マガジンのカバー画像

小説に頼りになる記事。

13
読んでいてタメになったなーと思うものを個人的に抜粋したものです。後で読み返す用でもあります。
運営しているクリエイター

#小説

『生きづらい君に叫ぶ1分半』を書き終えて。

『生きづらい君に叫ぶ1分半』を書き終えて。

こんにちはこんばんは、小谷です。
お久しぶりの『書き終えて。』タイトルです。
現在の私は新しい職場に慣れたようで慣れてない、新しい街に慣れたようで慣れてない、そんな毎日を過ごしながら原稿と戦っています。原稿はなぜか倒しても倒しても生き返るんです。不思議ですねー…

さて、前回の投稿でもちらっと予告した通り、今回は『生きづらい君に叫ぶ1分半』の刊行記念にいろいろ語りたいと思います。
まぁでも、まだ刊

もっとみる
新人賞と応募原稿のマッチングミスをなくすためにできること【ポプラ社小説新人賞への道】

新人賞と応募原稿のマッチングミスをなくすためにできること【ポプラ社小説新人賞への道】

小説家になりたいと思ったことはありませんか?
過去も未来も宇宙も深海も、あらゆる世界を言葉一つで創り出し、想像の力でたくさんの人を楽しませてお金を稼ぐことができる仕事――小説家。

でも小説家になるのって大変なんでしょう?

いえいえ、そんなことはありません。
小説家になるためのてっとり早い方法があるんです。
それは、新人賞を受賞すること!

……なんて言うと、それが大変なんじゃ!というツッコミを

もっとみる
編集者が応募原稿を読むときに「重視しているところ」と「実は気にしないところ」【ポプラ社小説新人賞への道】

編集者が応募原稿を読むときに「重視しているところ」と「実は気にしないところ」【ポプラ社小説新人賞への道】

小説家デビューの登竜門「新人賞」。
それぞれの新人賞には傾向がある、ということは前回の記事で触れましたが、賞に応募したら選考を突破していかないといけません。

選考方法は出版社や新人賞によって異なりますが、多くは一次選考・二次選考・最終選考と段階を踏んで選考していきます。

ポプラ社小説新人賞も一次選考・二次選考・三次選考・最終選考という過程があり、一次選考から編集者が全ての原稿に目を通しています

もっとみる
ポジティブに生きる心がけ

ポジティブに生きる心がけ

先週4/10に『ぜったいヒミツの両想い』の3巻が発売となりました📖

何かと自信のなかった主人公・中1のナナが、おつきあいを通してがんばったり自信をつけていったりと成長していくラブコメです。

自信を持ったり自己肯定感を高めたりというポジティブシンキングって、自分みたいなクリエイター業には本当にすごく必要なスキルだと常々思っていて。そういうことなんかを、ちょっと書いてみようかと思います。

◆心

もっとみる
デビューしたばかりの作家さんへ伝えたい5つのこと(老婆心)

デビューしたばかりの作家さんへ伝えたい5つのこと(老婆心)

デビューして間もない作家さんへ。
無知が故、失敗と失態を繰り返したダメダメもの書きからの老婆心全開のアドバイスです。これから書くことは、完全主観ですので、「そんなのは違う!」 というご意見があると思います。イチ書き手の戯言と流してください。

アドバイス1.告知についてさて、デビューした文士さん
おめでとうございます!
自分の書いた作品が店頭に並ぶって天にものぼる気持ちですよね。

告知OKになり

もっとみる
小説新人賞とネット小説の勝負どころの違い

小説新人賞とネット小説の勝負どころの違い

新人賞とネット小説(および市場)はかなり違います。

戦うときに力を入れるべきポイントが違うのですね。

その違いが分かると、勝負を有利に進めることができます。

今回は「新人賞とネット小説の違い」です。

小説は2つの面に分けられる何度か同じことを書いていますが、小説(商品)は以下の2つの面に分けられます。

中身(コンテンツ)

外見(パッケージ)

中身は文字通り、小説の本文です。

外見は

もっとみる
文章力を左右する語彙力|monokaki編集部

文章力を左右する語彙力|monokaki編集部

 こんな惹句が添えられた本が、本日日本文芸社から発売された。現役の小説家である秀島迅氏によって書かれたこの本のタイトルは『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』。
 「文章表現は語彙力が9割」と題された冒頭では「”ヒトゴコロ”を描き切る」「”人間臭い”描写技法」「外見・動作・声質の特徴出し」「名作とは語彙力の賜物」の4つのパートでわかりやすく解説されている。そして、本編は6つのパー

もっとみる
あなたの最初の読者からの手紙(編集者・松岡弘城)―文芸領域リレーエッセイ②

あなたの最初の読者からの手紙(編集者・松岡弘城)―文芸領域リレーエッセイ②

2023年度に新設する文芸領域への入学を検討する「作家志望者」「制作志望者」へのエールとして、作家、編集者、評論家の方がリレーエッセイとしてお届けします。

今回は文芸領域の教員で編集者の松岡弘城さんのエッセイをご紹介します。

あなたの最初の読者からの手紙
 前略

 あなた様におかれましては、作家をめざすべく、日々、研鑚を積んでおられるとの由、まことに頼もしく思います。

 そんなあなた様にと

もっとみる