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世界の景色

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訪れたことのある世界の街や海外旅行への思いについて書いてます。
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#旅行

夏のボストンでやってみた!

夏のボストンでやってみた!

ボストンはすっかり秋の空。11月から始まる長く厳しい冬に向け、これから一気に寒さを増していく。今のうちに夏のボストンを振り返っておこう。

◆やっぱり感動!行ってよかったホエールウォッチング

この夏は母の容態悪化で一時帰国していたため、ボストンで過ごす夏は短かったけれど、ボストン夏のベストワンは間違いなくホエールウォッチング。

本物のクジラを子供に見せたくて(私も一度見たくて)、ベストシーズン

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フライト13時間の旅景色

フライト13時間の旅景色

3日前、東京からボストンに引っ越した。

夫の転勤のため、オミクロンが猛威をふるっているさなかに海外渡航するという稀有な体験をした。

成田国際空港のチェックインカウンターは記憶と全く異なる光景だった。

乗客もグランドスタッフもまばらで、ほとんどのエリアで電気が落としてあり、暗く静かだ。

いつも列をなす税関や手荷物検査も乗客の気配がほぼ無い。検査員達が所在なさげに立っている。出国手続きは全て待

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香港の底なしパワーはどこから来ていたのか。

香港の底なしパワーはどこから来ていたのか。

友人Mと香港を訪れたのはもう15年ほど前だろうか。

Mと私はたまたま同じ駅で一人暮らしをしていたので、仕事が終わると駅前のカフェ ラ・ボエムで待ち合わせて、よく夕食をともにした。

来月あたり香港行かない?
そんな提案をするのはだいたい私で、
だいたい断らないのがMだ。

私とMは、エキゾチックな大都会へパワーチャージしに行くことにした。

■立ち込めるような熱気

こんなご時世でもなければ、香

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イタリア旅行なんてベタすぎる。

イタリア旅行なんてベタすぎる。

イタリアは、いかにもロマンチックすぎるから。いつでも行けるから。何となく想像がついてしまうから。様々な理由をつけて避けてきた国だった。

でも10年前、新婚旅行を機に訪れた。おそらく新婚旅行という大義名分がない限り訪れることはないだろう。この機に飛び込んでみよう。ふと、そう思ったのだ。

実際に訪れたイタリアは隅から隅まで美しかった。”粗”とか”ボロ”といったものが一切ない。品の良い石畳の道を辿っ

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小さなオーロラ、カーテンみたいなオーロラ、いずれ赤いオーロラ。

小さなオーロラ、カーテンみたいなオーロラ、いずれ赤いオーロラ。

最近、旅景色に飢えている自分に気付く。せめて写真で振り返る旅に出よう。

オーロラ・ウォッチの旅に出たのは8年前。カナダのホワイトホースはオーロラ遭遇率が90%以上という情報を得て旦那さんと意欲満々で向かった。

バンクーバーでトランジット。バンクーバーも素敵な街。いつか訪れたい。

バンクーバーから一気に北上して、アラスカの手前まで。徐々に秘境感が深まってくる。

地図:YM Tours Ltd

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北欧縦断の旅

北欧縦断の旅

北の最果てノルウェイ・トロムソを去り、デンマーク・コペンハーゲンへ。

フライト中に各国の土地の様子を見るのは楽しい。ノルウェイは素朴。野ざらしな土地。

デンマークの領地に入ると、よく整地された土地が広がる。

空港から電車で15分ほどの位置にあるコペンハーゲン中央駅。

夕方の駅前。仕事帰りの人々が足早に行き交う。
そんななか日本でお馴染みのベーカリー、アンデルセンを発見。実はアンデルセン創業

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北極に近い街へ一人旅した話

北極に近い街へ一人旅した話

12年前くらい、ずっと憧れていた北欧へ、極夜のクリスマスシーズンに一人旅をした。

厚い雪に覆われたまっしろな街を、橙の街灯があたたかく照らす写真を見てから、北欧は冬に行くと決めていたのだ。

行先は北極圏にあるノルウェーのトロムソ。

真冬の北国のフライトは予想通り遅延。到着は真夜中だったけれど空港バスも動いていたので一安心。

翌朝。午前9時頃まで夜のように真っ暗だったが、10時を過ぎる頃には

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あなたの好きな国は?

あなたの好きな国は?

あなたの好きな国はどこですか?(日本は除く)

多くの人は、生まれて初めて自分自身で渡航した国を挙げるのではないだろうか。

子供が生まれる前は、多くの国々を訪れた。メキシコ、モンゴル、フランス、ノルウェイ、デンマーク、ベトナム、オーストラリア、イタリア、カンボジア、カナダ、韓国、中国、タイ、米国。

そして、学生時代に初めて訪れた国が、イギリス。

パブで出てきたギネスの、あまりのぬるさに衝撃を

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