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「地頭」って言葉、使いますか?
地頭。あまりにも漠然とした概念のため、私自身このような言葉を人に使うことはしません。「地頭がいい」と言われても、どの能力が優れているのか判りませんし、感覚的に理解したつもりになっている思考停止状態だと感じるのは私だけでしょうか? もっと言ってしまうと、採用の評価時にこのような言葉を使われると、その人の地頭が心配になります。
そんな曖昧な言葉をSTUDY HACKERが取り上げていたのでご紹介しま
「自分はどうしたいのだろうか?」を考えるヒント
キャリアカウンセリングでは、「答えは自分の中にある」というスタンスで相談者の「答え」を引き出す支援をします。
キャリアコンサルタントとはいえ自分自身も、よくキャリアについて迷い悩みます。「自分は本当はどうしたいのだろう」「この選択は正しいのだろうか」など…
私は自問自答を繰り返して自分の中で意見を闘わせることが多いですが、自分だけで考えるよりは聞き手がいた方が自分の考えを整理したり言語化したり
性別は58種類ある!?
社内でLGBTQ研修などがありますが、最近、それだけでは分からないことがたくさんあるんだなぁと感じました。
お気に入りのNHKハートネットTVは録画して全部見ていますが(会社を早期退職して社会福祉士を目指している友人から「変わり者だ」と言われました)、先日はLGBTQ+について。+(プラス)が付いたということはさらに多様性の認識が増しているということですね。ざっくり分けると「LGB」は「どんな人
不確実な時代って、いつの時代もそうだよね?
ダイヤモンドオンラインで、池上彰さんの特集がありました。
その中で、「いつの時代も『不確実性』に満ちている」というくだりがあり、自分が引っかかっていることが表現されていました。
現在はVUCA(不確実性が高く将来の予測が困難な状況)の時代とよく言われます。社会やビジネスにとって未来の予測が難しくなっているため、めまぐるしく変化していく世の中に対して柔軟に対応していく必要があります。
確かにそうな
キャリアのサバイバル術
今週、キャリアコンサルトの更新講習(5年ごとの更新条件として、一定時間の講習受講が義務付けられています)を受けてきました。
テーマだった「キャリア・サバイバル」は「キャリア・アンカー」診断の生みの親エドガー・シャインが唱えた概念です。要は、キャリア・アンカーという価値観は、環境や組織のニーズと調和させていかないと活かせないという考え方です。自分の価値観だけでキャリアは築けません。
ドイツの有名
自分の強み、知っていますか?
いま、セルフ・キャリアドック(会社内の総合キャリア施策)でストレングスファインダー(クリフトンストレングス)というものを使ってワークショップを行っています。
これは、米国ギャラップ社が開発した診断ツールで、Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の資質・強み・傾向性を見つけ出すことができるものです。
34の「資質」のうち、上から10番目くらいまでの資質を“上位資質”と呼び、人の強みの素に
本当のダイバーシティ〜みんな違ってみんなええやん〜
いきなりすみません。
一度聞いたら脳内でヘビロテしてしまう、たこやきレインボー「RAINBOW ~私は私やねんから~」の一節です。元は金子みすゞさんの詩からでしょうが、まさに、英語で言ったらダイバーシティですよね。
多くの企業でダイバーシティの取り組みが進められていますが、もっぱら仕事・子育ての両立支援や女性管理職推進といったジェンダー問題となっているのではないでしょうか。もちろん重要なことです
社交不安症の認知行動療法
先週、放送大学で「社交不安症の認知行動療法」の授業を受けました。
放送大学は通信制なのでテレビ・ラジオ(学生はネットもあり)受講が中心ですが、スクーリング的な「面接授業」も充実していて、2日間で5,500円と破格の授業料で受講できます(一般企業主催のセミナーだと10倍くらいかかりますよね)。
今回は事前にテキスト(自分で治す「社交不安症」)を購入し、目を通した上で受講しました。
まずは、認知行動
テレワークと精神的健康
今日、日本心理学会より雑誌が届きました。
日本心理学会会員のため、『心理学研究』や『心理学ワールド』などの雑誌が届き、最新の学術的知見に触れることができるのはありがたいです。昨年、日本心理学会認定心理士となり、今年の4月から正会員となりました。認定心理士を取得しても役に立たないという声もありますが、そもそも資格は活かしてナンボです。「認定心理士になる」ではなく「認定心理士を生きる」くらいの心構えで
新しいキャリアを築くための土台
『今すぐ転職を考えていない人のための キャリア戦略』という本を読みました。「キャリア」というと就職活動の時に考えるものというイメージをもっている人がまだいるようですが、そうではないんだよというメッセージもタイトルに込められていると思います。この本の中で「キャリア資本」という言葉が出てきます。平たく言えば、今後のキャリアに役立つ資本ということです。これは、仕事で得られるスキルや勉強して得た資格などに
もっとみるエンゲージメントって何?
(ワーク・)エンゲージメントという言葉を耳にされたことはあるでしょうか?
マーケティングに携わっている方であれば「企業の商品やサービス、広告宣伝など、ブランドが顧客を引き付ける力」というイメージをもたれているかもしれません。(ワーク・)エンゲージメントは、マーケティングでいう企業(ブランド)と顧客との関係をイメージすると理解しやすいかもしれません。
ワーク・エンゲージメントとは、組織や仕事に対し
会社で見られる防衛機制
「防衛機制」という言葉をご存知でしょうか。
かの有名な精神分析学者S.フロイトの娘、アンナ・フロイトによって定義された自我を防衛するための様々な行動のことです。フロイトは10種類の防衛機制を取り上げていますが、現代経営学の大家C.アージリスは、これをベースに企業内での防衛機制を多数提示しています。
誰しも防衛機制はありますが、程度が大きいと個人や組織の成長を妨げる要因となります。以前お伝えしたバイ
「キャリア」ってなに?
今でこそよく耳にする言葉ですが、一体、何なのでしょう?
「キャリア組」「キャリアに傷がつく」という言葉などから、会社で出世すること、成功することというようなイメージがありますが、それはキャリアのほんの一側面(外的キャリア)にすぎません。キャリアという言葉は多様で様々に定義されていますが、下記が比較的平易・簡潔にまとめられた定義だと思います。
「自分自身への継続的な気づき」「自分らしさを発揮する」
「大人の学び」をしていますか?
「いままで何を学びましたか?」と尋ねられた時に、大学や専門学校での経験を語る方は多いと思います。20代であればまだ記憶に新しいですが、30代、40代、50代になると、だんだん語ることが恥ずかしくなってくるかもしれません。
とはいえ、働きながら学ぶのはなかなか大変なことです。
たいていの企業では最低限の研修が用意されている程度なので、キャリアを意識した自己研鑽をするには仕事の前後や週末を利用して新