人間は魔法が使える。【魔法使いの哲学#1】【リノベ】【クラウドファンディング】
はじめに
東京で暮らしていたある日「お前の家が南にある。家を探せ」という内なる声を聞き、住所不定となって沖縄に飛んだ。南の地域を歩き回り、5年かけて本当にその家を見つけてしまった。そこは20年間人が住んでおらず土まみれ、雨漏りで天井がボロボロだった。その家を50万円で購入し、ゲストハウスとして運用するために知識ゼロからのDIYリノベーションを開始した。人生初のクラウドファンディングを達成し、『日向神話ゲストハウスVIVID』は遂に正式オープンに漕ぎ着けた。
「声に聞いた家を探しているんです。どこか知りませんか?」と人に言うとだいたい怪訝な顔をされた。空き家を自分でリノベしてゲストハウスにすると宣言した時は「無謀な挑戦」と笑われた。クラウドファンディングに成功したら「応援してるって言ったけど、正直私は難しいと思ってた」と言われた。けれど僕はひとつひとつ、本当にやってきた。
たぶん彼らはまだ知らない。「人間は魔法が使える」ということを。本当にそれをやってしまう力が人間には備わっているということを。僕には静かな確信がある。人間の魂の本当の力を知っている。このマガジンは、そんな魔法の方法論をひとつひとつ紐解いていく『魂のお役立ち情報エッセイ』である。
人間は魔法が使える。
クラファンの準備期間中、画像の一部に「魔法使えます」という文言をいれて申請した。するとCAMPFIREから「この文言は誇大/断定的な表現として景品表示法等法令への抵触が懸念されるので削除してください」というメールが送られてきた。僕はこの「魔法使えます」を消したくないなと思った。消せば魂が死ぬと感じた。なので「絶対に消してたまるかよ」と決意した。消費者庁に電話で問い合わせ、この表現が景品表示法等法令に抵触しない根拠を確認して1000文字弱にまとめて返信した結果、クラウドファンディングという極めて公共性の求められる場に於いて「魔法使えます」という文言そのままでの掲載が叶った(CAMPFIREの特設ページ)。
僕がこの「魔法使えます」をどうしても残したかった理由は2つある。1つめは、「人間は魔法が使える」ということを僕自身が疑いようもなく知っているということ。誇大表現ではない。本当のことだ。2つめは、「人間は魔法が使えるということを誰が見てもわかる形で証明したいからやっている」ということ。これが今回の家探しの旅からの空き家再生プロジェクトの中心軸に位置する動機と言っても過言ではない。
僕が「魔法」という言葉を使う時、ディズニー映画のように杖からキラキラと光が出たりすることを意味しない。魔法とは「意思と行いのゲーム」である。雨乞い、祈祷、占い、まじない。これらはすべて「意思と行い」で構成される。一見不可能と思われるような物事を「何があってもやってやる」という意思を持ち、いくつかの行いを通して本当にそれをやってしまうこと。すべての魔法の本質はここにある。
「お前の家が南にある。家を探せ」という声を聞いた時、僕は思った。もしも本当にその「家」を見つけてしまったら。もしも本当にそんなことがこの世界で起こってしまったら。マジでヤバい。最高すぎる。よし。今回の人生、この声に全部懸けてみよう。「言ったな? 言ったな? ほんとに探しちゃうぞ? 」ドキドキしながら居住を捨てて旅に出た。そして本当にその「家」を見つけた。ボロボロだった「家」は綺麗にリノベされ、毎日誰かしら訪れる場所へと大変貌を遂げた。
この家が存在していること。それ自体が何よりの証拠だ。「人間は魔法が使える」。そしてそれをあなたも使うことができる。どうか思い出してほしい。どうか捨てないでほしい。眠らせたままにしないでほしい。僕には僕の魔法が使えたように、あなたにはあなたの魔法が使えるということを。
次回、9/18(日)更新。
『今すぐ死ぬか、何かを求めて生きるのか』。
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内なる声に聴いた「家」を、本当に見つけてしまうまでのお話
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