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「自分はどうしたいのだろうか?」を考えるヒント

キャリアカウンセリングでは、「答えは自分の中にある」というスタンスで相談者の「答え」を引き出す支援をします。
キャリアコンサルタントとはいえ自分自身も、よくキャリアについて迷い悩みます。「自分は本当はどうしたいのだろう」「この選択は正しいのだろうか」など…

私は自問自答を繰り返して自分の中で意見を闘わせることが多いですが、自分だけで考えるよりは聞き手がいた方が自分の考えを整理したり言語化したりできます。そうすることで無意識下のものが意識に上り、自覚することにも繋がるのです。
語り(ナラティブ)を通じて自分が納得できるストーリーを構成することが大切です。

「自分はどうしたいのだろう」を考える際に役立つ基本的な方法として、憧れの人は誰か?や座右の銘は何か?などを思い返すというものがあります。自分が好きな(好きだった)アーティスト、著名人、アニメのキャラクター、雑誌、本、テレビ番組、などを片っ端から挙げて「好きなものリスト」を作り、そこから何が見えるか想像します。その人物の、書籍の何が好きだったのか、それはどうしてか?など。その際に子供の頃のエピソードや抱いていた夢などを織り交ぜて、点を線で繋いでみます。
このように、具体的な要素やストーリーから抽象的なテーマを抽出し、未来に向けた大きなストーリーを紡いでいくのです。

慣れないと難しいかもしれませんが、できるところまで進めてみて、行き詰まったら誰か(キャリアカウンセラーが身近にいればベストですが)に話を聴いてもらってみてください。アドバイスなどは不要です。ただひたすら聴いてほしいと頼んで相手に語りかけてみると、何かが発見があるかもしれません。

ちなみに私の座右の銘は、
「意志あるところに道は開ける」
Where there's a will, there's a way.
です。

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