2018旅する土鍋

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ちょっとブレイク「手づくりしているふたつのヨーグルトっぽいもの-ミニ土鍋でどうぞ-」

昨日はヨーグルトの日だったなんてつゆ知らず日常通り静かにホームメイドヨーグルトっぽいものを食べていた。

我が家は2種の「ヨーグルトっぽいもの」をホームメイド常備している。

ひとつめはケフィアヨーグルト。牛乳からつくる乳酸菌と酵母の共生発酵。ふたつめは豆乳と乳酸菌からつくるヨーグルトっぽいもの。ヨーグルト定義は「牛乳を原料に乳酸菌でつくるもの」だから…。ああ複雑だけど、気分で食べわけるだけ。ああ

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お礼に花の香りを!

旅する土鍋「新作と洞窟の町」

残念ながらというのか、生真面目な性格と効率的な計画性を持ち合わせていない。困りものであり、功を奏しているともいえるだろう。展覧会のたびごとに、あたらしいもの、見たことのないものをつくりだすわけだが、ここに計画性は通用しない。アイディアを探しにいくぞ!といって生まれるものでもない。経験や感情の「ストック」が一定量からあふれたとき、そこにこぼれるものであり、「こぼす」という抜け具合が必要なのだ。

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お礼に空からおいしそうな雲をひとつ!

旅する土鍋 「詞の旅②」

「皿の中に、イタリア」(著 内田洋子)

ご存知のかたも多いだろうこの本、カラブリア出身の三兄弟の魚屋と筆者の出会いと、料理や食材を介した人との交流がシズル感たっぷりに書かれている。内田洋子氏のイタリア関連本はいくつか読破したが、特段、この本は両手の指では足りないくらい読んだ、というか旅に何度も持ってゆく。ぼろぼろになったり、読み終わったものを旅先で譲渡したり、そんなことから何度も買い直してまた持

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お礼にちきゅうのかけらを!

旅する土鍋 「詞の旅 ①」

フランス系スイス人の友人と、夜な夜な話をしたことを思い出す。心をうごかされたバンド・デシネ作家であるカトリーヌ・ムリス。2015年1月7日、新聞社『シャルリ・エブド』の襲撃事件を免れたあと、苦悩の日々を送っている作家。

スイスからバンド・デジネやイラスト関係の厚くて重い本を2冊抱えて帰ってきたが、そのとき入手したかった本「La Légèreté」(軽やかさ)のイタリア語版を、スイス人の友人が送っ

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お礼に花の香りを!

「旅する土鍋2018」ケッパーの花とつぼみ

「黒オリーブはガエター産か?」と刑事が聞くと「もちろん!ケッパーはパンテレリーア島産だ」とレストラン店主が応えるシーン。なかなか主役にならない野菜だけれど、オリーブやケッパーにもこだわりを持っていて。黒オリーブやケッパーを入れる料理「タコのルチアーナ風」をオーダーするというところでは唾液があふれてくる。

上記は「刑事モンタルバーノ」というイタリアの刑事ドラマのワンシーン。毎回出てくる食事のシーン

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お礼にちきゅうのかけらを!

「旅する土鍋2018」マルケ編 ①列車の中のサンドイッチ

七人の女サムライ

イタリアの包丁はなんとも切れない。
「ねえ、さわこ~」とキッチンに入ったら、料理人さわこ氏が2本の包丁をカキーンカキーンといい音を立てて擦り叩いていた。
その姿に、オヌシ!と言ってしまったほど彼女はサムライだった。

B&Bラ・シェンテッラのオーナーであるロベルト フェレッティ氏が昨年から企画してくださっている「旅する土鍋」のマルケ版。去年のイベントに続き、今年は参加者がもっと

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お礼に花の香りを!

「旅する土鍋2018」ねこまんまとパッパ

“イタリアは食材に恵まれているから何でもおいしいのよね” つい言ってしまいがちな言葉だが、海外至上主義に向かうべからず。同じ食材や味を求めたり、レシピを極上になぞらえようとするから「ムリ」が発生するわけで。それは日本に住みながらつくる毎日の食事、そして生き方も同じ。

おいしいものだけでなく、モノをつくるのも同じ。

少し前も書いたが、なにを求めて我を批判し、至上主義に迫るのか。なにを求めて自虐的

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お礼にちきゅうのかけらを!

「旅する土鍋2018」 晩餐会の寸景と祝詞

スプマンテのポンッ!という音と、賞賛の言葉と喝采がとぶ瞬間は、映画を観ているようで。

「旅する土鍋」は人生の岐路にも遭遇するわけで、カラブリアの家族の息子のお祝い晩餐について。 

(写真:フィンガーフードやミニドルチェ!)

カラブリアの家族にはふたりの息子がいて、先日の記事は歯科医になった次男とのツーショット。今回は、整形外科医の専門学位を取得した長男の授与式と研究論文発表会のため大学へ。論

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お礼に鳥の声を!

「旅する土鍋2018」チャンボッタとかチョケチョとか?!

「チャンボッタ」

オチャラケたくなるようなるような名前の料理は、どちらも「カポナータ」や「ラタトゥイユ」に類似し、カラブリア州に限らず、ローマ以南で名前や材料を変えて『ごった煮』として肩ひじはらずつくられている家庭料理。この夏もカラブリアのマンマがつくってくれて無論美味。レシピも書いてくれたが覚えられるほど特別なことはない。使う野菜も前者の2つに似ているが、酢を入れる前者とは異なり、葡萄酒も入れ

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お礼に雨のしずくを!

旅する土鍋2018 -遥かなる時の旅-

2018/08 カラブリア州 コリリアーノカラブロ

ワレモノである同行者は、焼しめられた大きく頑丈な図体でありながら繊細な心の持ち主なのだ。移動が多い「旅する土鍋」は体力勝負であり、梱包しっかり丁寧に、忍耐強く彼とつきあわなくてはならない。

去年にひきつづき、今年も「旅する土鍋」と一緒に15時間強バスに乗ってミラノからカラブリアへ。車内では、運転手がダンボールから無造作にタラッリ小袋を配り、

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お礼に花の香りを!