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#93【事業本部長インタビュー(前編)】“建売の伝道師”になる! 自ら上昇気流をつくる強メンタル本部長に続け!

みなさんこんにちは。
今回はタカマツハウスに6つある本部のひとつ「設計施工統括」のトップ、緒方本部長のインタビューをお届けします。使命感を持ってレールを敷く“建売の伝道師”の施策と、明日からみんな活用できる仕事の極意にも注目!
※今月より第2・第4火曜日にお届けしていた「インタビューシリーズ」ですが、火曜日の配信を廃止し、毎週金曜日の配信への変更させていただいております。


【プロフィール】東京本店 設計施工統括本部 本部長 緒方 知之(おがた ともゆき)

1978年8月12日生まれ。仕事関係の人からはA型ですか? とよく聞かれるきめ細やかな仕事っぷりが素晴らしいB型。長野県松本市出身。2023年1月1日入社。設計施工統括本部、本部長として設計部と工事部を束ねる。

【入社経緯】実は転職は全く考えてなかったのですが…!

―入社経緯を教えてください
前職は埼玉が本社のハウスメーカー「ポラスグループ」に19年間勤務しました。順調にキャリアを積めていたので、実は転職は全く考えていなかったんです。なんとなく30代の頃に登録していた転職サイトからの突然のオファーで私の人生は変わりました。一昨年の7月にお話を頂き、9月に転職を決め、昨年2023年1月1日にタカマツハウスの設計施工統括本部、本部長として入社しました。

―転職しようと気持ちが変わった決め手は?
今までのキャリアを振り返ってみると、赤字の組織を黒字にしたり、新しく支店を立てたり、そういうことの責任者を多く経験してきたんです。当時、管理職や支店長になった今、この先もう広げるフィールドはないのかも? と思い始めて。タカマツハウスからお話を頂き、出来上がった大きい組織よりも、スタートアップでつくりあげていく方が自分には向いているのでは? と気付いたんです。内容的にも興味深くて。それまではハウスメーカーの3大職種「営業・設計・工事」の「工事」部分が専門で、お客様の要望に沿ったものをつくってきました。ですが、タカマツハウスは建売なので、「営業・設計・工事」の全ての工程があり、金額から性能やデザインまで、全てをまだ見ぬお客様のニーズを考えながら、自分たちで決めて作っていくことができる。仕入れから引き渡しまで全てに携われるという新たなフィールドが、面白そうだなと思ったんです。

【現在】強メンタルで第3フェーズへ突入!

―2023年1月タカマツハウスに入社後、どんなことに取り組みましたか
入社当初は、まあ、大変だなと(笑)。大きな会社の用意されたポジションに就く感じではないので、自分でも動ける人じゃないとできない仕事だったと思います。入社してからの1年間で、大体5ヶ月位のフェーズで求めるものが変わっていきました。仕組みが整っていなかったので、最初の5ヶ月は工事の【仕組みづくり】。人も今より少なく盤石ではなかったので、工事部長も兼務し、プレイヤーに戻って実際にやりながら、試行錯誤してつくりました。

仕組みができ、次の第2フェーズでは、【法律を守るにはどうしたらいいか】、【デジタル化するにはどうしたらいいか】などを5ヶ月間プレーヤーをやりつつ整えていきました。このフェーズで、工事部長や検査員などの人材も増えたので、引継ぎをしながら現場へ落とし込んでいきました。

そして今、第3フェーズに入りまして。自分が現場に行くことはほとんどなくなったので、今は【工期を縮めるにはどうしたらいいか】、お取引業者が増えてきたので【取引業者とどうお付き合いしたらいいか】、そして、現場ばかりで手つかずだった【事務処理】もやっとできるようになりました。フェーズで内容が変わるのは、大変ですが新鮮で面白いですね。
振り返ったら変わっているのが一目瞭然だったので、それを感じた時の達成感もモチベーションに繋がりました。

―1番大変だったことは?
新しいことを始める時、やりながら進めてしまう方なんです。前例がないことなので、反発が当然ありますよね。本当は反対がないよう何事も下準備が必要なんでしょうけど、そういうのが苦手で。そんな中進めるのが大変でした。でも、今までも結果で示してきたので、今回も何を言われてもめげずに突き進むのみ。もはや、それは長所だと思っています(笑)。他社の人と交渉したりするのも得意な方で、心臓も心も折れないメンタル強めなタイプです。

【仕事の極意】記憶に残す言動のコツ、あるんです。

―仕事をする上で大切にしていることを教えてください
「現場・現物・現実」三現主義ですね。何事にも通じる一番大事なことだと思っています。問題が起きたら現場に行く。判断しなきゃいけない時も現場に行く。システム導入の時も、やってみろではなく自分でやってみる。そうすることで、すぐ問題点がわかり、出戻りも少ないんですよね。

―人との接し方で心がけていることはありますか?
前職では200〜300人の前で話したりすることがあったので、【登壇時のインパクトの付け方】は勉強しました。例えば、登壇時は、なるべくかかとの音を響かせてゆっくり歩く。登壇した後は、必ず3秒ぐらい話さず注目されるのを待つ。みんなが「あれ? 何事かな?」となった時に第一声をはじめる。この辺は基本ですよね。多分スピーチの勉強してればみんな知っていることです。でも、そういうことを実践していました。自分の声を録画録音して勉強したりもしましたね。今は人前で話す機会もなくなったので使ってないですが。

今は【人の動かし方】【いかに記憶に残すか】を、気をつけています。人間は目からの情報の7割8割が記憶に残る。いくら口頭で一生懸命伝えても、残念ながら記憶にはほとんど残らないんですよね。なので、スライドや写真など資料を見せてから話を始めるんです。そうすると映像と言葉がセットで記憶が残りやすいんです。人と話す時もそうですけど、立ち話になったとしても、資料を見せながら「この件なんですけど、〜〜〜〜。」と、口だけではなく【目からの印象をつける】ようにしています。それと、【結論から伝える】ことも心がけています。報告なのか、相談なのか、上申なのか。そうすることで、相手も報告なら気楽に聞く。上申なら身構えて聞く。話の内容に集中してもらいたいので、心構えをしてもらう時間を最初に作るようにしています。

【タカマツハウスの魅力】上昇気流と共に歩みたい。

―タカマツハウスの魅力を教えてください
まだまだ伸びしろがあるところです。私は純粋にその上昇気流と共に歩みたい。計画数値もそうですし、社内の雰囲気もいいですよね。活気があって。失敗に対して怒るだけではなく、どうしたらできるようになるか、そちらの方に力を注げる考え方がいいですね。それは社長の考え方が社風になっているように思います。だから組織が大きくなっても続いていくような雰囲気があります。社長の考え方が浸透して、会社のカラーになっていますね。

【今後の目標】“建売の伝道師”になる!!

―今年の目標を教えてください
ふたつあります。ひとつめは、「建売」の比率を高めること。タカマツハウスは、「土地」と「建物(建売)」の2種類の商品を扱っているのですが、家を作る「ハウスメーカー」として大きくなっていけるよう、もっと建売を増やしていきたいです。商品企画部など建売のための社内の部門の経営をしっかりまわしていけるよう成長していきたいです。そのために社内で建売が進めやすい仕組みや環境を確立していきたいです。一番大きな私のミッションですね。

そのトリガとして、しっかり学べる研修の導入、そして仕入営業と販売営業向けに月2回のメルマガ配信をはじめました。仕入営業でも建売出身ではない人は、用語が通じない時があるので、そういう用語的なことも伝えていければと思っています。メルマガは私が書いているのですが、こだわりがありまして。資料として作り込みすぎず、移動中にさらっと読めるくらいの文章量と記憶に残る画像を入れています。読み物的な感覚で読んでもらえたらと。添付ファイルにすると開かない人もいるかもしれないので、メールのテキストで作成しているのもこだわりのひとつです。社員が学びやすい環境をつくる“建売の伝道師”になります!

ふたつめは、第3フェーズで取り組んでいる【工期をどう縮めたらいいか】です。現状、土地を仕入れてから完成するまで時間がかかっています。それをできる限り短くしたいです。そもそも仕組みから変えていかなければいけないこともあるので、現状だとかなり難しいです。例えば、お取引業者さんへの見積を総括契約にしたり、ある程度のリスクをとりながら図面作成開始作業を前倒ししたりすることで日程が短縮できたりします。ひとつひとつの工程を見直して仕組みを変えていくのですが、最短で実現していきたいです。

それを積み重ねて5年後、10年後、大手ハウスメーカーさんのような、自社設計や自社施工もできるような会社になりたいです。そうすると自分たちのルールで単価も決められるのでもっと早くなりますよね。物件の種類も邸宅と言われる高いものから、手に取りやすい価格帯の30棟位の現場で町並みもつくれる、など。ありとあらゆることができるような会社になっていきたいです。更なる成長が必要ですが、その一歩となる世田谷の物件がスタートしました。これからデザインを決めて着工です。そういう実績と経験をもっと増やして、ハウスメーカーとしてタカマツハウスが成長していくために“建売の伝道師”になります!

【まとめ】

緒方本部長は上昇気流と共に、とおっしゃっていましたが、第3フェーズの【建売の伝道師】として取り組み自体が上昇気流を作っているように感じました。仕事の極意は真似しやすい内容だったので、印象付けたい時にぜひ取り入れてみてくださいね。レールを敷いていってくださる緒方本部長の取り組みを活用し吸収しながら、個人としても、会社としても、目標に向けて成長していく1年にしましょう! 後編では、知られざるプライベートについて迫ります。お楽しみに!

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