってくれた人に失礼だとか、農家の方に申し訳ないとか、そういう思いもないことはないが、ふだんそこまで考えているわけではない。
目の前のものは全部平らげるのが当然、とただ思うだけで。

レストランなどで、他人の皿に驚くことが多い。
それ、ほとんど手をつけてないやん!

大学生になってまもない頃、同学年

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きっと僕はずっとみかんで押し通す

きっと僕はずっとみかんで押し通す

「このみかん、うまいな」
「いや、これは甘平やで」

「このみかん、皮剥きにくいな」
「え、これみかんちゃうやろ」

いちいち息子から指摘が入る。
しかし息子とて、揚げ足を取りたいわけではない。
息子には柑橘系の識別ができていて、僕にはできていない。
ただその違いだ。

でも、僕だって無類の柑橘好きなのだ。
だけど。

昔は、柑橘といえばたぶんこれくらい覚えておけばよかった。
・みかん
・夏みかん

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悲愴と希望がごちゃ混ぜの表情、切り取れたかな

悲愴と希望がごちゃ混ぜの表情、切り取れたかな

絵描くん、好きや。
小っさい頃は、暇があったら絵描いてた。
昔のチラシの裏はほぼ白やったから、格好の画用紙になったん。
描いては消し、消しては描きを繰り返してたわ。

そやけど、色塗るんはちょっと苦手。
いや、めっちゃ苦手。
小学校の図工の時間、色さえ塗らんかったらなぁて先生に笑われてん。
大学生なって、彼女と大文字山に登って京の町をスケッチしたときも、絵の具で色塗ったら大笑いされてもた。
その彼

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アカンやん、あひゃんやん

アカンやん、あひゃんやん

2年半務めた前職を辞したのは、昨年6月末のことだった。
最後は有給休暇、特別休暇などを並べ、さらに会社が転職休暇を30日もくれたりしたためGWまでくっつき、最終出勤日は4月下旬だった。

それからちょうど1年が経った。
依頼を受けたいくつかの仕事は同時並行で進めてきたが、時間的にも収入的にも大したものではなく、基本的には無職といっていい。
東京と京都に住む大学生を2人、高校生を1人抱える親として、

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目標を一つクリアし、実にすがすがしい

目標を一つクリアし、実にすがすがしい

キャリアコンサルタントの試験に合格した。

昨秋来、いくつかの記事に資格の取得を目指して勉強していると書いていたのはこのことだったのだ。
その合格発表が昨日あり、結果は学科、実技ともに合格だった。

キャリアコンサルタントとは、自分らしい生き方・働き方をサポートする国家資格の専門員。
就職や転職などで迷いが生じているとか、日常の働き方に悩みを抱えているなどの相談に対し、相談者にとって望ましい職業選

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え、そんな謝られたら、なんかごめん

え、そんな謝られたら、なんかごめん

これまでとは違う!の呼び声でデビューを果たしたChatGPT。
ChatGPTやってみた的体験談は、賛否入り乱れてあちこちに溢れている。

以前も書いたが、僕は大学時代に黎明期のAIの基礎研究をしていた。
そのため、今のAIについては思いがさまざまあってなかなか書けなかった。
今日は重い腰を上げ、久々に理系な記事を書いてみようか。
ChatGPTについて「これはすごい」でも「全然アカン」でもない意

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