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自分の強み、知っていますか?

いま、セルフ・キャリアドック(会社内の総合キャリア施策)でストレングスファインダー(クリフトンストレングス)というものを使ってワークショップを行っています。
これは、米国ギャラップ社が開発した診断ツールで、Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の資質・強み・傾向性を見つけ出すことができるものです。
34の「資質」のうち、上から10番目くらいまでの資質を“上位資質”と呼び、人の強みの素になると考えられています。

資質の組み合わせは人それぞれ。
自分の特徴を理解しつつ、他の人の資質も理解し受け入れる。まさにダイバーシティですね。
この診断の良いところは、SPIなどの適性検査とは異なり、資質を強みに変えていくというポジティブで暖かい視点を持っているというところです。キャリアデザインとの親和性がとても高いのです。
ちなみに、私のトップ5資質は以下。

1.学習欲(学ぶことが大好きで、たえず向上したいと思っている。結果よりも学びのプロセスの方にひかれる)
2.着想(アイディアに魅了される。見た目には共通点のない現象に、繋がりを見つけることができる)
3.個別化(個々人の独特な資質に好奇心をそそられる。違いを見つけ活かすことで、さまざまな人が一緒に生産的に働く方法を探し出す)
4.最上志向(個人や集団の優秀さを伸ばす手段として強みに注目する。すぐれたものを最高のものに変えようとする)
5.収集心(もっと知りたいという渇望を持っている。気になる情報はあらゆる種類を集め、役に立つと思うと捨てずに保管しておく)

このような資質を強みとしてどのように活かしていくか。ワークショップの中で掘り下げていきます。また、自分の資質を価値観(キャリア・アンカー)と結びつけて考えるともう少し違った景色が見えてくるかもしれません。

強みや価値観を認識すると、自分の興味あることややりたいことに対してどのようにアプローチしていくかを考えるヒントが見えてきます。ただ、人によっては興味あることややりたいことがすぐに見つからない場合もありますし、数年先のことなんて分からないという場合もあります。

キャリアを考える上では、「登山型」「トレッキング型」「川下り型」などいくつかのタイプがあります。
「登山型」の目標はただ一つ「登頂」であり、その結果を得るために寄り道せずあらゆる努力をしていく。
「トレッキング型」は明確な目標があるわけではなく、山の中を回遊して自分のお気に入りを探すといった活動そのものを楽しむ。
「川下り型」は川の流れに身を任せつつ、その時々の状況に対処していく。

いずれにしても、自分についてより深く知り、自分の歩んできた道のりを振り返り、意味づけることが、今後のキャリアを考えていく上で大切になります。

あと、行動することです。人は行ったことがない所に行くなど探索の度合いが高い場合に、より幸せを感じるという研究データもあります。何か気になる、面白そう、といったことがあれば、まず飛び込んでみることです。好奇心は自分の可能性を拓くセンサーなので、色々な世界を巡ってみる(未経験の世界を覗いてみる)と面白い偶然が待っているかもしれません...

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