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「大人の学び」をしていますか?

「いままで何を学びましたか?」と尋ねられた時に、大学や専門学校での経験を語る方は多いと思います。20代であればまだ記憶に新しいですが、30代、40代、50代になると、だんだん語ることが恥ずかしくなってくるかもしれません。
とはいえ、働きながら学ぶのはなかなか大変なことです。

たいていの企業では最低限の研修が用意されている程度なので、キャリアを意識した自己研鑽をするには仕事の前後や週末を利用して新しい知識や技術を習得する必要があります。優良なキャリア指南書である『ライフ・シフト』では日々のレクリエーション(娯楽)をリ・クリエーション(再創造)に変える必要を説いています。

学ぶこととスキルを身につけることは関係が深いですが、スキルは大きく以下の3つに分けることができます。このうち、会社や業界が変わっても通用するスキルを「ポータブルスキル」(持ち運びできるスキル)と呼びます。

・コンセプチュアルスキル(物事の本質を見極めていく力)
・ヒューマンスキル(対人関係能力)
・テクニカルスキル(業務遂行能力)

日々の業務に必要なテクニカルスキルは比較的短期で身に付きますが、コンセプチュアルスキルやヒューマンスキルは短期的な研修ではなかなか身に付きません。継続的・長期的な学習が必要です。

手軽に継続的・長期的な学習を支援するツールとしては、SchooやMOOCs(日本ではJMOOC《無料》)などがあります。一つひとつのコンテンツが短めで、空き時間を利用して学べる「マイクロラーニング」の仕組みを取り入れているものが多いです。ぜひ、興味の持てそうなコンテンツを探してみてください。

ちなみに、私のお勧めは放送大学です。
興味のある分野さえあれば格安で受講でき、れっきとした大学なので学位も取得できます。入試はありません。
基本的にはテレビ・ラジオ放送なので、タダで視聴もできます(もちろん学位は取得できませんが)。英名が「The Open University of Japan」なので懐が深いのです。私はここでガッツリ心理学を学んでいます。実地での授業もあるので、実験や検査法などは週末にリアルで受講します。

大人の学びの機会は至る所にありますので、興味のある分野で色々と調べてみてはいかがでしょう。意外な発見があるかもしれません。

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